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■ メイキング・オブ・モンスターカード | ・アドバイス |
これは、「劇場&TVアニメ 『遊☆戯☆王』 スーパー・コンプリートブック」 に掲載されていたモンスターカードの製作過程を紹介する記事です。 高橋先生の仕事場で、実際にパソコンやスキャナーなどを使って、どんな風に作っていくかを説明しています。 高橋先生の演技が楽しいです。 劇場&TVアニメ『遊☆戯☆王』スーパー・コンプリートブックより引用
週刊少年ジャンプ編集部・編:1999年5月30日発行 |
いつも 『遊☆戯☆王』 の中にカッコイイ怪物カードを登場させている高橋和希先生! ここではカード作りのヒミツに迫ってみるよ!!
すべてのカードは高橋先生から生まれる! ![]() 高橋先生よろしくね! 【『M&W』のカードができるまで!】 モンスターカードを作るには、大きく分けて5つの手順がある! この5つの手順を、キミもおぼえよう!! 1.まずはラフ画を作る 最初にどんな姿のモンスターにするか決めるため、簡単な下書きを描いてみる!! いろいろと絵を描いて、気に入ったものを選ぶ!! 2.カードデザインを考える キャラクターが決まったら、カードの中でどんなポーズを取るのかを考える! エンピツなどで大体の構図を決めて、描いていくんだよ!! 3.下書きをしたカードにペン入れ エンピツで下書きをしたイラストを、ペンなどを使って線をキレイにしていく!! 清書したこのイラストで、カードのデザインは完成! 4.カードに色をぬる 今度は、ペン入れが終わったカードに、色や模様をつける! カードが一番カッコよく見えるように、ていねいにぬっていくのだ!! 5.マンガにはりつける! 色をぬり終えたら、じっさいに漫画に登場させる! これでカード作りは完成して、漫画の原稿もいっしょにできあがるぞっ!! さっそくカードを作ってもらうぜ!! ![]() まずは愛用ノートに、キャラのラフ画を描いてください! …って先生、ペンが動いていないよ!どうしたのっ!? だ、だれか先生を助けてー!
高橋先生に、カードを作ってもらうこの企画…。 突然、高橋先生がスランプになってしまった! 果たして新アイデアは浮かぶのか!? なんとかラフ画完成! アイデアを出せずに苦しんでいた高橋先生! でも、突然スッキリとした顔で「心配かけたけど、もう大丈夫」と言い、猛スピードでラフ画を描く! そして完成したのが左のイラスト!!(魔道騎士ギルティアの絵) ラフ画をもとにしてカードのデザインを決める! カッコいいラフ画から、さらにカッコいい部分を強調させる! 高橋先生は「このキャラは魔法戦士なので、カブトと杖を目だたせたいね!」と、横向きのカードをデザインしていったんだ!!
順調に、カードのデザインを続ける高橋先生。 ペン入れが終わったら、ついにおまちかねの色ぬりだ!! どんなカードができるかな!? オドロキの事実!仕上げはパソコン!! ペン入れを終えると、ボクに笑顔で説明する高橋先生。 「じつはカードには、パソコンで色をつけていたんだよ!!」と、絵をパソコン内で使えるように、絵をデータ化する機械”スキャナー”を使いはじめる! 専用ソフトで色ぬり開始! イラストをパソコンの中へと取り込んだら、専用の色ぬりソフトを使い、色ぬりを始める! 「パソコンを使うと、失敗してもまちがった前からやり直すことができるので便利なんだよ!!」 納得がいくまでひたすら色ぬり! ![]() 順序としては、最初に人物に色をつけていって、最後に背景を仕上げる…。 そして、ついにカードが完成する!! 漫画のコマにはってすべて終了だ! カードを紙にプリントして、原稿用紙にはりつけると漫画も完成! 「パソコン」でデータを作っておくと、後で何回でも使えるんだよ」と高橋先生。 カード作りのこだわりが、『遊☆戯☆王』のおもしろさのヒミツなんだね!! メイキング外伝:高橋先生の一週間 (週刊連載を持つ高橋先生の、マンガ作りの一週間!毎日が、マンガとの格闘なのだ!!
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【所感】 |
ささっと描いたというギルティアのラフ画がとてもカッコ良かったです。 高橋先生は右利きです。 |