世界ふしぎ発見−イスタンブールから地中海へ! 海の古代文明紀行−2010年7月24日(TBS) ■登場した遺跡・場所
イェニカビ遺跡(木造船発掘場所・イスタンブール) カシュ(水に浮かぶ棺) パタラ遺跡(ミュラ)
★へっぽこ絵
海に浮かぶ棺…。 これはインパクトありますね。棺マニアのロマンだ〜(*´∀`)ノ ハゥ――♪ とりあえずリキュア文明のモノはすでに観光すみなので免疫ついていますが、初見だったらこの映像だけで飛行機乗っていたと思います。 この墓は高台に作られていて、死者の魂を天に送るためにそうなっていた…とナレーションが言ってましたが、これもブルガリアやギリシャで見た「天空の墓」と基本は同じだなと思いました。
棺の中から出てきた金細工は、トラキア文化の影響を受けていたし、これをみてもトラキアとリキュアは類似点が多いと思いました。
■遺跡だらけのイスタンブール
数千年に渡り人が住み続けた地に地下鉄を掘るのは大変なことなんだと思いました。 日本の業者さんが心を尽くして建設してくれているのがよく分かり、これならイスタンブールの人たちも喜んでくれるだろうと感じました。 それにしても遺跡がありすぎですね。 おまけに規模も大きくて、遺物の搬送だけでも大変そうです。 ■木造船出た!
5世紀に造られたデカイ木造船が映ってましたが、こんなモノが36隻も埋まっていたとは…。 保存場所大変だろうな…なんて思いながら見てました。 古くなってそのまま放置されてしまったんでしょうが、ちょっともったいないと思いました。 ■トルコにレバノン杉
ミュラ遺跡の近くにはレバノン杉が生えていて、船の材料になっていたことを初めて知りました。 レバノンじゃないのに「レバノン杉」と呼ぶのはおかしいのではないかと思いつつ、太くてまっすぐな杉が今も泰然と生えていて、昔を彷彿とさせた一瞬でした。
■リキュアの風俗
船を使った交易でもうけていたリキュアの人たちが住んでいたという街の跡はどこにでもある感じで普通っぽかったですが、墓と髪型だけは、こだわりがあったみたいです。 男の人がロン毛…これは面白いです。 戦争をしないから長くても邪魔じゃなかったんでしょうね。 そしてあの独特の墓。 ああいう墓はペトラのナバティア人も作ってますが、崖に幾重にも密集させて暑苦しい建て方をするのは、このリキュアの人たちの特徴だと思います。 私はフェティエで見ましたが、こっちも崖の上に作られていました。
ちなみに写真はフェティエで見かけた墓です。 道の真ん中に取り残されていました。 ■パタラ遺跡とリキュア文明(紀元前4世紀〜2世紀頃)
私の古いガイドブックには「リキア」と書いてありました。 時代によって呼び方が変わるのは、やや面倒です。 金持ちの道楽都市という目で見てましたが、当時はきっと大いに栄えていたんでしょうね。 クサントス遺跡の塔のような墓も面白いです。 中がどうなっているか紹介されませんでしたが、風通しの良いところなので、遺体もミイラ化しているかもしれません。 ■黒い倉庫−ペズィルキャン村
リキュア人が住んでいた家の形を今でも継承していると紹介された村。 150年前の倉庫が今も使われているということでしたが、似たようなモノがスイスのツェルマットにありました。(マッターホルン山のふもとの街) 下に扉はなく、2階部分から出入りするようになってましたが、トルコの倉庫もそんな使われ方をしていたんじゃないかと思います。 リキュア人は木造の家に住んでいて、墓は岩窟を使ってましたが、これって木が豊富にあるから木造家屋になったんでしょうね。 意外とあの岩穴、湿気がスゴイです。 ■彫刻のアニメーション
イスタンブール考古学博物館に残るリキュアの彫刻はすごかったですね。 紀元前5世紀に作られたものだそうです。 石棺に馬の動きをコマ送りで彫り込むなんて…発想のすごさびビックリでした。 ■蜘蛛よけ
ダチョウの卵のカラがクモを寄せ付けない効果をもっていることに驚きでした。 本当に効果があるのか、我が家の低い天井に吊して試してみたいです。
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