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 ■ 遊戯王デュエルモンスターズ-たがみかおりさん  ・インタビュー



    遊戯王放送後に収録されたWEBラジオの内容を文章に書き起こしました。



    たがみかおり公式サイト「かおり、らしく」WEBラジオより引用
    2004年頃収録?
    情報提供:遺跡馬鹿




      たがみかおり 遊戯王デュエルモンスターズを振り返る


      遊戯王デュエルモンスターズ レベッカ・ホプキンスのたがみかおりです。
      ついに今年9月、4年半続いた遊戯王デュエルモンスターズの放送が終了しました。
      私も出演していただけに、なんだか心にぽっかり穴が開いてしまったようで、なんだかさみしいんですけれども。
      私もレベッカというキャラクターに出会えて、いろいろなキャストの方にも出会えたし、私にとっても想い出に残る作品となりました。

      で、私が演じたレベッカという女の子は、12歳で史上最年少アメリカチャンピオンになった天才デュエリストという役だったんです。
      とにかく負けん気が強くて一度こうと決めたらその道以外は一切振り返らないような、ある意味一途な子なんです。
      おじいちゃんの大切なカードを奪われたと信じ込んで遊戯たちの前にあらわれたのが…今からちょうど3年前の2月のことでした。
      この時レベッカはまだ幼くてツインテールにブカブカのジャケットを着て、手にはクマのテリーちゃんを持っていましたね。

      そして次に登場したのが…その2年後のドーマ編でした。
      この時はちょっと大人っぽくなってましたね。
      セリフもなんだか恥じらいがあったりして…。

      そしてなんといってもKCグランプリですね。
      この時はレギュラーメンバーとしてレベッカもデュエルキング決定トーナメントに参戦しました。
      デュエルでは恋する乙女の底力を見せてくれましたね。

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      私は遊戯のことは必死に追いかけ続けたんですけど…遊戯の心、ここにあらずっていうか…。
      まぁそれどころじゃないですよね…遊戯もねぇ。
      でも…ちょっと切なかったかな…。
      まぁそんなとこが遊戯らしいかなっていう気もするんですけどね…。
      まぁ…レベッカは相手にされずとも、何年か想い続けるんだろな…っていう感じで。
      いずれ遊戯を諦めて意外とケロっと他の男性と遊戯の前に現れちゃったりなんかして…。
      ま、その時は少しぐらいジェラシー感じてくれるといいけどなぁ~なんて。
      まぁ遊戯のことだからさわやかに「良かったね、レベッカ」なんてね。
      「ダーリン、こんな時こそデュエルよ! 私を奪ってくれなくちゃ」。
      でも遊戯の恋の修羅場ってみなさん想像つきます?
      …つかないですよね…
      まぁ私と杏子の修羅場ならありえるけど。
      杏子が表遊戯に乗り換えたら、もう~そくデュエルですね。

      それから…あそうだKCグランプリの後、私と御伽だけがアメリカに残ったんですけど、あの後二人はラブラブだったってことなんですけど…。
      まぁ…御伽は面倒見も良くて優しいんだけどレベッカの方が強すぎるかな…?
      ま、これはダメですね。
      ないです。
      やっぱり表遊戯じゃなきゃね。

      そしてこの遊戯王には個性豊かなキャラがたくさん出て来たんですけれども私たがみかおりが個人的に好きなキャラというのがありまして…それが何と言っても「海馬瀬人」
      まぁ…このいつも自信満々でどこから来るんだその自信は!っていう不思議な魅力の持ち主だからなんですよ。
      まぁ一度はデュエルしてみたかったんですけどね…叶わなかったです。
      ま、どうせオコチャマ扱いで手を抜かれそうなんですけどね。
      あっでもレベッカだったらその天才的なハッキング技術で将来海馬コーポレーションに雇われているかもしれませんよね…。
      どう思います?

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      そして遊戯王で忘れてならないのがデュエルシーンですね。 ずばり私は大好きでした。
      実は本当にデュエルしている時はエネルギーを使うんです。
      だけど終わった時のスッキリ感がたまらないんです…これが。
      う~ん、クセになりそう。
      っていうか、放送見ながら私はデュエル・スタンバイしてたんですけどね。
      あ~そろそろ身体がウズウズしてきてますよ。

      それから…実は私もたまにモンスターやりました。
      「クリクリ~」…クリボーですね。
      あと…名前忘れちゃったんですけど確かドーマ編で「はーっはっ!」っていうのやりました。
      このモンスターの名前分かる方、ご連絡お待ちしています。

      あと…デュエルは何と言ってもパワーやエネルギーを消耗するんです。
      運動する前と一緒で声を出す前もあまり食べ過ぎてもダメ。
      だからといって空腹だと力も入らないし、大切なところでお腹がグーっなんてことも…。
      まさに手に汗握る自分とのデュエルなんです。

      あとレベッカはアメリカの少女と言うことで私の勝手なイメージなんですが、勢いが良くてテンション高めでけっこうオーバー目に表現していたんですね。
      だからデュエルシーンになるとさらに声を張らなければいけないので、もう大変でした。

