■遺跡概要
タフテ・ソレイマーン ペルセポリス 沈黙の塔(ヤズド)
★へっぽこ絵 ゾロアスターといえば「沈黙の塔」ですね。 ヤズドに着いたとき、まっさきに向かったのがここでした。 あいかわらずの青い空に感動です。
■総評
なんとも美しい遺跡です。 青いサファイアのような泉が荒涼とした土漠に湧いているなんて…まさに神に選ばれた土地だと思いました。 この清々しい土地で人々はどのようにして神と会話していたのか、とても気になりました。 それにしても訪問するのが大変そうな場所ですね。
■タフテ・ソレイマーン 泉を取り囲むようにした寺院が建っている場所を他にも知っています。 それはインドとパキスタンの国境に近い、アムリトサルという場所なのですが、ここにはインドのシーク教徒の聖地があります。 泉の中に金色の寺院が建っていて、えもいわれぬ音楽が一晩中奏でられ、とても美しいところでした。 タフテ・ソレイマーンの遺跡には、往時の面影は残っていませんが、当時はアムリトサルと同じように良い香りと美しい音楽に満ちた場所だったと思います。 こういう坪庭みたいな作りが好きな私としては、激しく心を揺さぶられる場所です。
■ゾロアスター教 不浄を嫌う人々が、遺体をハゲワシに喰わせた場所として紹介された「沈黙の塔」ですが、相変わらずでした。 家から見える距離にああいう場所があるというのは、どういう感じなんでしょうね。 ハゲワシがバーッと飛んできて、バーッと飛び去っていくのを見て、「終わったな…」と判断するんでしょうね。 ちょっと残酷な気もしますが、鳥の血肉になって空から自分たちを見守っていて欲しいなんて気持ちもあったんじゃないかと思いました。
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