■登場した遺跡・場所 クスコ(ペルー) オリャンタイ・タンボ(ペルー) マチュピチュ(ペルー)
★出演者★
父:カルパ・ナンデス 45歳 母:イカ・ナンデス 40歳 長男:カパック・ナンデス 18歳 次男:ユパンキ・ナンデス 14歳 長女:マリ・ナンデス 22歳 ★へっぽこ絵
ピストルで撃ち抜かれた頭蓋骨が紹介されていましたが、あの星形の武器で殴られた骨の方がかなり痛々しかったです。 見た目は可愛い星型なのに。
■現地出演者
今回の話がこんなに面白かったのは、やはりお父さんやお母さん、そして二人の息子の演技のお陰だと思いました。 淡々と演じているのに、すごく印象に残る表情があったりして、そういうところは素晴らしいなと思いました。 エンディングのところでお母さんが白い帽子を被って、マリにお別れを言っている姿が印象に残りました。 あの地域の女性の正装で、きちんとした格好でマリを送ってあげようというお母さんの誠意が感じられました。 ■ドラマみどころ
前回から待たされること3ヶ月! やっと後編が放送されました。 今回の見所は、インカ帝国滅亡よりも、小さかったナンデス家の子どもたちが大人へと自立していく様子だったと思います。 スペイン人の憎たらしさは最高で、見ながらキィィィィィヽ(`Д´#)ノ と怒ってましたが、現実はあれ以上に過酷だったことを思うと、支配される者のつらさをしみじみと感じました。 ■マリの恋
なかなか嫁の貰い手がないマリがスペイン人の登山家に恋する話は、とっても面白かったです。 名前さえ教え合うことが出来ない二人を見ていると、ペルーを旅した自分を思い出すようでした。 今は辞書も会話帳もあるからなんとかなるけれど、本来ならあんな感じで出会いも終わってしまうんでしょうね。 ■職業:農民
スペイン人の横暴に耐えきれず、挙兵したインカたちですが、今一歩というところまでスペイン人を追いつめたのに、とどめを刺せなかった理由が、トウモロコシを播くため村に戻らなければいけなかったから…とは。 一見するとのどかな内容ですが、なんだか切なくなりました。 この話は本などに掲載されているので、私も何度か目にしていますが、この時、もし専門の兵士がもっとたくさんいたなら、スペイン人を追い払い、そのままインカは国を治め続けることができたかもしれません。 皇帝だって目の前の敵を放っておいて、解散したくはなかったでしょう。 しかしこれがインカの掟。 さすがの王もその掟には逆らうことが出来なかったようです。 なんだかタイミングが悪すぎて、こんなことでインカが滅んで閉まったのは悔しいですが、事実は事実。 国よりも明日の命を選んだ彼らにも正義があると思いました。 ■マチュピチュ炎上
リマの国立人類学考古学歴史学博物館に行った時、マチュピチュの復元模型にびっしりと藁の屋根が葺いてあるのを見て、カミソリの刃も通らないほどの精密さで石を組み上げる人たちが藁葺きの家に住んでいるとは、トホホだな〜なんて思っていたのですが、今、思うと、以外と湿気の多いマチュピチュでは、藁葺きが最強の屋根葺き材だということが分かります。 当時は無知でした。 茅葺きなら、あっという間に炎上したと思うのですが、そういうことが伝承として残っていないことが不思議です。 インカの人は口が堅いのか、それとも周囲に誰もいなかったのか…。 謎が謎を呼びます。
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