遺跡馬鹿の番組&雑多感想








 ■世界ふしぎ発見!−知られざる海洋王国エジプト 青い海を見た女王・ハトシェプスト−2011/1/22

■登場した遺跡・場所

メルサガワシス(エジプト)


へっぽこ絵
プントの女王サマ。
太った女性に描かれているけれど、実はスタイル抜群の美女だったんではないかな…。
ハトシェプスト女王は自分よりブス度を高めに描いているような気がします。


いつもはピラミッドやクレオパトラ、砂漠の遺跡ばかりをテーマに取り上げている「ふしぎ」ですが、今回は「海とエジプト」ということで、面白い情報が一杯紹介されました。
メインはハトシェプスト女王でした。
ミイラから分かった死因、女でありながらファラオの地位についたこと、他国と貿易を行いエジプトを繁栄させたことなど、切り口が斬新で面白かったです。
女王が「つけヒゲ」をしていたのは有名ですが、そこまで型にこだわる所が面白いです。
ファラオになっても自由にオシャレを楽しめないとは本当に不思議ですね〜。
神と同等の最高権力者なのに!


「メルサガワシス」の遺跡で見つかった、4000年前のロープが紹介されましたが、ほとんど当時のままの状態で驚きました。
あの太いロープを見ていると、巨大なピラミッドの石を運び上げた仕事ぶりも納得でした。
あれを編むのにどれくらいの月日と経験が必要なのか知りたいものです。
当時の船は思った以上にロープの使用が多いです。
ヴァイキング船と比べると倍近く差があるように思います。
紅海なんて陸地の割れ目に出来たような海なので、そんなに風も吹かないような気もしていましたが、実際は船をも沈める荒ぶる海だったようで、あの青い色にだまされてはいかんなと思いました。
私も紅海でダイビングをしましたが、ミステリーハンターが潜っていた場所はサンゴの美しさには定評のあるところなので、さすがに綺麗なサンゴばかりでした。
ああいうところに潜ってみたいモノですが、きっとあそこは豪華ホテルのプライベートエリアなんでしょうね…(´・ω・`) いいなー。


ハトシェプスト女王の葬祭殿に乳香の木が植えられていたことを始めて知りました。
あんな地味に置いてあると、気が付かない人も多いでしょう。
それにしても観光客の多さに驚きでした。
365日、毎日がお祭りみたいです。
まだ50体ほどのファラオのミイラが眠っているそうなので、10年に1体づつ見つけて話題にすれば、あと500年は観光で潤いますね。
凄いな〜(´ω`*)


ハトシェプスト女王は後のファラオに肖像画をことごとくはぎ取られてしまいましたが、なんか恐ろしい話です。
今回、女王のミイラが見つかったキッカケになったのが一本の「歯」だったそうですが、歯一個にあの美しい箱を用意するとはサスガだなと思いました。
DNAの鑑定が行われるようになり、エジプト史がどんどん明らかになるのは、ちょっと怖いけど楽しみでもあります。
エジプト人は海外に関心がないと言われてきた事が、実はそうじゃなかったと分かる日も近いように思います。
模型で再現された当時の船の完成度の高さにはビックリでしたが、ああいった船でインド洋へ向かい、さらに日本まで来ていたと妄想するのは、とても楽しいです。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見!−アイルランド 魔法の民族ダーナ神族の謎−2010/11/20

■登場した遺跡・場所

イニシュモア島(アラン諸島)
ドゥン・エンガス(愛と青春の神)6000年前
ドゥン・オーヘル
ドゥン・ドゥカバー(黒い砦)
キャロモア・ドルメン(6000年前)
イックナレア山(メーブ女王の墓?4500年前)
Multiple bulan (癒しの石)


へっぽこ絵
面白いなと感じた「Multiple bullan」を描いてみました。
8個の穴に8個の石を乗せ、グリグリと手で回したりして癒しを得るそうです。
カップ穴と呼ばれる石は世界各地にありますが、こういう用途で使っているモノを見たのは初めてだったので、とても面白かったです。
是非自分でもグリグリしてみたいですが、分かりにくい場所にあるそうなので、たどり着けるか心配です。



またまた「ダーナ神族」で、特に目新しさもありませんでした。
映画「ハリーポッター」が公開される頃になると取材されるダーナ神族…。
しかし映画は次回作で終焉なので、映画が終わったらダーナ神族も見捨てられてしまうのか心配です。


アイルランドに残る「レイライン」を追うロケでしたが、あの地にはたくさんの遺跡があるので、ストーンヘンジを起点として適当に放射線を描いたら、いくつかの遺跡はその線上に乗るだろうから、本当にこれらがレイラインなのかをもうちょっと詳しく検証して欲しかったと思います。


今回はマウンド遺跡が多く、人も通わぬ道をヘコヘコと登っていましたが、自分もきっと「面倒〜!でも見たい!!」とつぶやきながらも登ると思います。
アイルランドやイギリスの遺跡は見晴らしの良い場所にあることが多いので、目指す遺跡が見つけやすいっていうのがありますが、見えたからと言って辿り着くまでかなりの距離があったりするのであなどれません。


初めて紹介された「ドゥン・ホーヘル」遺跡です。
中央の円壇は石で出来ていて、それを中心に2重の石壁が取り囲んでいました。
これを見たとき、グレートジンバブエ遺跡を思い出しました。
規模はこちらの方が断然小さいのですが、基本構造が同じで、この遺跡をポンとジンバブエに持っていっても、これがアイルランドの遺跡とは気が付かないのではないかと思いました。
まぁ両者の時代がまったく違うので、関係づけることは無理ですが、でもちょっと面白いなと思いました。




久しぶりに「タラの丘」が登場しましたが、立石の周りに小さな敷石が敷かれ、なんか庭園のオブジェみたくなっていました。
ちょっとずつ遺跡にも手を入れているんですね。
昔の写真をアップしてみました。
よく見ると石の足下、なんども掘り返されているようにも見えます。
コレを防ぐために敷石を強いたんでしょう。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見!−あなたの知らないイギリス王室の秘密−2010年10月30日
■登場した遺跡・場所

ラ・ホルクレイ・ドウ・ファルドゥオ遺跡(ジャージ島)
ラ・ホグビー遺跡(ジャージ島)
パラター遺跡のヴァイキング墓(マン島)
ミアル・サークル(マン島)

へっぽこ絵
マン島の猫は尻尾が短いです。
DNA?がそうなっているらしいです。
尻尾が短い以外は、日本の猫とあまり姿形は変わりませんでした。



久しぶりに聞く「ダーナ神族」!
また始まったかと思いましたが、今回はダウンジング・ロッドも出ず、普通にレポしていたのが良かったです。
ジャージ島、サーク島、マン島は、名前は有名でも日本のテレビカメラが取材に行くことは少ないので、とても貴重でした。
この後には「TBS世界遺産」が「イビサ島」を放送したばかりで、最近は島がブームなのか、めずらしい遺跡を多く見られて私は嬉しいです。
この辺の遺跡はだいたいどれも6000年前のモノらしいので、古さも申し分ないです。


ジャージー島のラ・ホルクレイ・ドウ・ファルドゥオ遺跡です。
大きな一枚岩が印象的な古代墳墓ですが、他の屋根石はみんなはぎ取られてしまい、往事のおもかげはほとんど残っていませんでした。
石の配置はアイルランドのニューグレンジ墳墓と同じで興味深かったです。
あれだけの天井岩を運ぶのにどれだけの人手が必要だったのか、あと、石は現地調達なんでしょうが、古代の石切場も見てみたかったです。



