【登場した遺跡・場所】 ゴヌール遺跡 メルヴ遺跡(巨大天然冷蔵庫) コウアタの地底温泉湖
【へっぽこ絵】 精巧に出来ていた車輪枠。 青銅性で、デザインも使いやすそうでした。 こんな物を4000年も前に作ってしまうのだから、スゴイです。 見たところ厚みがあまりないので、実用したとして耐久年数はどれくらいなのか気になりました。 しかしこういう物が出土すると、「さすがは草原の国」と思ってしまいます。
■【美人が多い!トルクメニスタン】 そもそも草原の民族は美人が多い! 昔は「略奪婚」もあったそうですが、あの美女たちを見ていると、フラッと魔が差しても仕方がないなと思ってしまいました。 彼女たちが日常着としている服は華やかで、ああいうデザインも美女度を上げているんでしょうね。 でも家庭料理で紹介された『プロフ』の油たっぷりを見ると、中年以降はどっと体重が増えそうだなと思いました。 しかし体重が増えても美人は美人。 市場のおばちゃんたちの溌剌とした笑顔に惚れました。
■【マルギアナ文明】 今から4000年前、この地にマルギアナ文明が興ったそうです。 初耳の文明なのですが、ゴヌール遺跡とそこからの出土物を見ると、かなり大きな文明だったみたいです。 東京ドーム5つ分の広さを持つ『ゴヌール遺跡』が紹介されましたが、なんか驚くことが一杯でした。 そもそもあの狭い入口では内部に何も運び込めないですね。 生活物資とか家具とか…どうしていたのか気になりました。 それだけ外敵に備えていたんでしょうが、働いている人たちは文句も言わず、あの狭い通路を行き来していたのだとしたら、お気の毒だなと思いました。 王様が座っていたという玉座の妙な中途半端さも意外でした。 階段の途中みたいなところに王様が座っていたそうですが、これを草原の王のつつましさと受け取って良いのか、ちょっと悩みました。 そのゴヌール遺跡の王族の墓から見つかった品々は首都アシガバードの国立博物館に展示されていました。 金のツボとか、かなり豪華な物が多く、ケルト文化につながっていくようなくデザインとかあって興味深かったです。 印章として使った小さい土製の印も色んなデザインがあり、当時の人たちの洒落たセンスを感じました。 しかし印章は洗練されているのに、人型は埴輪みたいに無表情タイプが多く、ここの人たちも人型はハトサブレ風(薄っぺらい)なんだなということが分かりました。 今回、へぇ〜と驚いたのは青銅で出来た車輪のカバーです。 さすが草原の民! 馬の道具に対するこだわりはスゴイです。 そういえば馬の骨も紹介されていました。 キレイに横たわった姿で白骨化していましたが、あの世で主人を乗せるため一緒に埋葬されたんでしょうね。
■遺跡に円形の施設に残されていました。 ここでは「ゾロアスター教」の儀式が行われていて、生け贄を焼く場と、聖なる火を焚く炉が紹介されました。 この地でゾロアスター教(拝火教)が生まれた理由として、ガスが自然に発火して、今でも燃え続けている「ダルバザクレーター」を引き合いに出していましたが、これは…どうなんでしょうね。 天然ガス穴からゾロアスター教が生まれたとしたら、あの難解な教義はすべて後付けで、創作しすぎな感じもしました。 日本だったら一柱の自然神に落ち着きそうな感じなので、よけいに差を感じました。 しかし「ダルバザクレーター」って面白いところですね。 実際、近づくとどれくらい熱いのか興味あります。
■「コウアタ」という地底温泉湖は、「暗いよぉ〜、狭いよぉ〜、深いよぉ〜」が嫌いな私にとっては、なんとも悩ましい地底湖ですが、温かいなら入ってみたいなと思いました。 あの広さと深さ、そして地底ってことなので、源泉の温度はかなり高くないと水を温めるまではいかないでしょうね。 お湯の沸き出し口の温度が知りたいところですが、水が抜けていく場所がまだ分かっていないと説明していました。 きっとじわりと砂に染みこんで、地下の川にでも流れていくのかなと思いました。
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