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      スタジオの雰囲気はズバリ、アットホームです。
      デュエルが始まるまでは。特に主要メンバーは団結力もあり息もぴったりなんです。
      さすが4年半の絆ってすごいですね。
      私は遊戯にいつも黄色い声で、「ダーリン大好き」とか駆け寄って抱きついたりと私もビックリするほど大胆な行動のレベッカ。
      しかし実際には言葉や行動と裏腹にとてもとても風間くんの方を向けませんでした。
      なんでかって? 単純に「大好き~♪」っていう時なんか、すごい笑顔になってたりするんです その顔を見られるのが恥ずかしいんです。
      ま、そんな私も風間くんの二十歳のお祝いの時には愛するダーリンのためにシャンパンをプレゼントしたんです。
      勇気をふりしぼって「ダーリン、おめでとう!」って!
      この時ばかりは少し照れたけどキチンと本人に渡しましたよ! …年の差を感じながら…

      それからもう一つ、実は話の本線に加えて楽しめるのが台本のト書きなんです。
      各カットの状況を説明してあるもので、これによって現場に行くまでに状況を色々とイメージするんですけど、中には笑えるものもいくつかあったりするんですよ。
      城之内くんが一瞬、猪木みたいになっているシーンが何度かあったと思うんですけど分かりますか?コレ
      これには…ト書きに「猪木の”かかってこい!コラ!”のポーズをしている城之内」とかって書いてあるんです。
      これ実際に本当に書いてあるんですよ。
      猪木っていうのは本当に台本に書かれていることで、城之内くんがそれを見て、ま、演技をするっていうことですね。

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      監督、三ッ矢雄二さんという方は一言でいうならば「すごい人」です。
      だけどそんな一言では片づけられない、私にはとっても大きな存在の人なんです。
      現場がアットホームになるのも、結束力が生まれるのも、なにげない三ッ矢さんの存在感だったり、空気感だったりするんです。
      私も高校生くらいまでは声優としての三ッ矢雄二さんしか知らなかったんですけど一緒にお仕事をさせていただくようになって本当に多才な方だなぁ~っていうことに気づいて驚いているんです。
      舞台の脚本や演出、監督などもこなす過密スケジュールにも関わらずいつもエネルギーがあって自然に私もエネルギーをもらっているんです。

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      原作の連載終了ということで、3月の某日、六本木ヒルズのホテルで連載終了パーティーが行われました。
      私もお気に入りの洋服を着て、パーティーに参加しました。
      この日は普段現場では話せなかった人たちともゆっくりとお話ができたりしてとっても楽しく過ごすことができたんです。
      KCグランプリでは不敵な笑みのジークロイド、津田英佑さん、実際に話してみるととっても気さくで楽しい方だったり、レオン少年役の野口聖古さんとは「いやぁ~デュエル楽しかったですね」なぁ~んてデュエルを振り返って熱く語ったりと、なんかこういうパーティーって良いですよね。
      スタジオではなかなかゆっくりとお話ができないんですよね。
      本当にこのパーティーは楽しかったです。

      そして9月某日、遊戯王の舞台でもある古代エジプト風のお店でキャストやスタッフ、そして原作の高橋先生をお招きしてアニメ収録終了の打ち上げが行われました。
      席につくと目の前にはあの水島祐さんや双六さん、そしてなんと、なんとなんと島本須美さんに三ッ矢監督、なんとも豪華な顔ぶれ。 いやぁ~恐縮です。
      島本さんは残念ながら入れ違いだったため現場で競演は叶わなかったのですがお話されている声を聞くとあの心地よい響きの声、神秘的ですよね、島本さんの声って。
      私の目指すべきところでボイスサンプルにも入れていたので感動はひとしおでした。
      なんだかとっても贅沢な気分でした。
      やっぱり競演したかったな…。
      でも放送は終わっちゃいましたからね。
      でも最後の最後、エンディングでレベッカと遊戯が再会してましたよね。
      良かった~もう会えないまま終わっちゃうような感じでしたからね。

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      ダーリン! 会いたかったわ! もう~古代編、長いんだもん! さびしかった!!
      ん? あれ? 杏子、焼き餅やいてんの?
      ダーリンは私のものなの!
      ねぇ、ダーリン、せっかく来たんだから海馬ランドでデートしようよ!
      あのクリボーの回るやつに一緒に乗ってみたいし。
      モクバに言ってあるから大丈夫、タダ券ももらえるし。
      ねぇねぇダーリン、早く行こうよ! せっかく再会出来たんだからさ!
      杏子なんか放っておいてさ
      早く、早く
      あっちにする?それともこっち? ねぇダーリン!

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      今日は最後まで聞いていただきありがとうございました。
      みなさんいかがでしたか?

      たがみかおりがお送りしました。 それでは!

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      遊戯王デュエルモンスターズは終わっちゃったけど、いつかまた新たなステージでデュエルがしたいな~。
      ダーリン、ダーリンともう一度デュエルするのが私の夢だった。
      でもこの夢、必ず叶えて見せるわ!
      光の中へ完結する物語…。
      私の物語だって始まったばかりなんだから…。
      私はあきらめない。
      ダーリンとのデュエルが実現するその日まで。 デュエル! スタンバイ!!




      【所感】
      たがみさんが語る…というより、レベッカ自身が語っているかのような回想録でした。
      キャラ名、大会名を目にするだけで、熱戦の数々を思い出しました。



和希の素・語録