同じくジャージー島のラ・ホグビー遺跡です。
土盛りがしっかりと残る、面白そうな古墳でした。
これも基本的にはニューグレンジと同じで、十字の基本形に最奥部に洗面器が置かれている造りで、ミニ・ニューグレンジと呼べる古墳でした。

ただテレビで見たところ壁に彫刻が一切なく、石は積んだけれど彫刻までは手が回らなかったのか、それとも元から彫刻など施す気がなかったのか…。
これだけの大きさなのだから首長クラスの墓だと思うのですが質素すぎるような気がしました。



マン島の遺跡たち
この辺はケルトやヴァイキングたちの痕跡が残っているので、以前から興味があったのですが、動画で遺跡を見るのは初めてでした。
見晴らしの良い丘に造られた、ヴァイキングたちが造った舟形の墳墓『パラター遺跡』は、スウェーデンやデンマークでヴァイキングの墓を見まくった私には懐かしいモノでした。
彼らはこんなところでも舟形の墓を造っていたんですね。
見晴らしの良い景色を見て、死者にも海を見せたいという気持ちの表れかなと思いました。

最後に紹介されたストーンサークルは、面白かったです。
『ミアル・サークル』と呼ばれていて、これも6000年前の遺跡なんだそうです。
小さな円墓を、大円を描くように配置するというのは珍しいなと思います。
ただ気になったのは、それらの小円墓の作りがバラバラで、同時期に造られたようには見えませんでした。
最初はヴァイキング達が造った、手頃な石を並べてる方法の円墳から始まり、最終的には石棺を意識した削り出した板石を使ってました。
ここまで違うと文化が違うのか、時代が違うのかと、疑問に思うし、そもそも最初から大円だったのか、そう見えるだけなのか…と思うし、後から来た民族が小円の石を取り除いて板石を置いて墓を造ったのか…とか、色々と謎が深まってきます。
ヴァイキングの墓は基本的に火葬なので、小円でも大丈夫なんだけど、板石はどうみても遺体を置くことが前提なので…やはりアンバランスな気もします。
たぶん現地の博物館にでも発掘の詳細があるんでしょうが、テレビではそこまで紹介されていなかったのが残念です。


ジャージー牛乳の牛さん…お耳が大きくて可愛かったです。
あと、サーク島のトラクターバスは乗りたいなと思いました。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見!−トルコ奇想天外遺跡紀行−地底の迷宮から天空のピラミッド−2010年10月16日


■登場した遺跡・場所

ウフララ渓谷(メソット2世の肖像画)
ネムルトダー遺跡(巨大頭ゴロゴロ)
ペンネのペッレ遺跡(ネクロポリス)
ギョペクリ・テペ(Gobekli Tepe)遺跡


へっぽこ絵
シャンル・ウルファ遺跡から出土した男性像です。
新石器時代だそうですが、だいたい8千年前のモノだそうです。
瞳のウルウル感が可愛いと思いました。
実物はもっと男前で色白です。



「ま〜たトルコかぁ〜」と思いながら見てたら、なんと、新遺跡の登場!!

  それも私好みの1万年前物件!

久しぶりのお宝遺跡の登場でテンションが上がりました。


ギョペクリ・テペ(Gobekli Tepe)遺跡はシリアとの国境近くにあるため、あまり旅行者が行かないのかと思いきや、調べてみたら綺麗な街で、趣のある古風な街並みはトルコでも有名な観光名所らしいです。
この遺跡の特徴は大きな石柱が何本も使われていること。
それが円をなすように並べられているのだから、イギリスのストーンヘンジやマルタ島のハジャール・キム神殿などとの関連を思わずにはいられません。



番組では空中撮影まではしてくれなかったので、遺跡の全貌は良く分かりませんでしたが、地図で見ると個々の遺跡はこじんまりとした円を描くように造られているのが分かります。
人の姿をかたどっている石柱はおそらく天井を支える柱としても使われたと思います。
天井は杉などを使って葺かれたと思いますが、窓がなければ真っ暗闇となるでしょうね。
石柱に描かれた人の姿や動物たちは、炎に当てられた時、生きているように映し出され、さぞ幻想的な空間を演出してくれたと想像出来ます。
しかしこれが1万年前の人たちが造り上げた施設だとしたら、その技術と想像力はたいした物だと思います。


柱は人の姿をかたどった物や動物が彫り込まれた物など、2種類のタイプに分けられるようです。
人型は細い腕が石の縁まで伸び、石の角を利用してきゅっと腹を包み込むように曲げてあります。
これはイースター島のモアイに似ていると思いました。

ベルトをして、そこに動物の毛皮を前掛けのように下げている像もありました。
たらんと垂れた足の指まで彫られていて、細かいところにまで目が行き届いているなと思いました。
人間はおおざっぱなのに、動物たちは精巧…ラスコーの洞窟壁画も人間はデフォルメされていたので、表現方法になんとなく共通点があるなと感じました。

動物の彫り物は削り口が鋭く線もなめらかで、時が経たことを感じさせない腕の良さを感じました。
彫られている動物は、牛やイノシシ、鳥でしたが、遺跡からは多くの動物の骨も出土しているそうです。
1万年前はまだ農耕が始まる前なので、食料は狩りで調達していたと思うのですが、彫られている動物たちをみると、家畜とし飼育していたんじゃないのかと思うような種類ばかりなので、これはこれで興味深かったです。

これだけの土木工事をするには大人数が必要だと思いますが、彼らの食料はどこから調達していたのか気になりました。
肉と木の実、時々干し魚…。
こんな食生活でも石を運んだり、積んだりする体力が確保出来るのだから、古代の人って丈夫なんだなと思いました。


カッパドキアとネムルトダーはオマケのような扱いでしたが、カッパドキアの高級ホテルには驚きました。
石をくりぬいて、あんなに素敵な部屋をつくるとは…。
でもせっかく泊まるのなら、地元民のようにカーペットの上に布団を敷く程度の設備の方が趣があって良いのにな〜。


ペンネのペッレ遺跡(ネクロポリス)で紹介された、地下への階段。
あれと同じ物がギリシャのコリントス遺跡にありました。
ミケーネ遺跡にも天窓はなかったけれど、似たような地下への階段を持つ水くみ場があったので、この地域を支配したコンマゲネ王国は確かにギリシャとペルシャを融合した「2つの遺伝子」を持つ国だと実感しました。


クイズに出た白い鶏肉をつかったケーキは「トルコプリン」と呼ばれているそうで、作り方を紹介しているサイトもありました。
日本の鳥で同じ食感を得られるかは分かりませんが、ちょっと作ってみたくなりました。

世界ふしぎ発見

 世界ふしぎ発見−イスタンブールから地中海へ! 海の古代文明紀行−2010年7月24日(TBS)
blo_73.gif世界ふしぎ発見−イスタンブールから地中海へ! 海の古代文明紀行−2010年7月24日(TBS)
■登場した遺跡・場所

イェニカビ遺跡(木造船発掘場所・イスタンブール)
カシュ(水に浮かぶ棺)
パタラ遺跡(ミュラ)


★へっぽこ絵

海に浮かぶ棺…。
これはインパクトありますね。棺マニアのロマンだ〜(*´∀`)ノ ハゥ――♪
とりあえずリキュア文明のモノはすでに観光すみなので免疫ついていますが、初見だったらこの映像だけで飛行機乗っていたと思います。
この墓は高台に作られていて、死者の魂を天に送るためにそうなっていた…とナレーションが言ってましたが、これもブルガリアやギリシャで見た「天空の墓」と基本は同じだなと思いました。

blo_73a.gif棺の中から出てきた金細工は、トラキア文化の影響を受けていたし、これをみてもトラキアとリキュアは類似点が多いと思いました。

遺跡だらけのイスタンブール
    数千年に渡り人が住み続けた地に地下鉄を掘るのは大変なことなんだと思いました。
    日本の業者さんが心を尽くして建設してくれているのがよく分かり、これならイスタンブールの人たちも喜んでくれるだろうと感じました。
    それにしても遺跡がありすぎですね。
    おまけに規模も大きくて、遺物の搬送だけでも大変そうです。

