■遺跡概要
兵馬俑坑(兵馬俑博物館):西安 始皇帝陵 万里の長城 その他の王墓(名前未チェック)
★懐かしの写真
昔の始皇帝陵は雑木林に囲まれた普通の小山でした。 頂上までの階段もないし、駐車場もないし、大きな石碑もなかったです。 白く見える屋台はミヤゲ物屋で、当時は動物の毛皮や古物などを売っていました。
■総評
前半、加藤雅也の解説でめぐる西安や遺跡なんかがスゴク良くて、久しぶりに楽しそうな番組になりそうと思いました。 特に鶴間先生が出演しての遺跡解説は面白く、マッタリと始皇帝の偉大さに触れることができました。 しかしスタジオで司会進行を仕切る二人はダメでしたね。 何故「加藤晴彦」が出てるのか不思議です。 鶴間先生と陳瞬臣さんという豪華なゲストを呼んでおきながら、間の悪い問答と寒いギャグにトホホでした。 あれなら鶴間先生に司会を頼んだ方がよっぽど実りのある番組になったと思います。
★兵馬俑坑
相変わらずの壮大さ。観光客も多いみたいです。 私が訪問した時はまだショボかった2号坑、3号坑もかなり発掘が進んでいました。 銅車馬の発掘当時の映像はちょっとショックでした。 あんなにボロボロな姿で発掘されたとは…。 復元する作業員の根気強さにはまいりました。
★地下宮殿
CGを使った地下宮殿の様子は面白い…というよりイメージと違っていました。 水銀の川ってあんな庭園風に流れていたのかな? 私はてっきり郭を守るための施設だから、四角く中央を取り囲んでいるのかと思っていました。 それにしても地下に伸びる大空間は迫力あります。 あれだけの土木事業をさせた始皇帝の権力は絶大ですが、建設作業員や俑の製造職人等々に払ったお金に目を向けると、いやはやトンデモナイ金額になりますね。 本当にスゴイと実感しました。
★再現ドラマ
番組の後半が再現ドラマになっていたのは、遺跡好きからするとちょっと物足りないです。 この手の番組はどうも「人間ドラマ」でお茶を濁す傾向があるので、どうしても番組を見終わってから感じる充足感は60%位になっちゃいます。 最後の最後まで徹底的に秦の土木技術や思想、宗教などを解明する方向に話を進めてくれたら良かったのに…と思います。
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