遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■世界ふしぎ発見! イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる真実−2008年7月12日(TBS)
blo_54a.gif■世界ふしぎ発見! イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる真実−2008年7月12日(TBS)


■登場した遺跡・場所

ストーンヘンジ遺跡(2500BC)
ダーリントン・ウォール環状遺跡
カーサス遺跡(3500BC〜3000BC)
カラニッシュのストーンサークル(ルイス島)
ブラックハウス村(ルイス島)


へっぽこ絵

月の前に人間が立っているところですが、すごいインパクトがありました。
私もやってみたいです。



総評

ストーンサークルまみれな内容で満足しました。
イギリスだけで140ものストーンサークルがあるのだから、とても一回の番組では伝えきれないですね。
やはりイギリスの遺跡はどれも不思議な味わいがありました。
今までは石ばかりに目が言っていましたが、今回取り上げられたウッドサークルなども今後は注目して行きたいと思いました。

ちょっと気になったのは、ダウジングと海南江さんの神秘発言?でした。
以前ランズエンドを紹介した時も感じていたのですが、どうして遺跡と未知のチカラをつなげたがるのかが分かりません。

  お腹が暖かく感じます…私だけかな…。

  私は何もしていません…勝手にロッドがクルクル回ります…

確かにダウジングロッドがクルクル回るシーンは不思議だったし、本当にお腹に熱を感じているのかもしれませんが、私はそういう演出や主張ってこっそり練りこむ程度にして欲しいです。
遺跡の謎とオカルトは分けて探求して欲しい人なので、もうちょっと自重して欲しかったです。


ストーンサークルとウッドサークル
    ウッドサークルで遺体を流し、ストーンヘンジで火葬する…という説は面白かったです。
    遺体を川に流すという儀式が当時、本当にあったのかは分かりませんが、ロマンチックな発想だと思いました。
    ストーンヘンジは天体観測の場所と思っていたのですが、火葬場の役目も果たしていたとしたら、死者の場所というより多目的施設としてニギヤカに稼働していた様子が浮かびました。
    早朝のストーンサークルは美しいですね。
    特に空からみた”まぐさ石”の白い輝きは印象的でした。


19年ごとの奇跡
    カラニッシュのストーンサークルで起こる奇跡にはビックリしました。
    石の間を月が通るなんて…。
    月は天にあると思っていた私の常識は覆ってしまいました。
    本当に地球は丸いんだな…と妙なところで実感しました。

    後ろの山の形が横たわった女性に見えるという説には「言われてみれば…そうかな?」という感じだったのと、この年に産まれた子が特別な訓練を積んで云々…の説には、ちょっと納得いかない部分もありますが、資料もないので本当の目的は謎ですね〜。


石と木のストーンサークル
    キルマーティンの『テンプル・ウッドストーンサークル』は向かって左が石、右が木という1ヶ所で2種類の遺跡があるという不思議な場所が紹介されました。
    石の中央には石棺があったので墓所として利用されていたことが分かります。
    すでに蓋もなく中は空っぽでしたが、石壁の表面はなめらかに削られていて、埋葬者の身分はおそらく高かったんじゃないかと思います。
    近くの岩に同心円が描かれていましたが、あれは川の水面に現れる渦だと思っていますが、本当のところは謎らしいです。


「ローンヘッド・オブ・ディビィオット」のストーンサークル
    月の台座と呼ばれる石の上を月が踊りながら通過していく…。
    ものすごい昔、やはり特別番組でこの遺跡が取り上げられ、やはり同じように月がのろのろと石の上を横切っていく再現フィルムをみたことがあります。
    (私はそう記憶しているのですが、ひょっとしたら、その石はストーンサークルのなかにある石だったかもしれない…)
    だから説としては新しいモノではないのですが、台座の石があんなに大きいとは思わなかったので、これは意外でした。
    空気の揺れを利用して月を踊らせるなんて…昔の人はオツな遊びをしていたものです。


ルイス島 カラニッシュのストーンサークル
    荒涼とした大地と巨石が雰囲気を出していて、本当に素晴らしいところですね。
    まだ行ったことがないのですが、あんなに近くで石を見ることが出来るんとは…いいなぁ〜。
    泥炭掘りは楽しそうでしたが、あそこに遺体を埋めると黒いミイラが出来るんだな…と、想像しながら見てました。


世界ふしぎ発見

 ■新説!?日本ミステリー 2008年7月8日

■新説!?日本ミステリー 2008年7月8日



●追跡調査!楊貴妃も平家もペルシャ人!? そしてあの聖徳太子もペルシャ人だった!?
●天皇になった将軍!? 金閣寺に秘められた暗号!


★聖徳太子もペルシャ人だったという説ですが、太子がペルシャ人なら蘇我氏も怪しいですよね。
仏教を厚く保護し法隆寺まで建てた太子が、シリウス信仰にも傾倒していたというのはどうなんでしょうね。
なら法隆寺にはもっとシリウス信仰に関するモノがあっても良いように思うんですが、方角だけでは説得力に欠けるような気がしました。
そもそも根拠が太子の持ち物と伝えられている「剣」一本だけですから…ねぇ。
仏像が太子と同身長だっていう話も「伝承」だし、当時はスラリとした仏様が流行だったから、デザインを重視した結果自然と背が高くなってしまった可能性もあるんじゃないでしょうか。

★明日香の謎の石造物とイラン人のつながりは松本清張の本でも言われていたし、今回、工人の名前がペルシャ語で翻訳できることもアリだと思います。
でもなぜ、当時の日本に多くのペルシャ人が住み着いていたのかを説明してくれないと、説得不足だと思いました。
隣の国にも寺院建築の職人はたくさんいたと思うんですが、どうして彼らを招聘せずペルシャ人に頼んだのか…。
次回はその辺を解明してほしいです。

新説!?日本ミステリー

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