■登場した遺跡・場所
階段状ピラミッド(5000年前) ストーンサークル(ヨーロッパ最古−3000BC) 魔女の家(古代の墓) ヌラーゲ(1600〜300BC) ├ヌラーゲ・ス・ヌラジ (ヨーロッパ最古の城) └ティスカリのヌラーゲ村
★へっぽこ絵
3本の笛を同時に吹く人がいたり、階段状のピラミッドがあったりと、面白すぎる場所にビックリしました。
■総評
サルデーニャ島に遺跡があることは知っていました。 ただ、あのヌラーゲというモノはただの石の塔だと思っていたので、まさか城壁で囲まれた中にあり、それが複雑な石積みと構造をしていたとは、まったく、全然、ちっとも知りませんでした。 あそこに行ったら、自分が蟻さんになれそうです!
年代は1600年BC〜300BC年ということなので、かなりの古さですが保存状態も素晴らしく、今でも十分住めそうなのに驚きました。 魔女の家とか徒歩4時間の遺跡とか…いろんな遺跡があり、そして豊かな自然も残っている…。 これを見てサルデーニャ島のファンになっちゃいました。
■世界最古?のストーンサークル
街の中心にオブジェのように立っているストーンサークルには驚きました。 言われないと、そんなに古いモノだとは分からないです。 他にももっとストーンサークルがありそうですが、紹介されなかったのは残念でした。 ■階段状ピラミッド
その形状からメソポタミアのジグラットと似ていると紹介されていました。 確かに似ているような…でも、どっちかというとインドネシアにある階段ピラミッドの方がよりソックリなんじゃないかと思いました。 あそこは上がれないんでしょうね…できれば頂上の様子も見たかったです。 なにげなくドルメンが写っていましたが、あれもドルメン・マニアには見逃せない一瞬です。 あんなところにあるなんて不自然。せめて叩いて音色を確認して欲しいなと思いました。 マルタのゴゾ島にあったドルメンと雰囲気が似ているのも興味深かったです。 ■ヌラーゲ・ス・ヌラジ(ヨーロッパ最古の城)
不思議な城でした。 石の積み方は大胆にして繊細。 そして蟻の巣のように迷路化していて、侵入者を惑わす設計も完備。 あそこに入り込んだところに上から石でも落とされたら、一発でやられてしまう…。 守りに徹した要塞が往時のまま保存されていることは驚きでした。 ヌラーゲ人たちは地母神を信仰していたそうで、紹介されたオカーチャン像はふくよかでコミカルな姿をしていました。 もっと当時の人たちがどんなことを考えて生活していたのか、もうちょっとその辺も紹介して欲しかったです。 ■三角井戸は不思議
あれは…素晴らしい技術です。 まさに神域と呼ぶに相応しい遺跡だと思いました。 そして今でも水が湧いているのにビックリ。 私もあそこで水に顔を映してみたいです。 ここの遺跡は演出が凝っているというか、遊び心があるというか…。 何を建てても他とは違う発見があって楽しいです。
■野生のヒツジ
フムロンという野生のヒツジが今の毛もっこりのヒツジのルーツだと思う人はいないでしょうね。 あの堂々とした角、俊敏な足…家畜化されてヒツジが失ったものがフムロンには残っていました。 6年間逃亡し、毛が伸び放題となり、顔が毛に埋まっていたヒツジの写真には大笑いでした。 あの身体に飛び込んで、思い切りモフモフしたいです。
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