遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■古代発掘ミステリー 秘境アマゾン巨大文明☆-2006年3月13日(TBS)
blo_18b.gif■遺跡概要

ロマ・パンチョ・ロマン遺跡(今回のメイン遺跡)
カラル遺跡(リマの北200km)
ティワナコ遺跡(ボリビア)


へっぽこ絵

発掘された謎の巨人骨。身長180センチ以上!
歯のDNAを調べたら、モンゴロイドに近い人種だということが分かりました。
でもこの時代(3000年前)のモンゴロイドは154センチくらいなので、この高身長は不思議だと言っていました。
なぜか”うつぶせ”で埋葬されていたそうです。
時代は違うけど、近くから発掘された遺骨も”うつぶせ埋葬”だったそうです。
そういう特殊な埋葬形態を聞くと「魔封じ」とか勘ぐりたくなります。
でも衣服の痕跡がないってことは、裸で埋葬されたってことなんですよね…。
やっぱり生贄とかなのかな…。


総評
監修の実松先生に味があった!
久々に新しいキャラ登場って感じでした。
考古学系の番組に登場する監修の先生ってどの人も”いぶし銀”の魅力はあるけれど、この先生はもうちょっと独特なオーラがあって、ちょっと好きかも…です(笑)

日比野さんはアーティストとしては素晴らしいけど、遺跡のレポは………。
言葉で表現する職業じゃないから仕方ないけど、今回は印象的な感想もなかったのがつまらなかったです。
ただスケッチした絵が素晴らしかった!
やっぱ画家は絵で語るよね〜。
もっとスケッチを番組内で採用する方が、印象度も違うと思います。


テーマ曲が印象的で、番組を盛り上げていましが、なんと『GARNET CROW』が歌っていたんですね。
昔から好きだったんですが、新しい魅力発見!! って感じでした。


blo_18b.gifその他、珍しいモノ
登場するすべてのモノが目新しくて、ウキウキしました。
人骨は見慣れているけれど、うつぶせ埋葬方法や次から次へと出土する大量の人骨など、最初から「おおぉ!」と唸らせるシーンの連続が嬉しかったです。
そしてあの地上絵の正体や四角い人造湖の謎をデータを元に丁寧に謎解きしてくれたのが嬉しかったです。
しかし四角い湖が2000個とはすごい。
できればあの湖でどんな魚を養殖していたのか、そこまで踏み込んでもらえると、さらに興味が湧いたかも。
やっぱり”ナマズ”かな〜。白身だけど網焼きするとウマイよね。


インカの黄金伝説と「モホス大平原」のつながりを追う視点も面白かったです。
インカの黄金はプレインカ時代の文明から受け継いだ…という説もあるんだけど、その辺とのすりあわせはどうなっているんだろうと気になりました。
ただ「昔は大きな固まりの金がとれた」という一言に衝撃!
ま、あれだけの黄金製品が作れるってことは十分な金が手に入っていたという証拠だものね…。
金がゴロゴロ…。見てみたかったです。


今後もこの発掘を追っていくんでしょうね…楽しみです。
いつかは出土物が日本で展示される日も来ると思いますが、その時は忘れずに巨人の骨も持ってきて欲しいです。
あの立派な「歯」がすごく気になるので、生で見てみたいです。

その他遺跡番組

 ■探検ロマン世界遺産 ほほ笑みの都 〜タイ スコータイ・アユタヤ〜☆-2006年3月9日(NHK)
blo_17.gif■遺跡概要

スコータイ
アユタヤ


★へっぽこ絵

マッタリとした微笑みのスコータイの仏像。
口角がきゅーっと上がっているのが特徴です。


総評

同じに見えてしまう『スコータイとアユタヤ』の遺跡を歴史的背景や商業の観点から比較していたところは分かりやすくて良かったです。
僧になってしまった息子と母のエピソードは、この番組にしては淡々と紹介していて、珍しいな〜と思いましたが、無駄がない分、グッと来ました。


スコータイ

優しい国だったんだなぁ〜と思いました。
今までタイの仏像の顔は威厳より親しみやすさが全面に出すぎていて滑稽な感じさえ受けていたんですが、この番組で見方が変わりました。
僧に寄進する人たちの素朴なコメントも良かったです。
仏教の素晴らしさを改めて認識することができました。

blokanso_004.jpg写真は私が撮った『アチャナ仏』です。
観光した時は濡れていたのか身体全体が黒っぽく地味な印象だったので、テレビの白い姿を見た時は驚きました。


アユタヤ
仏像=王の分身
言われてみると確かにそうだな〜と。
国の豊かさを見せつけるだけでなく、王の分身として仏像を飾り立てていたなんで、思いもしませんでした。
いや…うっすら感じていたけれど、きちんと説明されると、アユタヤ王という人柄が見えてきて、アユタヤ遺跡への思いもちょっと変化しました。


その他
僧になった息子と母の会話はなんだか不思議でした。
お互い、言いたいことはあるんだろうけど、あえてそれを避けているような態度が分かりすぎるくらい見えていました。
息子がなぜ出家したか、母は分からないと言っていましたが、この再会で納得することが出来たんだろうか…。
母に徳を積ませるために出家した息子の気持ちがまっすぐ伝わるといいな…と思いました。

探検ロマン世界遺産

 世界遺産 マサダ☆-2006年3月5日(TBS)
blo_16.gif■遺跡概要

マサダ(イスラエル)
エルサレム旧市街(イスラエル)

★へっぽこ絵

マサダ砦の全景。



■総評

対象(この場合、マサダ)をしぼって紹介してくれたので、じっくりと楽しむことが出来ました。
ヘリコプターを利用した空撮も迫力がありました。
でも素材の良さに助けられた感じもしました。


■私は死海は行ったけれど、マサダへは行っていません。
アクセス方法などがガイドブック(歩き方のフロンティア)にも書いていなかったし、日本では無名だったのでどんな遺跡なのかも分からない…という理由で訪問しませんでしたが、やっぱり行っとけば良かったと放送をみて思いました。
あの場所に2年も立てこもりが出来たというのが信じられません。
「水は? 食料は? トイレは?」などなど、どうやってしのいでいたのか興味あります。
番組ではまったくそれらに触れていなかったのが残念です。
ヘロデ王が人夫に水を下から運ばせていた…というのだから、とにかく「水」は相当貴重だったはず!
1000人の人間が1日に消費する水の量を考えると、まさに「奇跡」としか言いようがありません。
自分の目で1000人が暮らした日々の生活を確認したいです。


■ノンビリとした死海。青い空がマブシイ!
水に浮かんだ観光客があまりの気持ちよさで昼寝をしてしまい、対岸のヨルダンに流れ着いて困ったことがあった…なんて笑い話を地元で聞きました。
でも本当に身体が浮くんですよ〜ポッカリと。
水も綺麗で飲んでみたくなるんですが、そんなことしたらノドから火が吹き出てしまいます。
とっても塩からいです。
お肌に良いと日本で死海の塩が売られていることも驚きました。
でも現地の人が風呂に塩を入れていると言う話は聞いたことがないです。

TBS世界遺産

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