木造船出た!
    5世紀に造られたデカイ木造船が映ってましたが、こんなモノが36隻も埋まっていたとは…。
    保存場所大変だろうな…なんて思いながら見てました。
    古くなってそのまま放置されてしまったんでしょうが、ちょっともったいないと思いました。

トルコにレバノン杉
    ミュラ遺跡の近くにはレバノン杉が生えていて、船の材料になっていたことを初めて知りました。
    レバノンじゃないのに「レバノン杉」と呼ぶのはおかしいのではないかと思いつつ、太くてまっすぐな杉が今も泰然と生えていて、昔を彷彿とさせた一瞬でした。

リキュアの風俗
    船を使った交易でもうけていたリキュアの人たちが住んでいたという街の跡はどこにでもある感じで普通っぽかったですが、墓と髪型だけは、こだわりがあったみたいです。
    男の人がロン毛…これは面白いです。
    戦争をしないから長くても邪魔じゃなかったんでしょうね。
    そしてあの独特の墓。
    ああいう墓はペトラのナバティア人も作ってますが、崖に幾重にも密集させて暑苦しい建て方をするのは、このリキュアの人たちの特徴だと思います。
    私はフェティエで見ましたが、こっちも崖の上に作られていました。

    ちなみに写真はフェティエで見かけた墓です。
    道の真ん中に取り残されていました。

パタラ遺跡とリキュア文明(紀元前4世紀〜2世紀頃)
    私の古いガイドブックには「リキア」と書いてありました。
    時代によって呼び方が変わるのは、やや面倒です。
    金持ちの道楽都市という目で見てましたが、当時はきっと大いに栄えていたんでしょうね。
    クサントス遺跡の塔のような墓も面白いです。
    中がどうなっているか紹介されませんでしたが、風通しの良いところなので、遺体もミイラ化しているかもしれません。

黒い倉庫−ペズィルキャン村
    リキュア人が住んでいた家の形を今でも継承していると紹介された村。
    150年前の倉庫が今も使われているということでしたが、似たようなモノがスイスのツェルマットにありました。(マッターホルン山のふもとの街)
    下に扉はなく、2階部分から出入りするようになってましたが、トルコの倉庫もそんな使われ方をしていたんじゃないかと思います。
    リキュア人は木造の家に住んでいて、墓は岩窟を使ってましたが、これって木が豊富にあるから木造家屋になったんでしょうね。
    意外とあの岩穴、湿気がスゴイです。

彫刻のアニメーション
    イスタンブール考古学博物館に残るリキュアの彫刻はすごかったですね。
    紀元前5世紀に作られたものだそうです。
    石棺に馬の動きをコマ送りで彫り込むなんて…発想のすごさびビックリでした。

蜘蛛よけ
    ダチョウの卵のカラがクモを寄せ付けない効果をもっていることに驚きでした。
    本当に効果があるのか、我が家の低い天井に吊して試してみたいです。


世界ふしぎ発見

 世界ふしぎ発見−砂漠に蘇る死者 ミイラで解く古代アンデス文明−2010年5月16日(TBS)
blo_72a.gif■登場した遺跡・場所

セントロ・マルキ(ペルー・イロ)
コリカンチャ(クスコ)
オリャンタイタンボ村(ペルー)


★へっぽこ絵
研究所に運び込まれたミイラを見つめるミステリーハンター。
目がキラキラしてた!
首を傾げたミイラ…布を外すときにポロっと頭が取れてしまうんじゃないかとハラハラしながら見守っていました。
案外丈夫で、しっかり皮が張り付いているのを見て、この辺のミイラは他の地域と何かが違うような気がしました。


■あまり聞き慣れない『チリバヤ文化』。
その文化圏でミイラがたくさん発掘されているそうで、久しぶりに興味深く観ました。
あっちのミイラは埋葬すれば勝手に乾いてくれるお手軽ミイラなので、たくさん出土しても「これはっ!」と身を乗り出すこともないんですが、今回は体の中に壺が入っていたので、いきなりテンションが上がりました!

内臓を取り出し、体内に何かをつめるミイラは、2007年に開催された「インカ・マヤ・アステカ展」で観たことがありました。

  参考:【遺跡馬鹿のイベント潜入記】インカ・マヤ・アステカ展←ここから飛べます。

死体の腹を割いて物を詰めるなんていうのは、私からしたら「ギャーやりすぎ!!」って思うので、展示会でもかなりビックリしました。
今回、似たものがこんな海岸沿いの墓から出るなんて思いもしなかったのですが、まぁ地域は近いから出てもおかしくないんですが突然すぎて、心の準備が間に合いませんでした。
ちなみにミイラは平気ですが、残酷な刑を受けているようなミイラは苦手だったりします。でも見るけど!(`・ω・´)

割いて、入れて、縫う…これも死者のためにしていることなんでしょうか…。
ソニア・ギエン博士も珍しいと言っていたので、普及している行為ではないんでしょうが、でも…ちょっとゾゾゾとします。


チリバヤ文化は950年−1350に興った文化だそうです。
現地で遺跡を観たことはありません。
ひょっとしたら博物館で出土物を見ているかもしれませんが、ほとんど記憶にないです。
ミイラと一緒に埋葬されていた土器もシンプルで、これといって特徴のないのが特徴なのかと思いました。
番組の説明では階級のない平和な文化らしいですが、今回のように特別な物を腹に仕込んでいたミイラが出てきた以上、神官くらいはいた可能性もありますね。

ついでに紹介されたインカの王「第9代皇帝−クシカンチャ宮殿跡」から出たミイラは、まだ埋まってましたね。
あんな狭いところにスッポリと収まっていて、なんか可愛かったです。
宮殿を守る役目を担っていたそうですが、生前はどんな地位にいた人なのか気になりました。



かたつむりの粘液から作ったという『ババ・デ・カラコル』。
保湿効果があるそうですが…顔に塗るには勇気がいるぜ!
そもそもクリームに混ぜ込むためには相当の粘液が必要だと思うんだけど、それをどう採取するのか疑問がよぎりました。
ガマの油みたいに鏡張りの部屋にいれて油汗でも流させるんでしょうか…。
ミステリーハンターさんが手のひらに大きなカタツムリを乗せていましたが、あれもデカかった…。
彼女、意外と体当たりレポが得意な気がします。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見−甦るイースター島伝説 歩け!歩くんだ!モアイ!!−2010年1月16日(TBS)

■登場した遺跡・場所

イースター島

★へっぽこ写真
番組を見て、さっそく家にあったモアイで同じようなモノを作ってみました。
しかし、つまようじじゃ長さが足りなくて歩かせることはできませんでした!
(ちなみにこのモアイはイースター島の空港で買いました)


歩くモアイ
木とロープに結ばれたモアイがヒョコヒョコと坂を下りてくる映像は、私の”可愛いモノ大好きハート”を直撃しました!
なんちゅー可愛らしさ!! 動きがキュート過ぎる!
こんな単純な仕掛けを思いつく人が今までいなかった事の方が不思議に感じるほど、この仕組みは自然で説得力があるものでした。
現地での実験は数メートルで終わってしまいましたが、現地のおじさんも言っていたように、残る問題は「経験」だと私も思いました。
木を組む方法、ロープを巻く方法、木と木の摩擦を減らしてモアイの振りを大きくさせる方法…などなど、これらは経験を積んだ者にしか答えられないなと思いました。
是非、また番組で挑戦して欲しいし、外国の番組でも取り上げて欲しいと思いました。


