遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■世界ふしぎ発見! 天山山脈に抱かれたキルギス 神秘の湖に眠る謎−2008年9月6日(TBS)
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■登場した遺跡・場所

イシク・クル湖畔の岩絵群
ジャコンバエボの海中墳墓群
国立歴史博物館(ビシュケク)


へっぽこ絵

今回の目玉!なんとも不思議なデザイン。
番組では龍ではないかと言っていましたが、私はサメかな〜と思います。
(イシク・イル湖にサメがいるかは分からないけど)


総評
    初めて見るキルギス国は青空が美しく、また自然に恵まれた国でした。
    湖に沈んだ遺跡ということでカメラが水中に潜っていましたが、撮影の仕方にインパクトがないのか、どう見ても遺跡というよりただの瓦礫の山にしか見えませんでした。
    石が直線に並んでいるという説明もありましたが、撮し方がイマイチで、言われて初めて気が付くレベルでした。
    チラッと映った人骨の変色に驚きましたが、あの部分の遺構をもうちょっと上から見下ろすように撮して欲しかったです。
    ドルメンがあるかもと思ったのですが、それらしき物もなかったので残念でした。


blo_56c.gifイシク・クル湖
    イギリスのネス湖のように、未知の巨大生物が生息しているのではないかと噂の湖ですが、上空からみるとキレイな三角形をした湖でした。
    100本以上の川が流れ込んでいるのに、出ていく川がないのは不思議でした。
    盆地中の盆地、ド盆地なんでしょうね。
    ミステリーハンターが言うには水温がかなり低いそうですが、みんな水着で普通にバカンスを楽しんでいるのが不思議でした。
    あちらの人々は低水温に身体が慣れているのかもしれないです。


キルギス国
    人口は500万人しかいないのに、80もの民族が住んでいるということに驚きでした。
    こういう色んな民族が住んでいる地域の食事はどんな風なのか気になりました。
    今回、遊牧民の家族の食事は紹介されましたが、都会の人たちの食生活も取り上げて欲しかったです。


blo_56c.gif岩絵と国立博物館
    岩絵は動物の絵や人など、多岐に渡っていて見ているだけでも楽しかったです。
    鹿のお尻がクィっと上がっている絵は、イスラム国の古い絵皿に似たような物をいくつか見ました。
    これらを描いたのは「サカ族」という人たちらしく、番組ではこんな風に説明されていました。

    サカ族は最古の騎馬民族スキタイの流れを汲むイラン系の民族。
    紀元前8世紀〜5世紀まで中央アジアの草原地帯を支配し、雄大な遊牧国家を築いた。
    サカ族の文化の特徴は動物をモチーフにした道具や装飾品を数多く創っていたこと。
    サカ族の墓からは黄金製品と共に馬具も出土している。


    blo_56c.gif<サカ族のお墓から出土したという黄金仮面の頬には入れ墨の痕がありましたが、当時の人たちは入れ墨をしていたんですね。
    麦の穂がスッと伸びているような絵柄を頬に入れるセンスは凄いなと思いました。

    チラっと映った博物館はとてもエキゾティックな雰囲気で、柱、天井の様子、奥につづくアーチ型の出入り口など、すごく興味深かったです。
    もっと展示物を紹介して欲しかったと思います。


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