■登場した遺跡・場所
メルサガワシス(エジプト)
★へっぽこ絵
プントの女王サマ。 太った女性に描かれているけれど、実はスタイル抜群の美女だったんではないかな…。 ハトシェプスト女王は自分よりブス度を高めに描いているような気がします。
■いつもはピラミッドやクレオパトラ、砂漠の遺跡ばかりをテーマに取り上げている「ふしぎ」ですが、今回は「海とエジプト」ということで、面白い情報が一杯紹介されました。 メインはハトシェプスト女王でした。 ミイラから分かった死因、女でありながらファラオの地位についたこと、他国と貿易を行いエジプトを繁栄させたことなど、切り口が斬新で面白かったです。 女王が「つけヒゲ」をしていたのは有名ですが、そこまで型にこだわる所が面白いです。 ファラオになっても自由にオシャレを楽しめないとは本当に不思議ですね〜。 神と同等の最高権力者なのに!
■「メルサガワシス」の遺跡で見つかった、4000年前のロープが紹介されましたが、ほとんど当時のままの状態で驚きました。 あの太いロープを見ていると、巨大なピラミッドの石を運び上げた仕事ぶりも納得でした。 あれを編むのにどれくらいの月日と経験が必要なのか知りたいものです。 当時の船は思った以上にロープの使用が多いです。 ヴァイキング船と比べると倍近く差があるように思います。 紅海なんて陸地の割れ目に出来たような海なので、そんなに風も吹かないような気もしていましたが、実際は船をも沈める荒ぶる海だったようで、あの青い色にだまされてはいかんなと思いました。 私も紅海でダイビングをしましたが、ミステリーハンターが潜っていた場所はサンゴの美しさには定評のあるところなので、さすがに綺麗なサンゴばかりでした。 ああいうところに潜ってみたいモノですが、きっとあそこは豪華ホテルのプライベートエリアなんでしょうね…(´・ω・`) いいなー。
■ハトシェプスト女王の葬祭殿に乳香の木が植えられていたことを始めて知りました。 あんな地味に置いてあると、気が付かない人も多いでしょう。 それにしても観光客の多さに驚きでした。 365日、毎日がお祭りみたいです。 まだ50体ほどのファラオのミイラが眠っているそうなので、10年に1体づつ見つけて話題にすれば、あと500年は観光で潤いますね。 凄いな〜(´ω`*)
■ハトシェプスト女王は後のファラオに肖像画をことごとくはぎ取られてしまいましたが、なんか恐ろしい話です。 今回、女王のミイラが見つかったキッカケになったのが一本の「歯」だったそうですが、歯一個にあの美しい箱を用意するとはサスガだなと思いました。 DNAの鑑定が行われるようになり、エジプト史がどんどん明らかになるのは、ちょっと怖いけど楽しみでもあります。 エジプト人は海外に関心がないと言われてきた事が、実はそうじゃなかったと分かる日も近いように思います。 模型で再現された当時の船の完成度の高さにはビックリでしたが、ああいった船でインド洋へ向かい、さらに日本まで来ていたと妄想するのは、とても楽しいです。
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