遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 歴史冒険ミステリー 世界のピラミッド徹底解剖!!人類史上最大の謎を解けスペシャル!1月2日よる6時30分から5時間放送−2009年1月2日(TBS)
blo_61.gif■登場した遺跡・場所

エジプト各地のピラミッド群(エジプト)
ティオティワカン(メキシコ)
チチェン・イツァ(メキシコ)


へっぽこ絵

字が多くて読みづらいかな…と思いましたが、一気に書いてみました。
これはクフ王を案内する神官の横に立っていたおじさんです。
胸毛があまりにも多くて感動したので描いてみました。
最初、毛のベストでも着ているのかと思いました。
腹、胸、そして肩にまで毛が生えていて本当にモサモサでした。
古代エジプトの神官はすべての毛を剃っていたので、この人は神官じゃないんでしょうが、昔のエジプト人もこんなに胸毛だらけだったんでしょうかね…。
壁画に胸毛の生えた人が描かれていないので、ちょっと気になりました。


司会のくりぃむしちゅーは、予想外に面白かったです。
それとウェンツ君と吉村先生のやりとりも楽しいものでした。
先生を「作爺(さくじい)」と呼んだ時は大笑いでした。
吉村先生を一人だけ隔離…じゃなく上座に鎮座させるという配置は今までなかったので新鮮に感じました。
こういう座席位置は意外と場面が落ち着くような気がします。
先生もリラックスしていたのか、学生に講義しているような感じでとても良かったです。


面白いなと思ったのは、ピラミッドの形で作ったケーキです。
ああいう、しょーもないネタが意外にも遺跡マニアのハートをつかんだりするのです。
階段ピラミッドとか屈折ピラミッドなんかも出来が良かったです。
チャンスがあれば食べてみたいと思いました。


一番ガッカリだったのはダハシュールの屈折ピラミッド取材のシーンでした。
くりぃむしちゅーと優木まおみがピラミッドの潜入調査をした時の事。
2階の部屋へ行くには長〜い梯子を登らなければならなかったのですが、なんと2名は辞退し、有田さんだけがトップを目指して梯子を登ったのです。
私はこれを見て、「私だったらこんなチャンスを逃すことなんてありえないのにな…。この二人は未知のモノに対する好奇心が少ないんだな…」と感じました。
エジプトに来て、一般人には開放していない神秘のピラミッド内部にいて、ちょっと梯子を登れば、その奥にある未知の領域を目撃することが出来るのに、それをしないとは…本当にもったいない事です。

まぁ、そういう人たちっているから、別にどうでもいいけど、私だったらあそこであきらめたりしないなと思いました。
でついでに文句を言うなら、、取材をあきらめない人をレポーターに選んで欲しかったなとも思いました。
そもそも遺跡好き、ピラミッド好きが見ているんだから、遺跡に文句をつけて欲しくないです。
こうもり嫌いとか、高所恐怖症とか、プロにあるまじき言い訳を聞かされる方の身にもなってほしいなと…思いました。


私が大好きな旅人、山本太郎さんがメキシコのピラミッドをレポしていました。
レポート中の脱力度は100%でしたが、のびのびと地元民と和む兄貴は本当にいい味を出していました。
ヘリコプターでティオティワカン遺跡の上空を飛ぶ時、一時話題になったショッピングモールが映るかな…と期待していたんですが、それがなかったのが残念でした。
チチェン・イツァ遺跡への入場ルートが一般観光客が入る入り口と真逆から入ってきたのは面白かったです。
あれもちゃんと入場料払っているの? なんていう心配をしましたが、茂みの中から突然白亜の神殿が現れるのはシビレました。

それにしても兄貴の体力のなさはどうしたんでしょうね。
私はてっきり片足飛びでピラミッドを登ってくれると思っていました。
なんて言いつつ、私もティオティワカンの太陽+月のピラミッドを登って、次の日は筋肉痛になってしまい、泣きながら階段の上り下りをしたのは良い思い出です。
(ちなみにメキシコの宿はペンション・アミーゴで部屋は2階にあったんだよね)


番組を通して感じたことは、ザヒ長官と吉村先生を対立させるというのも良かったです。
ピラミッドとクフ王の謎を一面からじゃなく、多面で考えるチャンスが生まれるからですが、その対立の中に、入れ子状態のように「星と太陽」の対立まで入れてしまったのは、ちょっと重すぎのような気もしました。


これからも日テレはザヒ長官で、TBSは吉村先生という構図で闘わせると面白いんですが、次はあるのかな?

その他遺跡番組

 ■『古代ミステリー たけしの新・世界七不思議』−2009年1月1日(テレ東)
blo_60.gif■登場した遺跡・場所
カッパドキア(トルコ)
デリンクユ地下都市遺跡(トルコ)
アンコールワット(カンボジア)
モンサンミッシェル(フランス)

★へっぽこ絵

カッパドキアに浮かぶ気球たち。
私が行った頃には、こんなオシャレな観光手段がなかったので羨ましいなと思います。
だが高所恐怖症なので、搭乗するには勇気を見せないと!


去年、欠席して散々な言われようだった吉村先生が復帰してました!
たけしと吉村先生、そして荒俣さんの顔が揃うこの番組は、やっぱり凄いなと思いました。


カッパドキアでは地下都市デリンクユを紹介していましたが、洞窟を掘ったのはヒッタイト人だったんじゃないかという説は初耳だったので、とても興味深かったです。
トンネルの造りがヒッタイト風だったということでしたが、確かに言われてみるとそうかも…。
私はカッパドキアの地下トンネルを観光した後に、ヒッタイトの城跡が残るハトウッシャ遺跡に行ったのですが、城内と城外を結ぶトンネルを通った時は特に何も気が付きませんでした。

と言うわけで、ヒッタイトの遺跡で撮った通路の写真を載せてみます。
入り口しか撮してないのですが、雰囲気は分かって貰えるかと思います。
blokanso_009.jpg


ヒッタイト人は鉄を持っていたから、穴を掘るのは容易だったと思います。
ただヒッタイト人はみんな国が滅びた後、北に向かって移動したのかと思っていたので、カッパドキアに居残りを決めた理由は知りたいです。
ヒッタイトの人たちの遺物はアンカラの博物館で見られるのですが、特徴のある神像などが多く、彼らがケルト美術に影響を与えたという説に私も共感しています。
そんなモノ造りに長けた彼らが住んでいたというカッパドキアから、ヒッタイト風の遺物が出土していないのはどうしてなのでしょうか?
生活することに忙しく、神像などを造っている暇がなかったのかな?
それとも後から来たキリスト教徒たちに全部破壊され、捨てられたのかな?
ヒッタイト人の痕跡をもっと知りたいので今後の調査が楽しみです。


アンコールワットは特に目新しいモノはなかったのですが、柱に落書きした森本右近太夫さんの追跡調査は興味深かったです。
鎖国寸前に日本に帰国し、名前を変えながら生きていたという事実には驚きました。
どうして彼がカンボジアに行ったかという話の中で、司会のお姉ちゃんが「自分探しの旅」とポツリと言っていたのには笑いました。





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