遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■世界ふしぎ発見!北欧スカンジナビア絶景紀行 ヴァイキングの夢☆-2007年8月18日(TBS)
blo_41.gif■登場した遺跡・場所

ソグネ・フィヨルド(ノルウェー)
ロスキレ・ヴァイキング船博物館(デンマーク)
オーセベリ・ヴァイキング船(ノルウェー・オスロ)


へっぽこ絵
ホルンを吹くヴァイキングのおっさん!
同じホルンがデンマークの博物館に展示されていましたが、やっぱり想像通りの音がしました。
重そうに見えるホルンを軽々と持ち上げるオッサンはカッコ良かったです!


総評
    今回の訪問地は北欧! それだけでもワクワクでした。
    意外と北欧ってネタになるものが多いので、1時間がアッという間に過ぎてしまいました。
    残念だったのは、内容が浅すぎたこと。
    自然、文化、ヴァイキング、家具などなど、北欧ならではのネタをあれこれと入れたい気持ちも分かりますが、そのせいで内容が中途半端に終わってました。
    もうちょっとテーマを絞って深くほりさげて欲しかったです。

フィヨルドの怖さ
    私は深い水底が嫌いなので、ソグネ・フィヨルドの深さが1,308mもあると聞いて、ビビリ上がりました!
    フィヨルドはイギリスのネス湖とかデンマークで体験してますが、ここは深さが尋常じゃないですね…。
    レポーターの子がボートに乗ってレポしてましたが、私だったら頼まれても乗りたくないな〜と思いました。
    景色はとても美しかったです。
    冬はどんな感じに雪が降るのか気になりました。
    きっと、想像を絶するほど美しいんでしょうね。

ヴァイキングたち
    せっかく北欧まで行ってヴァイキングを紹介しているのだから、もうちょっと彼らの生活や遺跡、宗教などを紹介して欲しかったです。
    私は北欧でヴァイキングの墓をたくさん見てきたので、番組内でも紹介されるかな〜と期待していたのですが、一つも出ませんでした!ヽ(`Д´)ノキィィィィィ!

ヴァイキング船
    懐かしのロスキレ・ヴァイキング博物館が登場しました。
    テレビで見ると狭そうに見えました。
    実際は天井も高くて、開放感溢れる展示場なんですが、それがちゃんと表現されていなくて残念です。
    ここで紹介されていた船は他国の船を港に入れさせないために、わざと海に沈めたモノなのですが、そういった説明がなかったのも残念です。
    それとここの博物館はヴァイキングがどんなに残酷だったか…というような展示もされていました。
    どうも番組ではヴァイキングは実は良い人たちというイメージを強く出していましたが、「略奪者」という側面もちゃんと説明して欲しかったと思います。

タラの干物
    なぁ〜んか、美味しそうに食べてましたね。
    10日間も水に漬けないと食べられないのは面倒だと思いました。
    日本の気候だと10日も魚を水に漬けたら腐ってしまうと思うんですが、北欧は大丈夫なんですね。
    タラって白身で味が淡泊だから、どうせ10日も水に漬けるなら、ダシ汁に漬けた方がより美味しくなるんじゃないかな〜と日本人の私は思うんですが、ステーキにジャムをかけて食べる北欧の人たちもタラには手をかけず、そのままの味を楽しむんですね。
    なんか面白いです。


世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見!吉村先生ミイラ大発掘2 新発見の木棺の封印を解く!☆-2007年8月4日(TBS)
blo_40.gif■登場した遺跡・場所

ダハシュール北遺跡(エジプト)

へっぽこ絵
吉村先生が碁石模様のかぶり物を見て一言、「ハイカラ!ヌビアで流行っていたオシャレを取り入れたと思う」
…というわけで、流行に敏感なチョイ悪オヤジ風に描いてみました。
顔が青緑なのはオシリス神を意識してのことだろうけど、ちょっと怖いです。


総評

前回、未盗掘の棺がテレビの前で発掘されました。
今回、その棺の蓋を開けるということで、ワクワクしながら観てました。
数千年を経た木棺なので、開けた瞬間、解体するかも…とドキドキしていましたが、思った以上に丈夫で色も鮮やかに残っていました。
今回、棺が3つ出てきました。
開けられたのは人型の棺だけで、あとの2つは修復待ちということでしたが、早くこっちも見たいものです。


杖を持つ男のミイラ
    人型棺の蓋を開けたところ、一本の杖が出てきました。
    王から帯杖を認められた、それなりに地位のある者ということでしたが、それにしては質素な杖だと思いました。
    ファラオが家臣に与えるんだから、もうちょっと飾りとか宝石とかついていても良いんじゃないかと思うんですが…。
    意外とファラオはケチなのかな?
    それともこの時代はツタンカーメンの頃ほど豊かではなかったとか。
    または一見質素に見えるけど、実はものすごく貴重な木から作られているとか…なのかな?
    地味な存在なのに、妙に気になります。

