遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■独占!!世界初公開!!新発見!!古代エジプト未知の墓に単独潜入!!「ツタンカーメン王と3人の母…陰謀渦巻く女たちの壮絶な戦い」−2009年3月21日(TBS)
009.gif■登場した遺跡・場所
王家の谷(エジプト)
アマルナ

★へっぽこ絵

アメン神官長のカツラにビックリしました。
あれ…デカすぎでしょう!


またザヒ長官!
    エジプト番組が多いのは嬉しいですが、これだけあると、やはり食傷気味になるんですが、長官のすごいところは、各番組に一つは「テレビ初公開!」を持参して登場してくれることだな〜と思います。
    サービス精神旺盛で日本のファンを大切にしてくれるところは本当に嬉しいです。

もうちょっと元気だそうよ、観月さん
    観月ありささんは好きな女優ですが、今回はちょっと大人しいというか台本を読んでいるだけって感じがしてイマイチでした。
    内容が「悲劇」とか「可哀想」とか「哀れ」だったからかもしれませんが、もっとこう…レポーターらしい好奇心を見せて欲しかったと思います。
    おそらくツタンカーメンを取り巻く文化やら背景が飲み込めないまま取材を進めてしまったんでしょうね。
    それが伝わってきました。

三人の母…衝撃の再現ドラマ
    ツタンカーメンを取り巻く3人の母達の愛憎劇は予想を上回る大胆な解釈で、笑ってしまうところも多かったです。
    何よりネフェルティティがスメンクカーラーを暗殺したシーンは確証もないのに大胆なことをさせるなと思いました。
    というより女王が権力欲しさに人を殺すとか…女王ファンの私としては納得いかない解釈で、観ている間中ずっとムーーーっとしてました。
    あとツタンカーメンの実母「キヤ」がギャル系になっていて、あれもどうなんだろう…と思いました。
    王の近くに使える侍女があんなにバカっぽくて良いのだろうか…とも思いました。

    イクナトン王の狂態は役者さんの迫真の演技で、ドキドキするほどでした。
    遷都してまで一神教を貫こうとした王があんな風におかしくなってしまったことを認めるのは嫌なのですが、王が政治より宗教にのめり込んでいった事は想像できるので、ああいう姿を演出されてしまうのは仕方ないのかもしれません。

ツタンカーメンはイクナトン王の息子だった
    今までずっとツタンカーメンの父親が誰だったのか、分からなかったのですが、今回、ザヒ長官が見つけた石版によるとイクナトンがツタンカーメンの子供であることが書いてあり、ザヒ長官はこれでツタンカーメンの父親問題は解決したとしていました。
    あの石版はアマルナ宮殿から持ち込まれた物なので、そこにそう書いてあるんじゃ反論の余地がないですね…ぶつぶつ。
    私はずっとツタンカーメンとイクナトンって異母兄弟だと思っていたので、今回の発表では衝撃を受けました。

乳母マヤの墓が意外に大きかったこと
    乳母の墓だといって紹介されたサッカラの地下墓の規模が大きくて驚きました。
    ツタンカーメンの墓より立派なのが納得いかないのですが、アレを見て当時は乳母といっても力があったのだな…と実感しました。

レディXのミイラは誰なのか?
    CTスキャンで明らかになったレディXの肉体損傷は、なんと生きている時にやられたそうで、いやぁ聞いた時にはゾッとしました。
    女性の顔をめがけて斧でも振り下ろした鬼畜はどんなヤツだったのか、その背後にいた人物は誰だったのか、興味はつきません。
    古代エジプトにとって遺体は魂が戻ってくる大切な受け皿。
    それをあれだけ破壊するってことは、二度とこの世に戻ってくるなという意味が籠められているんだろうと思いました。
    怖い、怖い。
    このレディがそこまで恨まれる理由はなんだったのか、早くその真相が知りたいです。

その他遺跡番組

 ■古代エジプト3000年の恋物語−ファラオの愛した巫女−2009年3月7日(TBS)
20090308.gif■古代エジプト3000年の恋物語−ファラオの愛した巫女−2009年3月7日(TBS)


■登場した遺跡・場所
セティ一世葬祭殿(エジプト)
大英博物館(イギリス)


へっぽこ絵

神殿で花をつむ14歳の巫女です。
歌っていた鼻歌に魅せられたセティ一世(50)がこの乙女に恋をしたというのですから、どんだけスゴイ鼻歌だったのか気になってしまいます。
それにしても50歳と14歳のカップル…年齢差36歳。
これくらい離れると話が合うとか趣味が合うとかを超越してしまうでしょうね。
セティ一世は置いといて、巫女はどうしてセティ一世に恋をしたのか不思議でしょうがないです。
古代エジプトの平均寿命を考えれば、50歳はヨボヨボのヨボだと思うんですが、セティ一世はそんなことはなかったんでしょうか。
というか彼女の周りに素敵な男性がいなかったんでしょうね。
職場環境の悪さが、この恋を生んだとしたら、ちょっと可哀想かも。


生まれ変わり
    肉体は滅んでも魂は永遠に生き続けるという説を裏付けるような話でした。
    死後の世界や魂の蘇りを信じない人には、謎というより滑稽に感じるかもしれませんが、舞台がエジプトだと、そういう事があっても不思議じゃない!と思わせる何かがあります。

ヒエログリフの読み方を思い出す!
    彼女がヒエログリフは読み方を忘れているだけと言ったエピソードは、彼女の生まれ変わり説を裏付けるようなインパクトがありました。
    ヒエログリフは王と神官しか読むことを許されなかった文字なので、巫女であった彼女なら読めて当然なのですが、でも現代人の彼女が一から勉強しようとすると大変な努力が必要なはず。
    たとえ前世の記憶があったとしても、どの程度の読解力があったのかは番組を見ただけでは疑問ですが、でも化けて出てきたセティ一世と会話出来たようなので、通じていたんでしょうね。

ドロシーさんの絵が上手でビックリしました。
    この才能は前世から引き継いだものなのでしょうか?
    だとしたら魂は絵の才能も魂の中に留めて置くことが出来るってことですよね?
    だとしたら絵描きは永遠に絵描きで、ドヘタは永遠にドヘタってことか…(´・ω・`) しょぼーん

聖なる水
    オシリスの神殿に地下水が沸いて出ていましたが、なにやら奇跡の水らしく地元の人が汲みに来ていました。
    『神殿と水』という組み合わせは好きなので、この遺跡の事をもっと掘り下げてレポして欲しかったですが、古代から沸いていたら凄いけれど、ここ数年のことなら、御利益の濃度はまた違う数値になるかもですね。


世界ふしぎ発見

200905のログ 200902のログ

Copyright © 遺跡馬鹿の番組感想. All Rights Reserved.
[PHPウェブログシステム3 FLEUGELzネットマニア]