■登場した遺跡・場所
モハーの断崖 マルウィー洞窟 ニューグレンジ(紀元前3200年) ベンプルヘン山 キャラオウモア(紀元前7400年) ロッホクルー(紀元前4000年) アイルランド国立博物館 ダウス古墳 ナウス古墳
★へっぽこ絵 問題の答えとして登場した「カッコウ」のぬいぐるみが可愛かったです。 日本では滅多にお目にかかれないので面白かったです。
■総括 ダウンジング・ロッドがグルグル回るからといって、それがどうした?って感じで観てました。 今回も竹内さんがドルメンや巨石を案内していました。 この人が出るとオカルトチックな発言が多くて私はちょっと嫌なんですが、でも今回の「マイクの雑音」は面白かったですね。 あの土地と石と環境に何か秘密があるんだと思いました。
■これらの巨石建造物を造ったのが『ダーナ神族』ということで、いろいろと紹介されていました。 「ダーナ神族」については私は初耳なのですが現地では有名なのでしょうか? ケルト以前にこの地に住んでいた人たちを指しているみたいでしたが、そのダーナ神の属性が紹介されなかったのは残念でした。 古墳に仕掛けられたという天文カレンダー云々も確かに面白かったのですが、そもそも木の棒を建てる程度でも観測できる太陽の動きをどうして古墳まで作ってカレンダー代わりにしなきゃいけないのか、それが分かりませんでした。 「古墳の奥に光が届いたから今日は冬至だね」って、ホントに思っていたのか私には疑問です。 たとえば最奥の供え台に物を置き、太陽の光で清めるとか…そういう発想の方が説得力があるような気がします。
■色々紹介された古墳の用途ですが、その中の一つ、「ダーナ神族の宮殿」だったという説にはどうかな?という意見です。 自分が王様だったらあんな狭くて暗い場所にいたくないです。 いくら寒冷期とはいえ、わざわざあんな古墳の中に引きこもるのかな? もっと北の地域の人たちは土の中に穴を掘って暮らしていたので、寒さよけの建物を造るという点ではそっちの方が効率的だと思いました。
■立ったまま埋葬されたという女王メーヴの話は興味深いです。 女王様は強い魔力を持っていたそうで、戦闘能力の高そうな風貌に惚れました。 立ったままというのが面白いです。 各地にある立石が強い魔力を持った女性の代わりだったら面白いですね。 小ストーンサークルの由来の中で、ダンスを踊っていた女性が石に変えられたなんて物があるので、女性と石を結びつけるのは、それほど的はずれな案でもないような気がします。
■ダウスとナウスの古墳は面白かったです。 私が参加したツアーはニューグレンジしか行かなかったので、ダウスとナウスはどうなっているのか映像で観てみたいと思っていました。 で映像で観て、これはツアー客を受け入れるのは無理だなと納得しました。
ナウスの日時計石は、もともと平らに置かれていたんでしょうね。 今の位置では日時計として使うには無理があるように思います。 ということは、古墳が建設されたときには、すでにあの石が日時計であることは無視、または忘れられていたってことなんだと思うんですが、その辺はどう解釈するのでしょうか。 「高度な知識」とナレーションを入れるのは勝手ですが、あまり根拠が薄いのもいかがなものかと思いました。
■「悪魔は左の肩越しにささやく」というフレーズが気に入ってます。 右じゃなくて、左っていうのはどうしてでしょうね。 そういえば「宝島」のキャプテン・シルバーは左肩にオウムを乗せていました。 左って顔を向けやすいのかもしれません。
|