■遺跡概要
エルサレムに残る聖地あれこれ(イスラエル)
★へっぽこ絵
エルサレムの美味といえば、「ファラフェル」 ひよこ豆のコロッケとコーラが貧乏旅行者には最高のご馳走でした。
■総評
映像がこじんまりし過ぎていた! 一歩踏み込んだ、独自の視点がなかった! 見終わった後、何を見たのかすぐに思い出せないほど、印象のない内容になっていた!
■エルサレムは多数の宗教が混在しているので、紹介しにくいのは分かりますが、それが足かせになってしまったのか、どうも中途半端な内容となっていたと思います。 とにかく遺跡が出ない! もっと城壁が見たかったのに、「嘆きの壁」をざっと撮して終わっていたのはいかがなものか? あの回りには発掘途中の遺構も残っているのに、それがチラっとしか出ないのはつまらなかった。 それとオリーブ山の谷底には古いお墓も残っているのに、それさえも撮してくれないのは自分的には衝撃でした。
■キリストの半生を追うなら、もっとイスラエル全土を回っても良かったのではないでしょうか? エルサレムに固執するあまり、ナレーションで済ます場面が多かったように思いました。 かと思ったら、なぜかイタリアにある「最後の晩餐」なんか引っ張ってきて、「復元された室内」をご丁寧に紹介するのは何故?意図が分かりませんでした。
■岩のドームを舐めるように撮してくれたのは嬉しかったです。 やっぱり近くで見ると、その美しさに言葉を失います。 青い空に金のドームが素晴らしく映えていました。 そしてドームに流れるアザーンを告げる声の素晴らしいこと! まさに美声!! 聞き惚れてしまいました。
■教会内部の撮し方にダイナミックさがなかったように思います。 確かにどの教会も狭いんですが、自分の目で見た印象とカメラとではかなり違っていました。 特にゴルゴダの丘にクイが刺さっていた穴のシーンは、狭苦しい撮し方で、神々しさが目減りしていました。 あの★っていうか穴も素晴らしいけど、周囲に吊り下げられたランプの儚いともしびなんかも考慮して欲しかったです。
■自分が訪れた時と少し変わったのだろうか…と迷路のような旧市街を食い入るように見たけれど、何も変わっていなくてホッとしました。 私が滞在していた時は商店ストライキとか催涙弾で目をやられた人が宿に帰ってきたり…。 なんだか物騒な気配がする街でした。
■コプト教の礼拝所が聖墳墓教会内にあったのには驚きました。 正直、知りませんでした。 なんだか肩身の狭い雰囲気が流れていましたが、原始キリスト教の一つに数えられるコプト教の祭壇なんかは、興味深いシンボルなんかもありそうなので、重点的に紹介して欲しかったです。
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