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■ 超人気!遊戯王デュエルモンスターズのすべて | ・その他 |
これは、遊戯王デュエルモンスターズの放送が3回目を終えた時点で放送された、 『超人気! 遊戯王デュエルモンスターズのすべて』 の中で語られたインタビューです。 内容は、1〜3話までのダイジェストとアフレコ現場、そして声優さんと監督、録音監督のインタビューで構成された番組でした。 出演した人と役柄は以下の通りです。
・高橋広樹さん(城之内克也) ・佐藤真紀さん(真崎杏子) ・近藤孝行さん(前期・本田ヒロト) ・高杉Jay二郎さん(ペガサス・J・クロフォード) 【スタッフ】
・録音監督 : 三ツ矢雄二さん このページは風間俊介さんを熱く応援しているファンの方たちの協力によって作成することが出来ました。 心よりお礼申し上げます。 2000年5月5日 朝9:00 テレビ東京系列 『超人気!遊戯王デュエルモンスターズのすべて』より引用 |
超人気!遊戯王デュエルモンスターズのすべて 【ナレーション】
その現場に密着! ▼アフレコ風景。風間くんが台本を手に持ち、セリフを吹き込んでいる様子が映る▼ 【ナレーション】
【風間俊介くん】
武藤遊戯という役はパズルによって心が二つ分かれているっていうか、二つの心を持った少年で、その役についてはすごい色々考えたんですけれども、やっぱり新しいことを挑戦するってことで考えた結果、やっぱどっちも一つ、一つ、なんか自分の気持ちをこめて優しい時は優しい心で、なんか一生懸命頑張るっていうか、攻撃的な時は真剣な心で取り組もうと考えてやってます! 【ナレーション】
【三ツ矢雄二さん】
【高橋広樹さん】
えーと、ボクのやらせていただいている城之内という役なんですけれども、遊戯くんのお友達で、ずっと彼にくっついて色々遊戯くんを励ましたり、元気づけたりしていくような役です。 え…ボクもこういう高校生というか元気ハツラツな役は初めて挑戦させていただいているので、すごく…まだ3回ですけれども、毎週、毎週、ドキドキ緊張しながらやってます。 みなさん、応援ヨロシクお願いします。 【佐藤真紀さん】
杏子は遊戯の幼なじみの女の子で、え〜そうですね…元気で明るくて泣いたり、笑ったり、怒ったり、普通の女の子だと思います。 え…男まさりな所もあるんだけれども、なんか、好きな人の前ではすごく可愛らしい女の子になっちゃたりするような、そんな普通の女の子だと思います。 そんな杏子の普通な女の子のところを表現出来たらいいなと思います。 【近藤孝行さん】
え…と、ボクの中で本田役はですね、硬派でそれでいて、ちょっとチャメッ気があって、なんか男の理想像みたいな感じで一応やらせていただいてます。 【高杉Jay二郎さん】
ペガサス役というのはですね、どういう役かというと、ま、今回のゲームを作った創始者と言っていいでしょうか。 本来の私とはまったく違いまして、けっこうクールで二枚目、割とカッコイイんですが、悪役です。 この先、どうなるかは分からないんですが、だんだんペガサスの背中にちょっと影がありまして何か悲しいものを背負っていくような感じがたぶん見えてくると思います。 この先、ホントにどうなるんでしょうか。 ボク自身も楽しみです。みなさん是非ですね、見てください。 【ナレーション】
【風間俊介くん】
「なんてことをするんだ」と、そういう気持ちで一杯で、で、そういう気持ちを混ぜてこう…「なんてことをするんだ! 」ってやってたんですけど。 【高橋広樹】さん
え…それを城之内くんが「チックショーッ!」って言って、タイタニックよりデカイんじゃないかっていう船から海の中へ飛び込んで一生懸命集めるんですが、あと3枚どうしても見つかんなかったという時の、あの切ないところがやってても難しかったですし、やりがいのあるシーンだったんですよね。 【佐藤真紀さん】
そのシーンは原作にはないシーンなんで、やってて面白いなと思いました。 【近藤孝行さん】
【ナレーション】
【杉島邦久監督】
信じられないような未成年の犯罪とかありますけれども、友達関係とか兄弟の絆みたいなもの…。 くさいかもしれませんけれども、そういう所をこう…きっちりともう一回、人と人とのかかわりみたいなものを考えていこうよ、みたいなドラマの部分を割と大事に見ていただけるような形でやっておりますけれども。 |
【所感】 |
これは第三話が終わったばかりの頃に放送されたもので、私もこの番組をリアルタイムで観ました。 その時は三ツ矢雄二さんが話しているシーンがなぜか印象に残っていました。 風間くんは声優初挑戦ですが、三ツ矢雄二さんの言葉によると、テクニックで指導するんじゃなく、感情で分からせる方が良いらしいですね。 そういう”感性で勝負”なところは彼らしいな…と思いました。 そして3回のつきあいでそれを見抜く三ツ矢雄二さんの眼力にも恐れ入りました。 この頃の風間くんは、他の声優さんが2〜3時間で終わるところを7〜8時間もかかって声を入れていたそうなので、本当に大変だったと思います。 自分の感じた想いをセリフに籠めたいと頑張ってくれた風間くんには本当に感謝です。 高橋広樹さんはこの頃ハンター×ハンターのヒソカ役をやっていました。 私はハンター×ハンターも好きで観ていたのですが、まさかヒソカと城之内の声優さんが同じだとは思わず、かなり後になって気がつき、とてもビックリしました。 杏子役の佐藤さんはヒロインだからと気張らず、普通の女の子を意識して杏子の声を当てていたそうですが正解だったと思います。 杏子の可愛らしさは佐藤さんだからこそ生まれたと思いました。 本田役の近藤さんは後に番組を降板してしまいました。 残念でしたが、前期・本田のカッコ良さは忘れられません。 ペガサス役の高杉Jay二郎さんの地声は低音で良く通る声なのですが、そこをあえて「デース」と言わせるところがキャスティングの妙だと思いました。 アニメGXでは毒気も抜けて優しい会長役になっていますが、この頃は冷酷な悪役として輝いていたことを思い出しました。 めずらしく監督が登場し、遊戯王への想いを語ってくれました。 この頃はまさかこんな長寿番組になるとは思わなかったでしょうね。 遊戯王は4年ちょっと続きました。 スタッフたちの熱意と努力に圧倒され、気がつけば私も1話もかかさず観てしまいました。 |