溶岩と巨木の穴
すっごく面白かったです。
私が行った時は、あの溶岩地帯って道もないし、見るモノもないので観光客は行かないのですが、実はイースター島の過去の姿が見られるタイムカプセルだったんですね。
巨木を飲み込むほどの激しい火山活動とか…想像するだけでもワクワクしました。
その巨木を使ってモアイを歩かせていた…石器時代と同じような道具しかなかった島の人達が巧みに木を加工し、モアイの重量に耐えられるような木組みを作ったことも凄いなと思いました。


こっちの世界の人!長井さん
肩書きが「エンジニア」だったので、運搬の仕組みを解明することだけに興味がある人かと思っていたのですが、モアイを目の前にし体が硬直している長井さんを見たとき、「私と同じ、こっち側の人間だぁ!」と確信しました。
遺跡オタクがモアイと会えて嬉しくてたまらん!!←こんな風に見えました。
ずっと思い続けてきたモノに対面している様子は、端で見ていても感動しました。
普段あまりゲストを現地入りさせない番組なのに長井さんを島へ連れて行ったことからして、気合い入っているな〜と思いました。
まぁ長井さんがいなければ成立しない実験だからですが、でもスタッフが考えた以上に長井さんの気持ちはピュアで、その姿は視聴者のハートをつかんだと思います。


イケメン大歓迎!
ブラッディマンディの宣伝のため、出演者4人がゲスト回答者として来ていましたが、兄ちゃんズたち3人のイケメンぶりにドキドキでした。
普段は聞き流す回答も、しっかりと目を開き耳をダンボにして、じっくり拝聴しました。
だって私もドラマを見ていたからです。
意外とみんな静かで落ち着いているな〜と思いました。
答え慣れしていないところも新鮮さがありました。
たまにはこういったイケメン祭を開いて欲しいモノです。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見−2012年世界消滅!? マヤの暦が告げるふしぎな予言。その真相を探る!−2009年11月14日(TBS)
blo_68.gif登場した遺跡・場所

チチェン・イツァ(メキシコ)
キリグア(メキシコ)
トゥルム(メキシコ)
ポポルヴフ博物館(グァテマラ)
チチカステナンゴ(グァテマラ)


へっぽこ絵
最後にチラっと映った「ククルカンのピラミッド(蛇の彫刻のあった神殿)から見下ろす戦士の神殿を描いてみました。
やっぱり上から見下ろす神殿は良いですね。
王と神官のみが見ることの出来た風景というのがグッと来ます。


やっぱカトリーヌさんのレポは面白い!
ピラミッドの上で「明けましておめでとう!」には笑ってしまいました。
急階段を上り終わり、ついに頂上に到着した瞬間は誰でも言いたくなる一言だと思います!
特にククルカンのピラミッドは見晴らしが良いので、息が続くなら歌の一曲も歌いたくなるでしょう。


今回のテーマは「マヤの予言」でしたが、カレンダーが一巡(約5000年周期)するたびに世界が滅亡していたら、それなりに痕跡は残っていると思うんですが、特に…ないですよね。
だから大災害はなかったし、これからもないと思っています。
しかし映画の予告をみると恐怖心をあおるような映像ばかりで、あの創造力と破壊力はすごいです。


目新しい遺跡も出なかった回ですが、ポポルヴフ博物館が登場してくれたのは嬉しかったです。
でも館内の映像がちょびっとだけだったのは残念です。
あそこにはマヤの遺物のなかでも、超超キモ怖い大型の壺などがドカドカ展示してあるので、それもせっかくなのだから映して欲しかったです。
世界に数枚しかないマヤの文書「ドレスデンの絵文書」の紹介もちょっとだけだったし、あそこまで行ったのになんともったいないことかと思いました。


「サセルドーラ」という占い師は貫禄のある爺さんでした。
立ち上る煙に願いを託すというのがロマンでした。
日本でも線香の煙を頭にかけて悪いところを直すというのがありますが、発想は同じかなと思いました。


中米のインゲン豆が黒いことを初めて知りました。
街で食べていた美味しくないと感じていたソースの原料がインゲン豆だったとは…。
それとチチカステナンゴですが、まだ民族衣装を着ている女性がたくさんいたので安心しました。
みんなTシャツだったら味気ないし、寂しいし。
カトリーヌさん、衣装が似合っていて可愛かったです。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見−パルミラ 甦る!謎の地下世界と悲劇の女王−2009年10月24日(TBS)
■登場した遺跡・場所

パルミラ(シリア)
パルミラ博物館


へっぽこ絵
ラクダ目線で作られたパルミラの街。
私が行った時は観光用のラクダはいなかったので、ちょっとレポーターが羨ましかったです。
最後にチラっと出た、子供ラクダもスゴク可愛かった!


今回の目玉は地下に掘られた家族墓でした。
地上に出ている墓はいくつか回ったのですが、地下墓は閉鎖されていて見られなかったので、とても興味深かったです。
男性の副葬品は土器のランプで、女性には化粧道具や宝石という風習が面白いです。
当時の人は男の人は暗いところで生活し、女性は明るいところで仕事する…というイメージがあったのかなと推測しました。
調査発掘隊は奈良県の「橿原考古学研究所」の西藤先生でした。


パルミラが交易の国として栄えた3つのポイントを紹介していました。
  1.ラクダ仕様の街づくり
  2.オアシス
  3.エンターティンメント
他にもいろいろとあるのでしょうが、あの近辺でこの3つを揃えたところはパルミラしかなかったので、栄えたのも道理だなと思いました。
女王ゼノビアはローマに戦争をふっかけたと紹介されていましたが、スゴイですよね〜。
とりあえず2年はあの広大な領土を得たんすから、その手腕には恐れ入ります。
破壊された姿も美しいパルミラ…往時のにぎわいを体験して見たかったです。


ダマスカスの市場が紹介されていました。
遺跡が残るスーク・ハミディーエが紹介されていましたが懐かしかったです。
シリアのスーク(市場)はどれも味があるのですが、私としてはダマスカスよりアレッポの方が昔のままのにぎわいが残っていて好きです。


問題に出ていた石鹸を描いてみました。
どうして中心がエメラルド・グリーンなのか気になります。
美貌の女王ゼノビアが使ったかもしれない石鹸と聞いて、いつもは牛乳石鹸(青)を愛用している私も使ってみたくなりました。
あと、答を「石鹸」と漢字で書いていた黒柳さんを尊敬!
黒柳さんをみて漢字の勉強をしたくなりました。

世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見−アイルランド 消えた魔法の民 ダーナ神族を追う−2009年7月4日(TBS)
blo_63a.gif■登場した遺跡・場所

モハーの断崖
マルウィー洞窟
ニューグレンジ(紀元前3200年)
ベンプルヘン山 
キャラオウモア(紀元前7400年)
ロッホクルー(紀元前4000年)
アイルランド国立博物館
ダウス古墳
ナウス古墳


へっぽこ絵
問題の答えとして登場した「カッコウ」のぬいぐるみが可愛かったです。
日本では滅多にお目にかかれないので面白かったです。


総括
ダウンジング・ロッドがグルグル回るからといって、それがどうした?って感じで観てました。
今回も竹内さんがドルメンや巨石を案内していました。
この人が出るとオカルトチックな発言が多くて私はちょっと嫌なんですが、でも今回の「マイクの雑音」は面白かったですね。
あの土地と石と環境に何か秘密があるんだと思いました。


