■ 独占インタビュー!!  ・インタビュー



    これはアメリカ版ジャンプの11月号に掲載されていたインタビュー記事です。
    高橋先生が遊戯王成功の裏話や遊戯王カードゲームについてコメントしています。

    また、米版ジャンプに寄せられたファンからの質問に先生が答えている記事を下の方に載せました。

    米版ジャンプ:2005年11月号より引用
    資料提供&日本語翻訳:ピグモん様




      【インタビュー】

      遊戯王の作者高橋和希先生が、ゲームや世界大会、3Dへの移行などについて語って下さった。


      本誌:最初に、遊戯の手の中にカードの絵を描いた時、何年後かに世界中からデュエリストが集まって、実際に闘うことになると少しでも想像しましたか?

      高橋:本当に全くそんなことは想像もしませんでした。
      ボクは1996年に遊戯王の連載を始めたんですが、カードゲームを最初に取り上げたのは1997年でした。
      もともと、カードゲームが登場するのは2章分だけのはずでしたが、読者の反響が良かったので、続けることにしたんです。
      こんなレベルにまで発展するとは夢にも見ませんでした。


      本誌:ここにいるような若いプレーヤーと闘うとしたら、どうなると思いますか?

      高橋:わからないなあ!たぶん全然勝てないんじゃないかと思います。
      とてもたくさんの公式カードが売られているし、本当にたくさんあるので、次々登場するカードを覚えていられないんですよ。


      本誌:特に応援しているプレーヤーはいますか?

      高橋:今日は、非常に多くの人がここに集まっていますね。メキシコ、ギリシャ、そしてその他多くの遠方の国から。
      でも、誰か一人を応援しているということはありません。
      できるなら、皆さんに勝ってもらいたい。
      でも、その一方で、子供さんに勝ってもらいたいという気持ちがあります。
      大会では30代の参加者もいると聞きました。それより若い世代の人が勝つといいと思います。


      本誌:遊戯王の漫画中、カードゲームの話で、先生はカードゲームをエキサイティングなものにするために、面白い視覚的手法を多く考え出しました。
      例えば、最初、プレーヤーは座っているんですが、その後、立ってプレーするようになり、デュエルディスクが登場し、それから腕装着型のデュエルディスクが使用されるようになりました。こういうアイデアはどこから来たのですか?

      高橋:モンスターの3次元的な性質が理由だと思います。
      私がモンスターを3次元的に表現し始めた頃、テクノロジーの開発・発展がありました。だから、デュエルディスクのような、よりハイテクなものを取り入れていったのです。
      当初からモンスター同士を戦わせるつもりはあったんですが、そうした3次元的な要素を導入していったのは、ほんとに少しずつでしたね。





      ★読者からの手紙★


      質問:遊戯はどうして杏子と付き合わないんですか?
      良いカップルになると思うのに。 − ケビン D.

      答え:やあ、ケビン。キミの質問の答えは高橋先生自身が次のように説明してくれたよ。
        「これは、3人の間の三角関係と言っていいだろうね。杏子と遊戯は常にお互いに対して慎重だから、相手に対する自分の本当の気持ちを認めるようなポジションに身を置くことはできないんだ。」

      質問:ペガサスはつき合うとしたら、どんな女性が理想ですか? − アレックス M.

      答え:高橋先生は次のように答えてくれたよ。
        「ええと、アレックス。ペガサスはフィアンセをなくしているんだ。だから、ペガサスはたぶん、彼女によく似ている女性とつき合いたいんじゃないかと思うよ。
        つまり、とても落ち着いていて、育ちの良い女性だね。」





      遊戯王が単なるカードゲーム漫画から飛び出せたのは「デュエルディスク」の登場が要だと思います。
      高橋先生は「時代の流れを取り入れて…」というコメントをしていますが、そこに目をつけたのが先生の凄いところだと思います。
      当時のジャンプでも異彩を放ってました。

      子供の質問はするどくて、先生も答えるのに苦労したんじゃないだろうかと思いました。
      特に表くん、王様、杏子の三角関係は私も気になるところでした。






和希の素・語録