■遺跡概要
タッシリの壁画(8000年前〜2000年前)
★へっぽこ絵
タッシリの壁画といえば、この「白い巨人」でしょうね。 思ったよりサイズが小さかったです。もっと大きなモノかと思っていました。 この巨人に祈りを捧げている人達に興味を持ちました。 いったい何を祈っていたんだろう。
■総評 この「白い巨人」を見たくて、サハラ砂漠を一人で旅した私としては、お手盛り旅行の三宅アナウンサーに嫉妬しつつ、食い入るように画面を見ていました。 私がサハラを旅した時は「外国人排斥運動」まっただ中で、わざわざ砂漠の真ん中(タマンラセット)まで出掛けていったのに、旅行会社は休業、外国人観光客もいない、ましてや観光の拠点となるジャネットへの飛行機も飛ばずという有様でした。 タマンラセットまでたどり着きながらも遺跡観光を諦め、来た道を戻るのは辛かったですが、今日、あの岩山登山を見て、「行かなくて良かった」と心底思いました。 砂漠でのキャンプは本当にツライし、とにかくあの岩山登りは自分には無理だ。 行きは良くても帰りは筋肉痛で、数歩も歩けなくなるのが目に見えるよう…。 映像で見るだけでも満足できるお年頃になってしまったとボヤきつつ、たっぷり壁画を楽しめた今回の内容はとっても面白かったです。
■三宅民夫アナウンサー53歳! 最初は「おじさんがレポするの!?」と思ったのですが、なんかすっごく自然で可愛くて良かったです。 まるで少女のような雰囲気がありました。 言葉に押しつけがなく、素直な表情のためか、見ているこっちも感情を共感出来たように思います。 特にガイドさんと仲良さそうに笑いあっていた崖っぷちのシーンは何よりも印象的でした。
■岩に描かれていた絵の伸びやかな線は素晴らしいと思いました。 特に人物像には目が釘付けです。 あのフトモモが良い!! スッと描いてあるのに、肉付きの良さと筋肉の力強さが感じられて、「これが躍動感というヤツか!」と思いました。 身体にイレズミを入れている絵もありましたが、昔から身体を飾る風習があったんですね。
■岩山に溜まった水を飲んでましたね…大丈夫だったのかな? それにしても同じような風景、同じような岩がそそり立っているのに、ガイドさんには道がちゃんと見えていることに驚きました。 夜のキャンプで三宅アナがトゥアレグの人にターバンを巻かれていましたが、私もトゥアレグの人にターバンを巻いてもらった事があったので、その時の事を思い出しました。 ターバンを巻かれると、なんだか彼らと一歩距離が縮まったような気がして私は嬉しく思ったんですが、三宅アナはどうだったんだろう…。 しかし、アレだ…ターバンを巻くと誰でもカッコ良くなるものなんだな〜と分かりました。 三宅アナも20%くらい、カッコ良くみえました。
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