これらの巨石建造物を造ったのが『ダーナ神族』ということで、いろいろと紹介されていました。
「ダーナ神族」については私は初耳なのですが現地では有名なのでしょうか?
ケルト以前にこの地に住んでいた人たちを指しているみたいでしたが、そのダーナ神の属性が紹介されなかったのは残念でした。
古墳に仕掛けられたという天文カレンダー云々も確かに面白かったのですが、そもそも木の棒を建てる程度でも観測できる太陽の動きをどうして古墳まで作ってカレンダー代わりにしなきゃいけないのか、それが分かりませんでした。
「古墳の奥に光が届いたから今日は冬至だね」って、ホントに思っていたのか私には疑問です。
たとえば最奥の供え台に物を置き、太陽の光で清めるとか…そういう発想の方が説得力があるような気がします。


色々紹介された古墳の用途ですが、その中の一つ、「ダーナ神族の宮殿」だったという説にはどうかな?という意見です。
自分が王様だったらあんな狭くて暗い場所にいたくないです。
いくら寒冷期とはいえ、わざわざあんな古墳の中に引きこもるのかな?
もっと北の地域の人たちは土の中に穴を掘って暮らしていたので、寒さよけの建物を造るという点ではそっちの方が効率的だと思いました。


立ったまま埋葬されたという女王メーヴの話は興味深いです。
女王様は強い魔力を持っていたそうで、戦闘能力の高そうな風貌に惚れました。
立ったままというのが面白いです。
各地にある立石が強い魔力を持った女性の代わりだったら面白いですね。
小ストーンサークルの由来の中で、ダンスを踊っていた女性が石に変えられたなんて物があるので、女性と石を結びつけるのは、それほど的はずれな案でもないような気がします。


blo_63a.gifダウスとナウスの古墳は面白かったです。
私が参加したツアーはニューグレンジしか行かなかったので、ダウスとナウスはどうなっているのか映像で観てみたいと思っていました。
で映像で観て、これはツアー客を受け入れるのは無理だなと納得しました。

ナウスの日時計石は、もともと平らに置かれていたんでしょうね。
今の位置では日時計として使うには無理があるように思います。
ということは、古墳が建設されたときには、すでにあの石が日時計であることは無視、または忘れられていたってことなんだと思うんですが、その辺はどう解釈するのでしょうか。
「高度な知識」とナレーションを入れるのは勝手ですが、あまり根拠が薄いのもいかがなものかと思いました。


「悪魔は左の肩越しにささやく」というフレーズが気に入ってます。
右じゃなくて、左っていうのはどうしてでしょうね。
そういえば「宝島」のキャプテン・シルバーは左肩にオウムを乗せていました。
左って顔を向けやすいのかもしれません。

世界ふしぎ発見

 ■インカ帝国 最後の日 愛と激動のナンデス家の人々(後編)−2009年5月2日(TBS)
nades.gif■登場した遺跡・場所
クスコ(ペルー)
オリャンタイ・タンボ(ペルー)
マチュピチュ(ペルー)

★出演者★
    父:カルパ・ナンデス 45歳
    母:イカ・ナンデス 40歳
    長男:カパック・ナンデス 18歳
    次男:ユパンキ・ナンデス 14歳
    長女:マリ・ナンデス 22歳

へっぽこ絵
    ピストルで撃ち抜かれた頭蓋骨が紹介されていましたが、あの星形の武器で殴られた骨の方がかなり痛々しかったです。
    見た目は可愛い星型なのに。


現地出演者
    今回の話がこんなに面白かったのは、やはりお父さんやお母さん、そして二人の息子の演技のお陰だと思いました。
    淡々と演じているのに、すごく印象に残る表情があったりして、そういうところは素晴らしいなと思いました。
    エンディングのところでお母さんが白い帽子を被って、マリにお別れを言っている姿が印象に残りました。
    あの地域の女性の正装で、きちんとした格好でマリを送ってあげようというお母さんの誠意が感じられました。

ドラマみどころ
    前回から待たされること3ヶ月! やっと後編が放送されました。
    今回の見所は、インカ帝国滅亡よりも、小さかったナンデス家の子どもたちが大人へと自立していく様子だったと思います。
    スペイン人の憎たらしさは最高で、見ながらキィィィィィヽ(`Д´#)ノ と怒ってましたが、現実はあれ以上に過酷だったことを思うと、支配される者のつらさをしみじみと感じました。

マリの恋
    なかなか嫁の貰い手がないマリがスペイン人の登山家に恋する話は、とっても面白かったです。
    名前さえ教え合うことが出来ない二人を見ていると、ペルーを旅した自分を思い出すようでした。
    今は辞書も会話帳もあるからなんとかなるけれど、本来ならあんな感じで出会いも終わってしまうんでしょうね。

職業:農民
    スペイン人の横暴に耐えきれず、挙兵したインカたちですが、今一歩というところまでスペイン人を追いつめたのに、とどめを刺せなかった理由が、トウモロコシを播くため村に戻らなければいけなかったから…とは。
    一見するとのどかな内容ですが、なんだか切なくなりました。
    この話は本などに掲載されているので、私も何度か目にしていますが、この時、もし専門の兵士がもっとたくさんいたなら、スペイン人を追い払い、そのままインカは国を治め続けることができたかもしれません。
    皇帝だって目の前の敵を放っておいて、解散したくはなかったでしょう。
    しかしこれがインカの掟。
    さすがの王もその掟には逆らうことが出来なかったようです。
    なんだかタイミングが悪すぎて、こんなことでインカが滅んで閉まったのは悔しいですが、事実は事実。
    国よりも明日の命を選んだ彼らにも正義があると思いました。

マチュピチュ炎上
    リマの国立人類学考古学歴史学博物館に行った時、マチュピチュの復元模型にびっしりと藁の屋根が葺いてあるのを見て、カミソリの刃も通らないほどの精密さで石を組み上げる人たちが藁葺きの家に住んでいるとは、トホホだな〜なんて思っていたのですが、今、思うと、以外と湿気の多いマチュピチュでは、藁葺きが最強の屋根葺き材だということが分かります。
    当時は無知でした。
    茅葺きなら、あっという間に炎上したと思うのですが、そういうことが伝承として残っていないことが不思議です。
    インカの人は口が堅いのか、それとも周囲に誰もいなかったのか…。
    謎が謎を呼びます。


世界ふしぎ発見

 ■古代エジプト3000年の恋物語−ファラオの愛した巫女−2009年3月7日(TBS)
20090308.gif■古代エジプト3000年の恋物語−ファラオの愛した巫女−2009年3月7日(TBS)


■登場した遺跡・場所
セティ一世葬祭殿(エジプト)
大英博物館(イギリス)


へっぽこ絵

神殿で花をつむ14歳の巫女です。
歌っていた鼻歌に魅せられたセティ一世(50)がこの乙女に恋をしたというのですから、どんだけスゴイ鼻歌だったのか気になってしまいます。
それにしても50歳と14歳のカップル…年齢差36歳。
これくらい離れると話が合うとか趣味が合うとかを超越してしまうでしょうね。
セティ一世は置いといて、巫女はどうしてセティ一世に恋をしたのか不思議でしょうがないです。
古代エジプトの平均寿命を考えれば、50歳はヨボヨボのヨボだと思うんですが、セティ一世はそんなことはなかったんでしょうか。
というか彼女の周りに素敵な男性がいなかったんでしょうね。
職場環境の悪さが、この恋を生んだとしたら、ちょっと可哀想かも。


生まれ変わり
    肉体は滅んでも魂は永遠に生き続けるという説を裏付けるような話でした。
    死後の世界や魂の蘇りを信じない人には、謎というより滑稽に感じるかもしれませんが、舞台がエジプトだと、そういう事があっても不思議じゃない!と思わせる何かがあります。

