■登場した遺跡・場所 クスコ(ペルー) オリャンタイタンボ(ペルー)
★へっぽこ絵
リャマの糞が火の燃料になることはインドの牛糞を知っているので察しがついたのですが、まさかリャマが決まった場所に糞をするとは思わなかったので、ちょっと驚きました。 集める手間が省けて便利ですね。 もっと驚いたのは、マリ・ナンデスが手で糞をすくい、顔を近づけてクンクンと臭いをかいでいたことです。 その男前っぷりに惚れました。 娘役ではなく、息子役の方が適任だったのではないかと思いました。
■ドラマ仕立て
しょぼい再現ドラマかと思っていたら、予想以上に面白くて、もう〜続きが気になって気になって仕方ありません! インカ人の生活だけじゃなく、王による統治の様子、農業、食、機織り、情報伝達、そして当時の気候状況までがドラマのスパイスとして加えられていて、とても説得力がありました。 役者さんは素人さんということですが、それがかえって普通っぽくて良かったかもです。 お父さんとお母さんがとても優しそうで、とても好印象でした。 カパック&ユパンキの兄弟の顔は典型的なインカ顔で、私も現地で似た人にいっぱい会いました。 ■ケチュア語
ナンデス一家が話すケチュア語は興味深かったです。 神の畑を耕せと言われ、息子が畑に向かい、すでに作業していた村人に「ナパイクリャイキ」と挨拶しているのを聞き、「お〜久しぶりのケチュア語!」と感動しました。 ケチュア語って「にゃ〜語」というか、丸っこい響きが多くてとても好きです。
子供が産まれると土地をもらい、村人総出で石を積んだり、耕したりと、共同奉仕の精神があるからこそ、あの過酷な自然の中でも生きていられるんだな…と思いました。
■エルニーニョとインカ滅亡
この因果関係は「なるほどなぁ〜」と思いました。 ピサロたちが着いた海岸部は砂漠で、そこからカハマルカまで馬の餌の調達などを考えると普通は到達することさえ無理そうです。 でも天のいたずらというか、たまたまその年だけ雨が多く降り、草が良く生えた…なんてのは、本当に奇跡としか言いようがないです。 もしエルニーニョがなければ、今頃はインカの国が残っていたかもしれないですね。 そう思うとエルニーニョが憎いです。
■オリャンタイタンボ
水路の問題のところで登場したオリャンタイタンボ村。 レポーターが駐車場のようなところに立っていましたが、あそこが村の中心地です。 後ろの建物、一階に何でも屋があって、よくパンやチョコレートを買いました。 水路は底が石になっていて、沈殿物がたまらずにキレイだと言ってましたが、私はその水路に洗濯物を入れて洗おうとしたら、木の破片やゴミがごっちゃりついて大変な目にあったことがあります。 意外と色んなモノが流れているぞと身をもって体験しました。
■ポップコーンとクイ
私もポップコーンが好きで買ったりしましたが、トウモロコシを土器で炒ったものは食べたことがないので、すっごく食べたくなりました。 高地のせいか、ポップコーンがやたら美味しいので、自分でも作ってみたかったです。 あの特製土器は味のある形をしていて、ポップコーンを美味しく炒るためだけに形が進化していったのだとしたら、とても贅沢なことだと思います。 リャマの糞で炒ったポップコーン、これはきっと極上の味わいがあるんでしょうね。 食べたいな…。
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