吉村作治 太陽の船復活 徹底解明! ピラミッドの謎 2011年8月7日 (TBS)
★へっぽこ絵 防護服に身を包んだ関係者。 とっても印象的でした。
■おおざっぱな感想 今から4550年前に造られたという「もう一つの太陽の船」を発掘するプロジェクトを、地味にチンマリと紹介していました。 この船の存在が見つかってから数十年…吉村先生執念の発掘劇でしたが、今年に入ってからエジプトで起こった暴動事件等、先生をめぐる環境もずいぶんと変わりました。 船はすぐそこに埋まっていて、クレーンで石を持ち上げるだけなのに、OK出るまで翻弄されること数度…。 途中で投げ出さず、辛抱強く待った甲斐があった発掘結果で、船の残骸が映った時は私も拍手でした。
■スポンサーの「ニトリ」は私もスノコを買ったり、ゆで麺を洗うために使うザルを買ったりと、良く利用しているのですが、まさか発掘のスポンサーになっていたとは知りませんでした。 今までスポンサー関係者をテレビに映してヨイショすることがほとんどなかったので、ちょっと奇異に感じましたが、スポンサーだって遺跡大好きなんだよ!という心の声が聞こえてきて、嫌な感じは少しも受けませんでした。 むしろこれからはニトリの店舗でもっとエジプト風オリジナル家具(ただし格安に限る!)を出して欲しいくらいです。
■印象に残ったのは木片を拾い上げるシーンです。 初めて船と接触するわけで、小さな木片ですがその価値は計り知れないと思いました。 レバノン杉は古くなっても良い香りがするような気がするんですが、敷石を持ち上げた時に何か香りがしなかったのでしょうか。 でも皆、防御服みたいなのを着ていたので、鼻で香りを感じるには無理だったかもしれませんね。
■2本目の蓋石にカルトゥーシュが描かれ、そこに「クフ王」の名前があったのには感動しました。 他にも文字がいっぱい描かれていて、吉村先生も言っていましたがピラミッドには文字はないけど、遺跡から発見された蓋石には文字がたくさん描かれているので、ピラミッドの謎を解く鍵になることは間違いないですね。 先生は2015年に新築される新しい博物館にこの船を展示するんだと言ってましたが、私も是非、この目で2艘の太陽の船を見てみたいです。 気球でつり上げて空を飛行させるのは私も無理だと思うけど、でも先生の夢は良いなと思いました。
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