■ 風間俊介インタビュー  ・インタビュー



    これは遊戯の声を担当していた風間俊介くんのインタビュー記事です。
    まとまった風間くんのインタビューは他にはないので、大変、貴重だと思います。

    Vジャンプ:2003年10号より引用
    11巻10号通号124(15.08.20)




      【コエタマ-あのキャラの声が知りたい! 第13回】

      『遊☆戯☆王』で主役を演じている風間俊介さんをタマ夫さんが直撃!
      ジャニーズJr.としても活躍する人気アイドルの素顔に迫る!!


      ■驚きと感動
        タマ:遊戯役を演じるきっかけは?
        風間:う〜ん、実は何も知らされてなくて、急にお話をいただいたものですから。
        かなりびっくりした覚えがあります(笑)。

        タマ:それまでは『遊☆戯☆王』は?
        風間:ああもう、知ってましたね。「ジャンプ」はよく読むほうで。

        タマ:ということは遊戯を演じる前からどんな役かは知っていた?
        風間:そうですね。このお話をいただく前はほんとうにただの読者だったので、自分が読んでいた作品を演じるというのはおどろきもあったし感動もありましたね。

      ■ふたつの人格
        タマ:一人2役を演じて、気をつけていることは?
        風間:最初のころは声だけを変えてやっていたんですが。
        やっぱり同じ身体を使って2つの人格がいるっていうことなんで。
        最近はしゃべりかたや、ふんいきで、それぞれの個性を出していければいいなと思って演じています。

        タマ:まわりからのアドバイスは?
        風間:山ほどいただきましたね。
        とにかく、声優というものをまるで知らないところから始めたので。
        いまでこそ全員で終わって全員で帰れるんですが、始まった当初はぼくだけ残って。
        いまはだいたい30分のものを作るのに2時間半か3時間半くらいかかるんですが、当時は7、8時間かかってました。

        タマ:30分のものがですか?
        風間:はい。もちろん今も未熟ですが、当時のものを見ると、心底「どうしちゃったのかな、この子は」っていう感じです(笑)。
        それにスタッフがつきあってくださったのはすごくありがたかったです。

      ■ブラックマジシャンがお守りがわり
        タマ:カードゲームは?
        風間:持ってます。
        ブラックマジシャンのカードをいただいたので、ずっとサイフの中に入れてます。

        タマ:お友だちと遊んだりします?
        風間:テレビゲームをやったりしますね。そういうのをやると、ほんとうに遊戯や城之内はすごいんだなあとか思いますよね(笑)。

        タマ:カードゲームのアニメならではの苦労などはありますか?
        風間:最初は脚本を読むときに、いまいち展開がよくわからないことがあるんです。
        映像になってみて初めて理解することが多いんですよ。毎回びっくりしてます(笑)。
        「強いなコイツら!」って。
        「こんなとこまで計算して、ここでカードを伏せてたんだこの子は!」って。
        自分でやりながら感心(笑)。

      ■遊戯だったらどっち?
        タマ:素のご自分に近いのは、どちらの遊戯だと思われますか?
        風間:たがいに共通点はあると思うんですけどね。
        闇遊戯のほうは強い信念を持っている人じゃないですか。
        ぼくも彼ほどではないですが、一度自分で決めたことはなるべく貫くようにしているので。
        でも、争いごとを好まない平和的な性格は表の遊戯に近いです(笑)。

        タマ:今後の見どころは?
        風間:いま完全にオリジナルですよね。
        アニメでしか見られないお話が展開されているので、ぼくら声優陣も「どうなることやら…」という感じで毎回台本もらうのが楽しみなんですよ。
        あと、すでに放送されているんですが闇遊戯と表遊戯のデュエルがあって、30分ぼくが全部しゃべっているというお話があったんです。
        そのような、原作にはない展開は注目してほしいです。

      ■大事な宝物
        タマ:最後に、Vジャンプの読者へメッセージをお願いします。
        風間:幼いころに見ていた作品というのは何年たっても忘れられないものなんですよね。
        だから、いま読んでいる漫画やアニメは全部宝物なので、どんどん買ってどんどん読んでいってほしいと思います。
        いまおもしろいと感じたり、いま興味があることを大切にしていってほしいと思いますね。


      *★ 駅のホームで!? ★*
        大学の友人に「『遊☆戯☆王』の声優をやっている」と教えたところ、
        「お前、このセリフ言ってみろ!」と目の前でジャンプを広げられたとか。
        でもやりたくなっちゃう気持ちもわかる!?
        (「さすがに、駅のホームでそれはできないですよ!」と苦笑いの風間さん)

      *★ こう呼べばキミも遊戯通!! ★*
        人格を2つ持つ遊戯。スタッフの間ではそれぞれの人格をこう呼んでいるらしいぞ。
        千年アイテムで覚醒した、ファラオの記憶を持つ人格は通称「闇遊戯」と呼ばれている。
        本来の遊戯は、通称「表遊戯」。
        たしかにどちらも「遊戯」なのでまぎらわしいよね。

      *★ 遊戯と海馬がおそろいの×××を…!? ★*
        インタビュー中、海馬役の津田健次郎さんのアクセサリーに興味を示した風間さん。
        「ぼくがいましているネックレスとおそろいですよ」
        …なかよしな証拠!?
        「すっごい偶然ですよ!誤解されたらどうしよう…(笑)」
        …え〜と、どんな誤解ですかね?

      *★ 実は仲良し!? ★*
        印象に残っているエピソードはマリク戦とのこと。
        「マリク役の岩永哲哉さんと仲よしだったので終わっちゃうのが残念で…」
        (現場は和気あいあいといった感じで、みんな仲よしなんだそう。)

      *★ 風間さんアフレコ中! ★*
        アフレコ中いちばん苦労するのは「やっぱり滑舌です」と語る風間さん。
        他のお仕事とは違い、よりはっきりした発音が必要になってくるのだ。
        「言いづらいと思ったところには台本に印をつけて、集中するようにしています」

      ■こんなコト聞いちゃいました
        タマ:今後はどんなお仕事を?
        風間:やはりどんな形でも芝居に関わっていきたいですね。
        他のお仕事もすごい充実しているんですが、芝居をしているときが自分の中ではいちばん充実している時間なので今後も力を入れていきたいです。

        タマ:印象に残っているお仕事は?
        風間:いまのお仕事とか、すべてを変えてくれたのは『金八先生』ですね。
        何もない状態から初めてお芝居に触れた作品なんですが、すごくおもしろかった。
        演じているときも、完成したものを見たあとも。
        ダメな部分もいっぱいありましたが、それ自体もまたおもしろかったです。
        (風間:お芝居ってホントにおもしろい!)


      ■風間俊介さんプロフィール
        6月17日生 声優としてはこの『遊☆戯☆王』が初挑戦だ。
      ■風間さんからのプレゼント
        アニメイトさん提供のパスケースを5名にプレゼント





      【所感】
      まったくの初心者からの出発だった声優のお仕事。
      最初の頃は確かに不安な点も多かったですが、次第に表現力をつけ、表遊戯と闇遊戯のキャラをしっかりと確立してくれことは奇跡のようでもあり、また風間くんの才能があったからこそ、ファンは最後まで安心して風間遊戯を応援できたと思います。
      風間くんには本当に感謝しています。

      あと、デュエリストたち(たぶん王様のコトだと思うけど…)を「この子」と発言している点は注目です!
      風間くんのキャラへの愛情が感じられましたし、お兄さん目線でキャラたちを応援してくれていたことが嬉しかったです。




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