遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 今夜解明!ミイラが暴く世界三大ミステリーツアー 第二弾!−10月15日(テレビ東京)
今夜解明!ミイラが暴く世界三大ミステリーツアー 第二弾!−10月15日(テレビ東京)

■登場した遺跡・場所

エル・ブルポ遺跡(ペルー)
 └モチェ女王
マチュピチュ遺跡(ペルー)
シルケボー博物館(デンマーク)
 └トーロンマンさん「帽子のおっさん」
モスゴー博物館(デンマーク)
 └グラウバレマンさん「赤毛のおっさん」)
トーロンマン発見の湿地
ドレンテ博物館(オランダ)
 └ユーデの少女(オランダ)
チュヘラアバード岩塩坑遺跡(イラン)
 └ソルトマン&その他ソルトマンさんたち


へっぽこ絵

ソルトマンです。
金髪が印象的ですが、ヒゲもなかなかの量でした。
一緒に発掘されたブーツの中には片足が残ってましたが、それ以外は散逸してしまったそうです。
彼の体は掘り出された岩塩の粒に混ざっちゃったんでしょうね…。
知らずに食べちゃった人はお気の毒です。


まさかに第二弾!
    今回もこってりとした内容に仕上がっていて、面白かったです。
    福澤アナの「〜語りたまえぇぇぇ」は、聞くたびに吹き出しますが、真面目にやってくれるのが嬉しいです。
    この番組のよいところは茶化す人がいないことです。
    ミイラが映し出されるだけで、「ゲェェェ…(´Д`)」という顔をされるのは、ミイラファンとしては嫌なので、今後もゲスト抜きで続けて欲しいです。
    そしてレポーターもミイラ初体験の人を選んでいるところも、こだわりの一つなんだと思います。
    怖がったり、感心したりと、表情は様々ですが、コレが縁でミイラ好きになってくれると良いなと思います。

マチュピチュにミイラはなかった!ドン★
    これにはビックリでした。
    私はずっとマチュピチュから大量に出土したというミイラを追ってました。
    その昔、「歩き方」は広場の地図を載せて、「ここでミイラが大量に出土した」と書いてました。
    見学に訪れていた私は現地の係員を捕まえて、「ここからミイラが発掘されたって?」と、聞きました。
    係員は「さぁ…ねぇ…。ここじゃなくて、あっちの崖の方じゃね?」とハッキリしない答えを言っていたのを覚えてます。
    その後マチュピチュの発掘をしたアメリカの大学がミイラを持ち帰った…という記事も何かで読みました。
    それなのに…気候風土がミイラ作成には合わないため、ここではミイラ造りは行われなかったという…。
    それじゃ今までの情報は何だったんでしょうか…。
    番組を見ながら脱力しまくりでした。

北のミイラ村
    ミイラを紹介する前、この村ではミイラを「保存用のジャガイモを作る要領でミイラを作る」と説明していたので、私は裸にした遺体を外に放りだし、夜間に遺体を凍らせて、昼間、太陽の熱で解けてきたところを足で踏んで水分を出すのかと思って、「凄いことするな」とニヤニヤ想像していたんですが、そうじゃなかったです。

    ミイラと一緒にゴハン食べたりして、ほほえましいなと思いました。

デンマークの湿地ミイラ
    久しぶりの対面。
    というか、各博物館がとても懐かしく感じました。
    シルケボー博物館もモスゴー博物館も苦労してたどり着いたところなので、映像が眼に飛び込んできた瞬間、色んなことを思い出しました。

    どっちも取材班はミイラに直行していたので、他の部屋の紹介がなかったのが残念です。
    ミイラは私が会った時と変わらず、そこにいました。

    帽子をかぶった方のミイラですが、背景に貼られた白黒の写真が実は不気味で、あの場に立つとミイラより写真に眼が行ってしまいます。
    ミイラがどんな場所でずっと眠っていたのか…その寂しい心をあの写真は表しているように思います。
    テレビじゃほとんど写っていないのが残念です。

    もう一体のモスゴー博物館の方(赤い髪の方)は、もうちょっと首の傷を大きく取り上げて欲しかったです。
    傷の深さ、気持ち悪さは、このミイラの特徴でもあるからです。
    まぁ、お茶の間にながすには、衝撃映像になってしまうかもしれませんね。

雨の泥炭湿地
    トーロンマンが見つかった湿地帯を女優の原沙知絵さんが歩くシーンは、湿地ミイラファンにとっては嬉しかったです。
    ああいう場所はなかなか行く機会がないので、すごく興味深かったです。
    無理だと思いますが、胸まである防水着を着て、ちょっと沼地の中に入ってもらい、泥をすくってほしかったかな…と思います。
    ああいう沼の底の泥ってどんな風になっているのか興味があります。

イランのソルトマン
    「世界で唯一」と謳ってましたが、オーストリアのハルシュタット岩塩坑でもソルトマンを見た記憶が…。
    まぁイランのソルトマンの方が見た目のインパクトが大きいし、古いので、「唯一」と言ってしまうのも仕方ないのかもしれません。

    蝋で出来た人形のような姿に驚きました。
    ソルトマンによく似た、シワくちゃで毛がボーボーのじいさんって街でも見かけるなーと思い、妙な親近感が湧きました。
    立派なブーツを履いていたのは驚きです。
    2000年前の革細工の技術の高さは現代でも通じると思いました。
    吉澤アナが着ていた当時の作業服は簡素で、汗を良く吸い取りやすそうだと思いました。
    耳に岩塩がたまるので耳掻きは必需品というのは、へぇぇぇでした。
    やはり岩塩を掘るという仕事は肉体だけでなく、身体の器官にも影響が出ることを知りました。
    ソルトマンを舐めると、やっぱりしょっぱいのかな…と、ちょっと気になりました。


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