遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■速水もこみち 世界のピラミッドに登る! 7つの海を越えたピラミッド ピラミッドのルーツは海底にあった−2008年9月17日(TBS)
01.gif■速水もこみち 世界のピラミッドに登る! 7つの海を越えたピラミッド ピラミッドのルーツは海底にあった−2008年9月17日(TBS)

■登場した遺跡・場所

エジプト(ギザ・メンフィス)
スーダン(ヌビアのピラミッド)
中国(秦の始皇帝陵)
メキシコ(ティオティワカン)
ホンジュラス(コパン)
グァテマラ(ティカル・ラダンタの世界最大のピラミッド)
ペルー(カラル世界最古のピラミッド)
タイ(プーケット沖の海底ピラミッド)


へっぽこ絵

スーダンの回で紹介されたミイラですが、藁の束に包まれた姿を見て、「納豆」を思い出しました。
もこちゃんはミイラに対してどんな態度を取るのかな…と興味津々で見てましたが、意外と楽しそうでした。
でも後で、人骨とかに触ったら呪いがあるんじゃないかと思っていることが判明して、笑顔の裏に恐怖があったのかと思うと、ちょっと気の毒でした。
ああいう物はダメな人はダメだからね。
私は大好物だけど。


もこちゃん総評
    もこちゃんファンの私ですが、たとえファンじゃなくても彼のレポートには多くの人が好感をもったんじゃないかなと思いました。
    やっぱ人気のイケメン! どのカットも惚れ惚れするくらいカッコ良かったです。
    大きな彼にとって小さい通路ばかりで、本音は大変だったと思いますが、通路に入るときに見せるキラっとした瞳が少年みたいで可愛かった。
    レポートの方は活舌の良いし、セリフも自然だし、話す速度も聞きやすかったです。
    今回はタイのピラミッド以外は比較的行きやすい場所ばかりだったし、知名度が高すぎる有名なピラミッドが多かったので、番組側も「テレビ初」とか「普段は未公開だけど今回は特別に…」なんていうミヤゲを用意して盛り上げていました。
    もこちゃんが素直に「おっ嬉しい」って顔をするので、普段はそういう特別扱いされるレポーターに対して嫉妬の鬼になる私もその笑顔を見ちゃうと、「良かったね〜」なんて菩薩の表情で番組を見ることができました。

    それにしても、もこちゃんのサワヤカ・キャラは良かったです。
    「あなたがピラミッド・ハンターですか?」なんてセリフを照れずに言えるところが凄いなと思いました。
    あと、「マイネーム・イズ・モコ」も良かった!!!
    白いTシャツも似合ってました。
    あのパレスチナ・スカーフを巻いていたのは印象的でしたが、色違いで持っているところには笑ってしまいました。

    コパン遺跡で発掘体験するとき、「たたりとか呪いとかあるんですか?」とマジ顔で聞いていましたが、ずいぶんと子供っぽい事をいきなり聞くので、吹き出しました。
    まぁ確かに考古学者の人には一度は聞いてみたい質問ですが、人骨を前にしていきなり切り出すところは天然の可愛さを感じました。

王とピラミッド
    色んな国のピラミッドと王様たちを紹介していましたが、王様が民衆の平和のため、天と交信をするためにピラミッドを造った…というような言い方をしていたのが気になりました。
    そういうことは本来は神殿で行うことで、墓所として使ってるピラミッドにまでそんな概念を持ち込むのかなというのが理由です。
    中南米のピラミッドは確かに神殿を丸ごと包んで新たな神殿を造ったり、王を葬っていたので、確かに墓だけど天との交流場所も兼ねていたと言えます。
    しかし、他の場所(始皇帝陵)なども、それに含めて良いのだろうか? とは思いました。

紹介された、こりゃまたビックリな物

    1.スーダンの秘宝:黄金製品がやっぱり見つかっていたらしいです。
    紹介された「ハエ」の装飾品は「強さの象徴」として人気があったということには驚きました。

    2.始皇帝陵の近くから発掘されたという「西洋人の骨」
    陵墓を作るために西洋人を雇っていた…ということを聞いて、とっさに「フリーメーソン」を想像しました。
    彼らが中国に来ていたことは十分、考えられるので、これはちょっと興味を持ちました。

