■遺跡概要
ロマ・パンチョ・ロマン遺跡(今回のメイン遺跡) カラル遺跡(リマの北200km) ティワナコ遺跡(ボリビア)
★へっぽこ絵
発掘された謎の巨人骨。身長180センチ以上! 歯のDNAを調べたら、モンゴロイドに近い人種だということが分かりました。 でもこの時代(3000年前)のモンゴロイドは154センチくらいなので、この高身長は不思議だと言っていました。 なぜか”うつぶせ”で埋葬されていたそうです。 時代は違うけど、近くから発掘された遺骨も”うつぶせ埋葬”だったそうです。 そういう特殊な埋葬形態を聞くと「魔封じ」とか勘ぐりたくなります。 でも衣服の痕跡がないってことは、裸で埋葬されたってことなんですよね…。 やっぱり生贄とかなのかな…。
■総評 監修の実松先生に味があった! 久々に新しいキャラ登場って感じでした。 考古学系の番組に登場する監修の先生ってどの人も”いぶし銀”の魅力はあるけれど、この先生はもうちょっと独特なオーラがあって、ちょっと好きかも…です(笑)
日比野さんはアーティストとしては素晴らしいけど、遺跡のレポは………。 言葉で表現する職業じゃないから仕方ないけど、今回は印象的な感想もなかったのがつまらなかったです。 ただスケッチした絵が素晴らしかった! やっぱ画家は絵で語るよね〜。 もっとスケッチを番組内で採用する方が、印象度も違うと思います。
■テーマ曲が印象的で、番組を盛り上げていましが、なんと『GARNET CROW』が歌っていたんですね。 昔から好きだったんですが、新しい魅力発見!! って感じでした。
■その他、珍しいモノ 登場するすべてのモノが目新しくて、ウキウキしました。 人骨は見慣れているけれど、うつぶせ埋葬方法や次から次へと出土する大量の人骨など、最初から「おおぉ!」と唸らせるシーンの連続が嬉しかったです。 そしてあの地上絵の正体や四角い人造湖の謎をデータを元に丁寧に謎解きしてくれたのが嬉しかったです。 しかし四角い湖が2000個とはすごい。 できればあの湖でどんな魚を養殖していたのか、そこまで踏み込んでもらえると、さらに興味が湧いたかも。 やっぱり”ナマズ”かな〜。白身だけど網焼きするとウマイよね。
■インカの黄金伝説と「モホス大平原」のつながりを追う視点も面白かったです。 インカの黄金はプレインカ時代の文明から受け継いだ…という説もあるんだけど、その辺とのすりあわせはどうなっているんだろうと気になりました。 ただ「昔は大きな固まりの金がとれた」という一言に衝撃! ま、あれだけの黄金製品が作れるってことは十分な金が手に入っていたという証拠だものね…。 金がゴロゴロ…。見てみたかったです。
■今後もこの発掘を追っていくんでしょうね…楽しみです。 いつかは出土物が日本で展示される日も来ると思いますが、その時は忘れずに巨人の骨も持ってきて欲しいです。 あの立派な「歯」がすごく気になるので、生で見てみたいです。
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