【登場した遺跡・博物館】 ウルブルン沈没船遺跡(カシュ) エフェス遺跡{ケルスス図書館・アルテミス神殿} チャタルホユック遺跡 アナトリア博物館
【登場した遺物】 アルテミス像(エフェス) 日本の土偶(長野の縄文ビーナス等) 地母神(チャタルホユック)
★へっぽこ絵 トルコの遺跡から出土した地母神 これも迫力あったけど、案内してくれたお姉さんがそのまんま地母神と同じ体型で、説明に説得力が加わっていました。 やはり豊満な女性は本当に豊かさの象徴に見えます。
■久しぶりトルコ トルコの夏は気持ちよさそうでした。 今回は「女神特集」ということで、現地のおばちゃんたちが一杯登場してくれたのが嬉しかったです。 若い美人も良いですが、料理上手なお母さんたちも魅力たっぷりで、一家を支えている母の強さを感じました。
■地中海の女神 トルコの遺跡を「女神」というキーワードで巡っていくのは楽しいなと思いました。 地中海の周りにはあちこちに女神がいるので、それらを比較したりするのも面白いです。 その比較として縄文ビーナスが登場したのには笑ってしまいましたが、確かに共通点も多いので、地域を問わず、古代の人たちは女性の「性」に神秘のチカラを感じていたんですね。 その「神秘のチカラ」ですが、豊作や再生などを紹介していましたが、私は「予言」も入れて欲しかったです。 マルタのジュガンティ遺跡やデルフォイの神殿など巫女の存在が世の中に影響を与えていたこともあったのですから、せっかく女神の威光を取り上げるのだから、忘れずに加えて欲しかったです。
■海底遺跡 ウルブルン沈没船(レプリカ) 本物そっくりに作られた研修用の海底遺跡は面白かったです。 トルコのようにこれからも難破船が次々と見つかりそうな国は、しっかりと人材を育てていかないと調査が追いつかないでしょうね。 陸にも遺跡山盛りだし、海にも遺跡・遺物が山盛り…。 トルコもこれからは遺跡大国として頑張っていって欲しいです。
■チャタルホユック遺跡 9500年前の遺跡で、世界最古の農耕集落遺跡と紹介されていました。 動物の攻撃を受けないよう家々が密集して建てられ、自然と要塞のような景観になってました。 発掘現場はあちこち掘り返されているみたいで、世界各国から集まった調査団たちが協力してこの古い遺跡を調査しているんだそうです。 その遺跡の穀物倉庫から発掘された「地母神」と名付けられた女神像。 前から見てもたっぷりお肉でしたが、尻も肉がこぼれんばかりについていて、太りすぎて身動きできないような人がテレビに出ますが、まさにあんな感じでした。 そして足の間からは生まれたばかりの赤ん坊…。 さすがにこれはシュールだなと感じました。
■タシュカレ村の倉庫崖には驚きました。 敦煌の莫高窟みたいですが、敦煌と違うのは人が歩くための回廊がないことです。 倉庫としての機能を絞り込んだような構造で、麦をしまうためには、あの崖をのぼり30キロの小麦袋を引き上げなきゃならないのは、大変だよな…と思いながらみてました。 特に驚いたのは袋を引き上げるための滑車を取り付けた木材で、よく折れたり割れたりしないなと感心しました。
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