夫婦のミイラ
    夫婦のミイラが同じ場所から発掘されるというのは珍しいそうです。
    そう言われてみると…そうかもしれません。
    吉村先生は埋葬し終わった場所を再掘するのは面倒だからじゃな〜い?と言っていましたが、まぁそうかもしれませんね。
    今回は女性の地位が高いので、特別な配慮をされたんじゃないかとも言ってました。

吉村先生、アメリカへ飛ぶ!
    ニューヨークのメトロポリタン博物館に頭巾を被った古代エジプトの棺があるということで、吉村先生自らが現地へ行ってレポートしているシーンがありました。

    そこの棺を見て一言…「こっちの方が位が上みたいだね…金箔が張ってある…(´・ω・`) しょぼーん」

    心は涙目になっている先生に同情しつつも笑ってしまいました。
    それにしてもアメリカの富豪が寄付した品々だけあって、どれも美しい遺物ばかりでした。
    う〜ん、一度行ってみるかの〜。

家の女主人
    「はまじ(レポーターね)」がエジプト女性を演じていましたが似合ってました。
    壁画に描かれる女性とプロポーションが似ているせいだと思いますが、髪型といい、本当に絵から飛び出てきたみたいです。
    最後は白髪になってましたが、古代エジプト人も年を取ると白髪になるのか…と、驚きました。
    なんというかイメージとして、年とっても髪は黒って感じなのですよ



世界ふしぎ発見

 世界遺産 石見銀山〜銀の島ニッポンを狙え ☆-2007年7月27日(NHK)
iwa_01.gif■登場した遺跡・場所

石見銀山
ポルトガルの考古学博物館
マカオ
マラッカ


へっぽこ絵
銀の純度を上げるために「灰吹法」という技術が使われたと言うことで描いてみました。
下の白いのは皿じゃなく、動物の骨を焼いて粉にしたものです。
銀と鉛を混ぜ、この粉の上に混ぜ銀を置いて、火で熱すると鉛は溶けて下の粉に染みこみ、あとには純銀が残る仕組みになっています。
考えた人、スゴイです。


総評
    世界遺産に登録されたことで俄然注目があつまる石見銀山!
    実は私もよく知らない場所だったので、今回の番組は興味深く見ました。
    古地図の紹介や海外ロケなど、盛りだくさんな内容で充実していました。
    フランシスコ・ザビエルや鉄砲伝来の謎など、意外な切り口で石見銀山と世界の関係を描いたのも面白かったです。
    「ポルトガルの繁栄は日本の銀に支えられていた」…なかなか味のあるセリフでした。
    三宅アナのレポはやっぱり良いですね。ご本人もノリノリの仕事ぶりで見ているこちらも楽しめました。

ボリビアの銀山と日本の銀山
    南米ボリビアに『ポトシ銀山』というのがあります。
    ここは現役の銀鉱山で、今も多くの人たちが働いています。
    手軽に観光出来ると聞いて私も行ってみましたが、坑内は複雑に入り組んでいてロープを伝って岩を降りたり、登ったりと大変な思いをしましたが初体験だったので面白かったです。
    ポトシ銀山はハゲ山で木が一本も生えていません。
    標高が高いせいもあると思いますが、緑豊かな石見銀山とは正反対の外観です。
    鉱山の一番奥には地下の神様をまつる聖堂のような場所があり、タバコや酒などを供えていました。
    石見銀山にはそういった物はないのでしょうかね…。
    人のにぎわいを紹介する場面で、家の数は2万を越え、寺の数は100ヶ所を超えたとあったので、坑夫たちは地下の神を祈るのではなく、仏様に安全を祈願していたみたいです。
    坑夫に一番人気だったのはどんな仏様だったのか気になりました。

石見銀山の名がポルトガルにまで届いていたのにはビックリです。
    さらには中国が日本の銀を欲していたことは意外でした。
    言われてみれば中国にはほとんど銀鉱山がないですね。
    今まで何気なく中国の銀を見ていましたが、あれが石見銀山から生まれた物だと思うと感慨深いです。

間歩
    「龍源寺間歩」が観光できる唯一の坑道のようですが大きいですね。
    洞窟マニアとしては気になってしまいます。
    まだ発掘・調査されていない間歩がたくさんあるそうなので、早く調査を終えていろんな間歩の中を歩けるようにして欲しいです。
    それにしてもスゴイ坑道の数でした。

町並み
    マッタリとした銀山街…いい味出てました。
    この素朴な雰囲気がずっと残ってくれると良いなぁ〜と思います。


NHK・教育関係

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