ヒエログリフの読み方を思い出す!
    彼女がヒエログリフは読み方を忘れているだけと言ったエピソードは、彼女の生まれ変わり説を裏付けるようなインパクトがありました。
    ヒエログリフは王と神官しか読むことを許されなかった文字なので、巫女であった彼女なら読めて当然なのですが、でも現代人の彼女が一から勉強しようとすると大変な努力が必要なはず。
    たとえ前世の記憶があったとしても、どの程度の読解力があったのかは番組を見ただけでは疑問ですが、でも化けて出てきたセティ一世と会話出来たようなので、通じていたんでしょうね。

ドロシーさんの絵が上手でビックリしました。
    この才能は前世から引き継いだものなのでしょうか?
    だとしたら魂は絵の才能も魂の中に留めて置くことが出来るってことですよね?
    だとしたら絵描きは永遠に絵描きで、ドヘタは永遠にドヘタってことか…(´・ω・`) しょぼーん

聖なる水
    オシリスの神殿に地下水が沸いて出ていましたが、なにやら奇跡の水らしく地元の人が汲みに来ていました。
    『神殿と水』という組み合わせは好きなので、この遺跡の事をもっと掘り下げてレポして欲しかったですが、古代から沸いていたら凄いけれど、ここ数年のことなら、御利益の濃度はまた違う数値になるかもですね。


世界ふしぎ発見

 ■インカ帝国 最後の日 愛と激動のナンデス家の人々(前編)−2009年2月7日(TBS)
blo_62.gif■登場した遺跡・場所
クスコ(ペルー)
オリャンタイタンボ(ペルー)


へっぽこ絵

リャマの糞が火の燃料になることはインドの牛糞を知っているので察しがついたのですが、まさかリャマが決まった場所に糞をするとは思わなかったので、ちょっと驚きました。
集める手間が省けて便利ですね。
もっと驚いたのは、マリ・ナンデスが手で糞をすくい、顔を近づけてクンクンと臭いをかいでいたことです。
その男前っぷりに惚れました。
娘役ではなく、息子役の方が適任だったのではないかと思いました。

ドラマ仕立て
    しょぼい再現ドラマかと思っていたら、予想以上に面白くて、もう〜続きが気になって気になって仕方ありません!
    インカ人の生活だけじゃなく、王による統治の様子、農業、食、機織り、情報伝達、そして当時の気候状況までがドラマのスパイスとして加えられていて、とても説得力がありました。
    役者さんは素人さんということですが、それがかえって普通っぽくて良かったかもです。
    お父さんとお母さんがとても優しそうで、とても好印象でした。
    カパック&ユパンキの兄弟の顔は典型的なインカ顔で、私も現地で似た人にいっぱい会いました。

ケチュア語
    ナンデス一家が話すケチュア語は興味深かったです。
    神の畑を耕せと言われ、息子が畑に向かい、すでに作業していた村人に「ナパイクリャイキ」と挨拶しているのを聞き、「お〜久しぶりのケチュア語!」と感動しました。
    ケチュア語って「にゃ〜語」というか、丸っこい響きが多くてとても好きです。

    子供が産まれると土地をもらい、村人総出で石を積んだり、耕したりと、共同奉仕の精神があるからこそ、あの過酷な自然の中でも生きていられるんだな…と思いました。

エルニーニョとインカ滅亡
    この因果関係は「なるほどなぁ〜」と思いました。
    ピサロたちが着いた海岸部は砂漠で、そこからカハマルカまで馬の餌の調達などを考えると普通は到達することさえ無理そうです。
    でも天のいたずらというか、たまたまその年だけ雨が多く降り、草が良く生えた…なんてのは、本当に奇跡としか言いようがないです。
    もしエルニーニョがなければ、今頃はインカの国が残っていたかもしれないですね。
    そう思うとエルニーニョが憎いです。


オリャンタイタンボ
    水路の問題のところで登場したオリャンタイタンボ村。
    レポーターが駐車場のようなところに立っていましたが、あそこが村の中心地です。
    後ろの建物、一階に何でも屋があって、よくパンやチョコレートを買いました。
    水路は底が石になっていて、沈殿物がたまらずにキレイだと言ってましたが、私はその水路に洗濯物を入れて洗おうとしたら、木の破片やゴミがごっちゃりついて大変な目にあったことがあります。
    意外と色んなモノが流れているぞと身をもって体験しました。

blo_62a.gifポップコーンとクイ
    私もポップコーンが好きで買ったりしましたが、トウモロコシを土器で炒ったものは食べたことがないので、すっごく食べたくなりました。
    高地のせいか、ポップコーンがやたら美味しいので、自分でも作ってみたかったです。
    あの特製土器は味のある形をしていて、ポップコーンを美味しく炒るためだけに形が進化していったのだとしたら、とても贅沢なことだと思います。
    リャマの糞で炒ったポップコーン、これはきっと極上の味わいがあるんでしょうね。
    食べたいな…。

世界ふしぎ発見

 世界ふしぎ発見! 邪馬台国の謎は解けた!日本誕生 空白の150年−2008年11月22日(TBS)
■世界ふしぎ発見! 邪馬台国の謎は解けた!日本誕生 空白の150年−2008年11月22日(TBS)

■登場した遺跡・場所
纏向遺跡(奈良県・桜井市)
箸墓古墳(前方後円墳)
珠城山古墳(三世紀)
ホケノ山古墳
桜井市立埋蔵文化センター
大神神社(おおみわじんじゃ)
妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)
伊勢神宮
元伊勢神宮・籠神社(京都府)
出雲大社(島根県)


blo_58.gifへっぽこ絵
    纏向遺跡から出土したという祭りに使われた面。
    口に柄を通して鍬のように使っていたそうです。
    私は一目見て、「顔パック・フルフェイス用」という言葉が浮かびました。
    (だってそっくりなんだもの…)
    私には女性っぽい顔立ちに見えましたが、この頃の人が稲作と女性を結びつけていたとしたら面白いなと思いました。

久しぶりに日本古代史ネタで、気がつけば3回も見直していました。
    別番組で「日本の中心は四国だった!」を見ていたので、畿内説をじっくり検証するような内容はとても興味深かったです。
    結局、言いたかったことは、「卑弥呼=天照大神=箸墓の主」ということなんでしょうが、ネタとしてはありきたりでも、日本史の根っこの謎なので、何度見ても面白いです。
    ちなみに私は邪馬台国に関しては「九州説」を支持しているのですが、それでも面白かったです。

今回登場した遺跡や神社、どこも訪れたことがありません。
    さすがにこれはマズイだろうという危機感が…。
    私も神社へお参りし、そばやそうめん、うどんをすすりたいです。

いろんな古墳が登場しましたが、面白いなと思ったのは、「ホケノ山古墳」です。
拭き石が敷き詰められた古墳なのですが、その様子はちょっと北イングランドの古墳たちに似ているなと思いました。
日本の古墳と外国の古墳は石の積み方が似ているようで似ていないなと改めて感じました。
珠城山古墳(三世紀)の内部は粗い積み方で、よく崩れないな…と思うのですが、初期の頃って大体、こんな感じなのかな?
きっちり積まれた古墳を見てきたせいか、すごく新鮮でした。


纏向遺跡から、各地で作られたご飯釜が出土しているというのは知らなかったので驚きました。
自炊道具持参の旅をしていたのかと思うと、古代の人も現代の人も故郷のメシの美味さを愛する心は変わらないなと思いました。
釜のスタイルがどれも個性的で、その地域差が面白いと思いました。


