遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■世界ふしぎ発見!−あなたの知らないイギリス王室の秘密−2010年10月30日
■登場した遺跡・場所

ラ・ホルクレイ・ドウ・ファルドゥオ遺跡(ジャージ島)
ラ・ホグビー遺跡(ジャージ島)
パラター遺跡のヴァイキング墓(マン島)
ミアル・サークル(マン島)

へっぽこ絵
マン島の猫は尻尾が短いです。
DNA?がそうなっているらしいです。
尻尾が短い以外は、日本の猫とあまり姿形は変わりませんでした。



久しぶりに聞く「ダーナ神族」!
また始まったかと思いましたが、今回はダウンジング・ロッドも出ず、普通にレポしていたのが良かったです。
ジャージ島、サーク島、マン島は、名前は有名でも日本のテレビカメラが取材に行くことは少ないので、とても貴重でした。
この後には「TBS世界遺産」が「イビサ島」を放送したばかりで、最近は島がブームなのか、めずらしい遺跡を多く見られて私は嬉しいです。
この辺の遺跡はだいたいどれも6000年前のモノらしいので、古さも申し分ないです。


ジャージー島のラ・ホルクレイ・ドウ・ファルドゥオ遺跡です。
大きな一枚岩が印象的な古代墳墓ですが、他の屋根石はみんなはぎ取られてしまい、往事のおもかげはほとんど残っていませんでした。
石の配置はアイルランドのニューグレンジ墳墓と同じで興味深かったです。
あれだけの天井岩を運ぶのにどれだけの人手が必要だったのか、あと、石は現地調達なんでしょうが、古代の石切場も見てみたかったです。



同じくジャージー島のラ・ホグビー遺跡です。
土盛りがしっかりと残る、面白そうな古墳でした。
これも基本的にはニューグレンジと同じで、十字の基本形に最奥部に洗面器が置かれている造りで、ミニ・ニューグレンジと呼べる古墳でした。

ただテレビで見たところ壁に彫刻が一切なく、石は積んだけれど彫刻までは手が回らなかったのか、それとも元から彫刻など施す気がなかったのか…。
これだけの大きさなのだから首長クラスの墓だと思うのですが質素すぎるような気がしました。



マン島の遺跡たち
この辺はケルトやヴァイキングたちの痕跡が残っているので、以前から興味があったのですが、動画で遺跡を見るのは初めてでした。
見晴らしの良い丘に造られた、ヴァイキングたちが造った舟形の墳墓『パラター遺跡』は、スウェーデンやデンマークでヴァイキングの墓を見まくった私には懐かしいモノでした。
彼らはこんなところでも舟形の墓を造っていたんですね。
見晴らしの良い景色を見て、死者にも海を見せたいという気持ちの表れかなと思いました。

最後に紹介されたストーンサークルは、面白かったです。
『ミアル・サークル』と呼ばれていて、これも6000年前の遺跡なんだそうです。
小さな円墓を、大円を描くように配置するというのは珍しいなと思います。
ただ気になったのは、それらの小円墓の作りがバラバラで、同時期に造られたようには見えませんでした。
最初はヴァイキング達が造った、手頃な石を並べてる方法の円墳から始まり、最終的には石棺を意識した削り出した板石を使ってました。
ここまで違うと文化が違うのか、時代が違うのかと、疑問に思うし、そもそも最初から大円だったのか、そう見えるだけなのか…と思うし、後から来た民族が小円の石を取り除いて板石を置いて墓を造ったのか…とか、色々と謎が深まってきます。
ヴァイキングの墓は基本的に火葬なので、小円でも大丈夫なんだけど、板石はどうみても遺体を置くことが前提なので…やはりアンバランスな気もします。
たぶん現地の博物館にでも発掘の詳細があるんでしょうが、テレビではそこまで紹介されていなかったのが残念です。


ジャージー牛乳の牛さん…お耳が大きくて可愛かったです。
あと、サーク島のトラクターバスは乗りたいなと思いました。

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