■登場した遺跡・場所
アブシンベル神殿 コム・オンボ神殿
★へっぽこ絵
今回の主役、ワニを描いてみました。 ナイルに自然が戻ってきたらワニの数も増えたそうです。 昔はワニも神として崇められ、ミイラもたくさん作られたそうです。 ワニといえば、ハンドバッグの素材(腹の皮)としても有名だけれど、ナイルワニの皮は固そうでした。 そういえばエジプトの壁画にハンドバッグを持っている人物像ってないですね。 昔の人は買い物に行くときは、何を持っていったのかな?
■総評
遺跡番組というより、ダムが出来たことで様変わりした、ナイル川流域を紹介する内容となってました。 たまにはこういう切り口の内容も良いなと思いました。
■砂漠の中の巨大ダム
回りが砂だらけだからなのか、それとも日差しのせいなのか、砂漠で見たナセル湖はとても青く、足下に宇宙が広がっているような感じでした。 この広大な湖が人の手で作られたとは、私にはなかなか信じられませんでした。 都市化するエジプトに電気を供給するためにアスワン・ハイダムは作られましたが、時のナセル大統領はすごい決断をしたものだと番組を見ながら思いました。 アブシンベル神殿の解体作業の映像は何度も見ていますが、あの巨大な像を切り刻み、再び組み直したというのは、そう簡単に信じられるものではありません。 でも自分も神殿裏のドームに入り、あっと驚くモノを見たので認めざるを得ません。 ■砂漠に降る雨
ナセル湖から蒸発する水分が雲となり、北部にながれ、それが雷雨となって砂漠の街に降り注ぐという情報には驚きました。 そんなことが起こっていたとは…。 人間の建造物が気候を変えるなんて、今まで聞いたこともなかったので、さすがエジプト、何もかもがスケール違うな〜と思いました。 しかし雷雨の被害にあう地元の人はお気の毒ですね。 ■ワニ
「セベク神」として崇拝されていた「ワニ」ですが一時は姿を消していたらしいです。 それがナセル湖によって昔の自然環境が復活したら、どこからともなく戻ってきたというのも驚きです。 野生ってたくましいなぁ〜と思いました。 それにしても、ナイル川ってそんなに大きくないのに、ワニの体調5mとかデカスギ! 何を食べてそんなに大きくなったんだ! と言いたくなりました。 確かにナマズとかもデカかったので、ナイル川というのは、ああ見えて実は栄養豊富な川なんだな〜と改めて実感しました。 生き物を増やし、肥やす川…。まさに「母なるナイル」そのものだと思いました。
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