三輪山の頂上
    ご神体の頂上に何があるのか、とても気になりました。
    どうやら大きな磐座があるようで、想像するだけで武者震いです。
    三輪山ほどの格式のあるご神体なら、きっとすごい形や色の石が鎮座しているんだろうな…と想像します。
    頂上参拝は行き帰りで2時間。ちょうど良いですね。

blo_58a.gifニワトリの土偶(デカイ!)
    すごくニワトリの可愛らしさを詰め込んだ土偶だと感嘆しました。
    過剰な装飾もないけど、それでいて存在感のあるニワトリは、マジで可愛いなと思いました。
    昔飼っていたニワトリ(名前はひよこちゃん)を思い出しました。
    小さく描いたのは、磐座です。
    日本の巨石信仰は外国とひと味違っていて面白いです。
    あっちじゃ神が石に降り立ったなんていう伝承はないんじゃないかな…。
    日本の神は長い袖をヒラヒラさせながら、神々しく舞い降りるってイメージがあります。


世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見! 天山山脈に抱かれたキルギス 神秘の湖に眠る謎−2008年9月6日(TBS)
blo_56a.gif
■登場した遺跡・場所

イシク・クル湖畔の岩絵群
ジャコンバエボの海中墳墓群
国立歴史博物館(ビシュケク)


へっぽこ絵

今回の目玉!なんとも不思議なデザイン。
番組では龍ではないかと言っていましたが、私はサメかな〜と思います。
(イシク・イル湖にサメがいるかは分からないけど)


総評
    初めて見るキルギス国は青空が美しく、また自然に恵まれた国でした。
    湖に沈んだ遺跡ということでカメラが水中に潜っていましたが、撮影の仕方にインパクトがないのか、どう見ても遺跡というよりただの瓦礫の山にしか見えませんでした。
    石が直線に並んでいるという説明もありましたが、撮し方がイマイチで、言われて初めて気が付くレベルでした。
    チラッと映った人骨の変色に驚きましたが、あの部分の遺構をもうちょっと上から見下ろすように撮して欲しかったです。
    ドルメンがあるかもと思ったのですが、それらしき物もなかったので残念でした。


blo_56c.gifイシク・クル湖
    イギリスのネス湖のように、未知の巨大生物が生息しているのではないかと噂の湖ですが、上空からみるとキレイな三角形をした湖でした。
    100本以上の川が流れ込んでいるのに、出ていく川がないのは不思議でした。
    盆地中の盆地、ド盆地なんでしょうね。
    ミステリーハンターが言うには水温がかなり低いそうですが、みんな水着で普通にバカンスを楽しんでいるのが不思議でした。
    あちらの人々は低水温に身体が慣れているのかもしれないです。


キルギス国
    人口は500万人しかいないのに、80もの民族が住んでいるということに驚きでした。
    こういう色んな民族が住んでいる地域の食事はどんな風なのか気になりました。
    今回、遊牧民の家族の食事は紹介されましたが、都会の人たちの食生活も取り上げて欲しかったです。


blo_56c.gif岩絵と国立博物館
    岩絵は動物の絵や人など、多岐に渡っていて見ているだけでも楽しかったです。
    鹿のお尻がクィっと上がっている絵は、イスラム国の古い絵皿に似たような物をいくつか見ました。
    これらを描いたのは「サカ族」という人たちらしく、番組ではこんな風に説明されていました。

    サカ族は最古の騎馬民族スキタイの流れを汲むイラン系の民族。
    紀元前8世紀〜5世紀まで中央アジアの草原地帯を支配し、雄大な遊牧国家を築いた。
    サカ族の文化の特徴は動物をモチーフにした道具や装飾品を数多く創っていたこと。
    サカ族の墓からは黄金製品と共に馬具も出土している。


    blo_56c.gif<サカ族のお墓から出土したという黄金仮面の頬には入れ墨の痕がありましたが、当時の人たちは入れ墨をしていたんですね。
    麦の穂がスッと伸びているような絵柄を頬に入れるセンスは凄いなと思いました。

    チラっと映った博物館はとてもエキゾティックな雰囲気で、柱、天井の様子、奥につづくアーチ型の出入り口など、すごく興味深かったです。
    もっと展示物を紹介して欲しかったと思います。


世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見! イタリア・サルデーニャ島 地中海に浮かぶ謎の島!−2008年8月9日(TBS)
■登場した遺跡・場所

階段状ピラミッド(5000年前)
ストーンサークル(ヨーロッパ最古−3000BC)
魔女の家(古代の墓)
ヌラーゲ(1600〜300BC)
├ヌラーゲ・ス・ヌラジ (ヨーロッパ最古の城)
└ティスカリのヌラーゲ村


へっぽこ絵

3本の笛を同時に吹く人がいたり、階段状のピラミッドがあったりと、面白すぎる場所にビックリしました。


総評

サルデーニャ島に遺跡があることは知っていました。
ただ、あのヌラーゲというモノはただの石の塔だと思っていたので、まさか城壁で囲まれた中にあり、それが複雑な石積みと構造をしていたとは、まったく、全然、ちっとも知りませんでした。
あそこに行ったら、自分が蟻さんになれそうです!

年代は1600年BC〜300BC年ということなので、かなりの古さですが保存状態も素晴らしく、今でも十分住めそうなのに驚きました。
魔女の家とか徒歩4時間の遺跡とか…いろんな遺跡があり、そして豊かな自然も残っている…。
これを見てサルデーニャ島のファンになっちゃいました。


世界最古?のストーンサークル
    街の中心にオブジェのように立っているストーンサークルには驚きました。
    言われないと、そんなに古いモノだとは分からないです。
    他にももっとストーンサークルがありそうですが、紹介されなかったのは残念でした。

階段状ピラミッド
    その形状からメソポタミアのジグラットと似ていると紹介されていました。
    確かに似ているような…でも、どっちかというとインドネシアにある階段ピラミッドの方がよりソックリなんじゃないかと思いました。
    あそこは上がれないんでしょうね…できれば頂上の様子も見たかったです。
    なにげなくドルメンが写っていましたが、あれもドルメン・マニアには見逃せない一瞬です。
    あんなところにあるなんて不自然。せめて叩いて音色を確認して欲しいなと思いました。
    マルタのゴゾ島にあったドルメンと雰囲気が似ているのも興味深かったです。

ヌラーゲ・ス・ヌラジ(ヨーロッパ最古の城)
    不思議な城でした。
    石の積み方は大胆にして繊細。
    そして蟻の巣のように迷路化していて、侵入者を惑わす設計も完備。
    あそこに入り込んだところに上から石でも落とされたら、一発でやられてしまう…。
    守りに徹した要塞が往時のまま保存されていることは驚きでした。
    ヌラーゲ人たちは地母神を信仰していたそうで、紹介されたオカーチャン像はふくよかでコミカルな姿をしていました。
    もっと当時の人たちがどんなことを考えて生活していたのか、もうちょっとその辺も紹介して欲しかったです。

三角井戸は不思議
    あれは…素晴らしい技術です。
    まさに神域と呼ぶに相応しい遺跡だと思いました。
    そして今でも水が湧いているのにビックリ。
    私もあそこで水に顔を映してみたいです。
    ここの遺跡は演出が凝っているというか、遊び心があるというか…。
    何を建てても他とは違う発見があって楽しいです。

野生のヒツジ
    フムロンという野生のヒツジが今の毛もっこりのヒツジのルーツだと思う人はいないでしょうね。
    あの堂々とした角、俊敏な足…家畜化されてヒツジが失ったものがフムロンには残っていました。
    6年間逃亡し、毛が伸び放題となり、顔が毛に埋まっていたヒツジの写真には大笑いでした。
    あの身体に飛び込んで、思い切りモフモフしたいです。



