■登場した遺跡・場所
ダハシュール北遺跡(エジプト)
★へっぽこ絵 今回の主役! 未開封の木棺です。 新王国時代のモノですが、色など良く残っていました。 3000年近く、暗い地下にいたのだから、突然光が差してきたときはビックリしたでしょうね。
■総評 今年は吉村先生に幸運の女神が微笑んでいるのか、大発見が相次いで、なにやらドキドキ&ワクワクの内容が多いです。 特に今回は発見→発掘に取材陣が立ち会っていたのも幸運を感じました。
■木棺とイパイとウイアイ イパイという人物の棺ではないかと言われていましたが、木棺に刻まれていた名前は『ウイアイ』でした。 いったいイパイはどこに眠っているんでしょうね。 イパイのトゥーム・チャペルの地下に眠っていた石棺が『メス』という人物のモノでした。 単純に考えれば、『メス』がイパイの墓を横取りし、空いた空間に石棺を納めた…というのが妥当な線なのですが、その掘り出した遺体をどうしたか…が問題です。 砂漠にぶちまけたか、それとも再び穴を掘って埋めたか…。
吉村先生たちは、出土した木棺には「ウイアイ」という名前が刻まれていたけれど、これは人を欺くモノで、ミイラには本当の名前が残っていると思っているみたいです。 アンケセナーメンの側近として活躍した人物なら、死後の安息をジャマしてやろうと悪い奴らが墓を掘り返すことはありえそうです。 木棺の開封は夏になるそうなので、楽しみです。
■土の中に置かれていた割には美しい装飾が残っていた木棺ですが、実際の重さはどれくらいあるのか気になりました。 あれもやっぱりレバノン杉なのだろうか…。 側面の処理とかキレイだし、内部も状態も気になるところです。
■アンケセナーメンが都を追われ、ダハシュールに逃げてきたという仮説は面白いなぁ〜と思いました。 彼女の墓でも出れば、それこそ世界が揺れるほどの大発見でしょうね。 ”はまじ”がアンケセナーメン役をやっていましたが、都落ちをした時の年令は…28歳くらい? 細身の”はまじ”だとちょっと可憐すぎるかな〜と思いつつ、細いアンケセナーメンっていうのも悪くないと思いました。 ホルエムヘブの手から逃れられた理由のひとつに、いかにもか弱く、生かして置いても害がないと思わせるモノがあったかもしれないし。 今回のふしぎを観て、ますますアンケセナーメンに興味が湧いてきました。
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