    3.メキシコの太陽のピラミッドの中に泉と水路があったこと
    これはさすがにビックリです。

タイの海底ピラミッド?
    あの「おにぎり石」だけを見せられてもなぁ〜。
    さすがにあれじゃピラミッドとは言えないでしょ。
    喜んでいたもこちゃんには申し訳ないけど、もうちょっと物的証拠が欲しいです。
    「スンダランド」の痕跡ではないかというけど、確かに神殿なら考えられると思います。
    もうちょっと調査が進み、遺跡全体の構造が分かってきてから紹介しても良かったんじゃないかなと思います。
    すべてのピラミッドのルーツをスンダランドにしちゃうのは、ちょっと冒険だなと思いました。


その他遺跡番組

 ■世界ふしぎ発見! 天山山脈に抱かれたキルギス 神秘の湖に眠る謎−2008年9月6日(TBS)
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■登場した遺跡・場所

イシク・クル湖畔の岩絵群
ジャコンバエボの海中墳墓群
国立歴史博物館(ビシュケク)


へっぽこ絵

今回の目玉!なんとも不思議なデザイン。
番組では龍ではないかと言っていましたが、私はサメかな〜と思います。
(イシク・イル湖にサメがいるかは分からないけど)


総評
    初めて見るキルギス国は青空が美しく、また自然に恵まれた国でした。
    湖に沈んだ遺跡ということでカメラが水中に潜っていましたが、撮影の仕方にインパクトがないのか、どう見ても遺跡というよりただの瓦礫の山にしか見えませんでした。
    石が直線に並んでいるという説明もありましたが、撮し方がイマイチで、言われて初めて気が付くレベルでした。
    チラッと映った人骨の変色に驚きましたが、あの部分の遺構をもうちょっと上から見下ろすように撮して欲しかったです。
    ドルメンがあるかもと思ったのですが、それらしき物もなかったので残念でした。


blo_56c.gifイシク・クル湖
    イギリスのネス湖のように、未知の巨大生物が生息しているのではないかと噂の湖ですが、上空からみるとキレイな三角形をした湖でした。
    100本以上の川が流れ込んでいるのに、出ていく川がないのは不思議でした。
    盆地中の盆地、ド盆地なんでしょうね。
    ミステリーハンターが言うには水温がかなり低いそうですが、みんな水着で普通にバカンスを楽しんでいるのが不思議でした。
    あちらの人々は低水温に身体が慣れているのかもしれないです。


キルギス国
    人口は500万人しかいないのに、80もの民族が住んでいるということに驚きでした。
    こういう色んな民族が住んでいる地域の食事はどんな風なのか気になりました。
    今回、遊牧民の家族の食事は紹介されましたが、都会の人たちの食生活も取り上げて欲しかったです。


blo_56c.gif岩絵と国立博物館
    岩絵は動物の絵や人など、多岐に渡っていて見ているだけでも楽しかったです。
    鹿のお尻がクィっと上がっている絵は、イスラム国の古い絵皿に似たような物をいくつか見ました。
    これらを描いたのは「サカ族」という人たちらしく、番組ではこんな風に説明されていました。

    サカ族は最古の騎馬民族スキタイの流れを汲むイラン系の民族。
    紀元前8世紀〜5世紀まで中央アジアの草原地帯を支配し、雄大な遊牧国家を築いた。
    サカ族の文化の特徴は動物をモチーフにした道具や装飾品を数多く創っていたこと。
    サカ族の墓からは黄金製品と共に馬具も出土している。


    blo_56c.gif<サカ族のお墓から出土したという黄金仮面の頬には入れ墨の痕がありましたが、当時の人たちは入れ墨をしていたんですね。
    麦の穂がスッと伸びているような絵柄を頬に入れるセンスは凄いなと思いました。

    チラっと映った博物館はとてもエキゾティックな雰囲気で、柱、天井の様子、奥につづくアーチ型の出入り口など、すごく興味深かったです。
    もっと展示物を紹介して欲しかったと思います。


世界ふしぎ発見

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