世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見! イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる真実−2008年7月12日(TBS)
blo_54a.gif■世界ふしぎ発見! イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる真実−2008年7月12日(TBS)


■登場した遺跡・場所

ストーンヘンジ遺跡(2500BC)
ダーリントン・ウォール環状遺跡
カーサス遺跡(3500BC〜3000BC)
カラニッシュのストーンサークル(ルイス島)
ブラックハウス村(ルイス島)


へっぽこ絵

月の前に人間が立っているところですが、すごいインパクトがありました。
私もやってみたいです。



総評

ストーンサークルまみれな内容で満足しました。
イギリスだけで140ものストーンサークルがあるのだから、とても一回の番組では伝えきれないですね。
やはりイギリスの遺跡はどれも不思議な味わいがありました。
今までは石ばかりに目が言っていましたが、今回取り上げられたウッドサークルなども今後は注目して行きたいと思いました。

ちょっと気になったのは、ダウジングと海南江さんの神秘発言?でした。
以前ランズエンドを紹介した時も感じていたのですが、どうして遺跡と未知のチカラをつなげたがるのかが分かりません。

  お腹が暖かく感じます…私だけかな…。

  私は何もしていません…勝手にロッドがクルクル回ります…

確かにダウジングロッドがクルクル回るシーンは不思議だったし、本当にお腹に熱を感じているのかもしれませんが、私はそういう演出や主張ってこっそり練りこむ程度にして欲しいです。
遺跡の謎とオカルトは分けて探求して欲しい人なので、もうちょっと自重して欲しかったです。


ストーンサークルとウッドサークル
    ウッドサークルで遺体を流し、ストーンヘンジで火葬する…という説は面白かったです。
    遺体を川に流すという儀式が当時、本当にあったのかは分かりませんが、ロマンチックな発想だと思いました。
    ストーンヘンジは天体観測の場所と思っていたのですが、火葬場の役目も果たしていたとしたら、死者の場所というより多目的施設としてニギヤカに稼働していた様子が浮かびました。
    早朝のストーンサークルは美しいですね。
    特に空からみた”まぐさ石”の白い輝きは印象的でした。


19年ごとの奇跡
    カラニッシュのストーンサークルで起こる奇跡にはビックリしました。
    石の間を月が通るなんて…。
    月は天にあると思っていた私の常識は覆ってしまいました。
    本当に地球は丸いんだな…と妙なところで実感しました。

    後ろの山の形が横たわった女性に見えるという説には「言われてみれば…そうかな?」という感じだったのと、この年に産まれた子が特別な訓練を積んで云々…の説には、ちょっと納得いかない部分もありますが、資料もないので本当の目的は謎ですね〜。


石と木のストーンサークル
    キルマーティンの『テンプル・ウッドストーンサークル』は向かって左が石、右が木という1ヶ所で2種類の遺跡があるという不思議な場所が紹介されました。
    石の中央には石棺があったので墓所として利用されていたことが分かります。
    すでに蓋もなく中は空っぽでしたが、石壁の表面はなめらかに削られていて、埋葬者の身分はおそらく高かったんじゃないかと思います。
    近くの岩に同心円が描かれていましたが、あれは川の水面に現れる渦だと思っていますが、本当のところは謎らしいです。


「ローンヘッド・オブ・ディビィオット」のストーンサークル
    月の台座と呼ばれる石の上を月が踊りながら通過していく…。
    ものすごい昔、やはり特別番組でこの遺跡が取り上げられ、やはり同じように月がのろのろと石の上を横切っていく再現フィルムをみたことがあります。
    (私はそう記憶しているのですが、ひょっとしたら、その石はストーンサークルのなかにある石だったかもしれない…)
    だから説としては新しいモノではないのですが、台座の石があんなに大きいとは思わなかったので、これは意外でした。
    空気の揺れを利用して月を踊らせるなんて…昔の人はオツな遊びをしていたものです。


ルイス島 カラニッシュのストーンサークル
    荒涼とした大地と巨石が雰囲気を出していて、本当に素晴らしいところですね。
    まだ行ったことがないのですが、あんなに近くで石を見ることが出来るんとは…いいなぁ〜。
    泥炭掘りは楽しそうでしたが、あそこに遺体を埋めると黒いミイラが出来るんだな…と、想像しながら見てました。


世界ふしぎ発見

 ■世界ふしぎ発見! マチュピチュと再発見された絵が物語る!インカ帝国 知られざる真実−2008年6月14日(TBS)
blo_53a.gif■世界ふしぎ発見! マチュピチュと再発見された絵が物語る!インカ帝国 知られざる真実−2008年6月14日(TBS)


■登場した遺跡・場所

マチュピチュ遺跡
マチュピチュ村(旧アグアス・カリエンテス)の温泉プール


へっぽこ絵

最後の問題に出た「黄色いパンツ」を描いてみました。
でも、クスコで「黄色」と言ったら、やっぱ「インカ・コーラ」だと思うので、隣に並べてみました。
パンツと一緒に並べてゴメンね!・゚・(つ∀`)・゚・


総評
    遺跡よりもビックリしたのは、「ハイラム・ビンガム号」という超絶豪華ゴージャス列車の存在です!
    マチュピチュまで3時間…往復6時間の運賃が588ドルだなんて!!
    あ・り・え・な・い!!!
    他にもいろんなランクの電車が走っているそうで、あまりの変わり様にビックリしました。
    私が行った時は、せいぜい1等、2等に別れている程度だったのに…。
    でも一生に一度のマチュピチュ旅行を豪華なランチで飾りたいという気持ちも分かります…っていうか、私も乗ってみたい!
    そして「アルパカのロースト」を味わってみたいです。
    前から狙ってたんですよね…アルパカ。
    とぼけた顔をしていますが見るからにおいしそうだなって思ってました!

ハイラム・ビンガム氏
    マチュピチュを発見したハイラム・ビンガム氏の身長って2mもあったそうですね。
    言われてみると、テント前で立っている姿は巨大な感じもしました。
    あまり彼の履歴とか知らなかったんですが、優秀な人だったみたいで、戦争後は考古学者をやめて政治家になったようです。
    インディー・ジョーンズのモデルってことなので、一生考古学の世界で生きていったと思っていたので意外でした。
    彼が見つけたマチュピチュと今とじゃ、かなり修復も進んでいて、写真を見るとまるで別の遺跡のように感じました。
    当時はもっと枯れ草だらけの廃墟だったんでしょうね。

ワマン・ポア
    放浪の記録者、「ワマン・ポア」が紹介されましたが、絵のタッチは独特で、皆、無表情なので怖さも感じます。
    この記録が世に出るまで3世紀かかったそうですが、無事に発見されて良かったです。
    インカには文字がなかったので、彼の記録がなかったら、今もインカについてはさっぱり分からなかったと思います。

チチャの壺
    チチャ酒のオリを溜めるため、先の尖った壺を使っていたインカの人たち。
    「アリバロ」と呼ばれている、あの壺、私もオミヤゲで買いました。
    田舎のチチャ屋に行くと、大きな壺にチチャが入っているのは見たのですが、土に埋まっていたため先端がどんな風になっているかは知りませんでした。
    今回…というか今頃、アリバロの先がなぜ尖っているのかを知ることが出来ました。
    意外とこういう豆知識みたいな事って本に出てなかったりするんです。
    チチャは作り手によって味が変わるのが面白いです。
    あまり酸っぱいのは苦手ですが、冷やすともっと美味しくなると思います。

アグアス・カリエンテス村が名前を変えたことに驚きました。
マチュピチュ村…まぁ良いけどさ。
そういえばグッバイ・ボーイは本当に消えたんですね…寂しい。

世界ふしぎ発見

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