■ 激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008  ・レポート



    「激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008」の決勝の様子がアニマックスで放送されました。
    これはそのレポートです。

    番組を 「みあ様」 が文章に書き起こしてくれました。ありがとうございました。

    「激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008」
    ANIMAX:2008年11月15日放送分より引用

    情報提供:みあ様




      激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008

      ※ここに書かれている内容は、CS放送の「アニマックス」で放送された、「激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008」を、文章に書き起こしたものです。

      ナレーション 「津田 健次郎」 (字幕とコメント以外は全て彼が喋っています)

      デュエリストの諸君!熱き魂でデュエルを行っているか?
      世界から強豪が集い、世界一を賭けて闘う「遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008」。
      その熱きデュエルを心に刻み、見るがいい!

      字幕:「激闘!!世界一への道〜遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ2008」

      字幕:「遊☆戯☆王」とは?
        「遊戯王」−1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタート。
        仲間たちとの友情や絆を、「カードバトル」を通じて描いたこの作品は、少年たちの心を掴み、関連書籍も多数発行し続けている。
      (ここでアニメDMの映像が流れる)
        原作マンガの魅力を「テレビアニメ」でも伝えるべく、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の放送がスタート。「遊☆戯☆王」の人気は”不動”のものとなった。
      (ここでアニメGXの映像が流れる)
        そして、「デュエルモンスターズ」の世界観を継ぎ、更なる闘いを展開したのが、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」!新たな主人公「遊城 十代」の成長が描かれた作品だ。
      (ここでアニメ5D’sの映像が流れる)
        現在放送中の「テレビアニメシリーズ」最新作、「遊☆戯☆王5D’s」は、武藤遊戯がいたころから数十年後が舞台となっている。
        仲間のために闘う主人公「不動 遊星」は、全てのデュエリストたちの心に熱い思いを呼び起こす!

      字幕:カードゲームとは?
        子供達の心を捕らえた「遊☆戯☆王」はマンガ、アニメが世界中で人気を博したことから、「遊☆戯☆王のカードゲーム」を世界中の子供達が遊ぶようになり、定着した。

        そして行われることになった、「遊☆戯☆王ワールドチャンピオンシップ(以下、遊戯王WCS)」。
        世界一のデュエリストを決める大会だ。
        この大会は毎年行われ、世界各地から様々な個性を持ったデュエリストたちが、日々の努力の成果を試すために、終結。
        今年は全世界一万五千人以上が挑戦し、世界一を目指して闘うのであった。

      字幕 『遊☆戯☆王OCGの闘い方』
        ※ここから先は「遊☆戯☆王OCG」の説明になります。

        カードの基本的なルールが分かったら、「遊戯王WCS」に出場し、優勝したデュエリストがいかに凄いかが分かるだろう。
        「遊戯王WCS」は、2003年から行われるようになり、過去5回には「世界王者」を生み出してきた。

        「遊戯王WCS2008」に日本代表を選ぶ予選は、全国で行われた。
        日本代表となる「椅子」は4つ。
        その4つの「椅子」をめぐって東日本は東京、西日本は大阪に実力者たちが集結。
        それぞれのデュエリストは戦略を練り、カードを駆使して代表の座を争った。
        そして激闘の末に、日本の代表4人が決定。
        この日から、彼らの世界への挑戦が始まることになる。

        日本代表4人のコメント。

        ・乗浜 健 (字幕 2度目の世界大会!!)
        「攻めるときは攻め、守るときは守る。いい感じで勝ち残れた。
        (世界大会は)各国の人が、言葉とかの次元を越えて出場するので、凄いと思う。
        絶対世界で優勝します!」

        ・川口 貴祐 (字幕 延長戦を制し、初の世界へ!!)
        「ここまで勝ち残れると思ってなかったので、自分でもびっくりしてます。
        外国の人と(デュエルを)やったことがないので、やってみたいです。」

        ・柏木 隆嘉 (字幕 闘志を秘めたクールガイ!!)
        「世界は、日本とは全く違う環境だと思うので、違うゲーム(展開)が楽しみです。」

        ・六岡 一輝 (字幕 自他ともに認める日本のリーダー!!)
        「(1セット目を勝って)先行することがよくできたので、楽でした。
        しっかり1位取って、帰って来たいです。」

        ※ここからは、4人のデッキ傾向の話に移るが、長いので省略。
        社長は「シンクロモンスター」が、これからの「世界大会」では「キーカード」になる、と言ってました。

        日本代表となった4人は新たなデッキを構築し、世界の強豪が待つ「ドイツ」を目指すのであった!

        字幕:遊戯王WCS2008 決戦の地「ドイツ」へ!!



      字幕:ドイツ Germany

      各国の代表も決まり、いよいよ決戦の地ドイツへと集まったデュエリスト達。
      ここ、ドイツにおいても「遊戯王」の人気が非常に高く、また「カードゲーム」も子供達だけでなく、大人たちも楽しむものとなっている。

      (カードショップ 「BB−LAND」が映る)
        このカードショップでは、定期的に独自の大会を行っていて、毎日「ポーランド」や「オーストリア」など、近くの国からも多くの参加者が集まってくる。
        日本から訪れたデュエリスト達は、この店で行われているデュエルに興味津々だ。
        お互い言葉が通じなくても、カードという共通の言葉で「デュエル」を楽しみ、「友情」を結べるところが、この「カードゲーム」の大きな魅力の一つだ。
      (パーティ会場が映る)
        大会前夜、世界一決定戦に挑む参加者が、勢ぞろいした。
        今大会には、各大陸から十七カ国、二十二名が参加。

      字幕:出場国17カ国/デュエリスト22人

        この中から、世界1のデュエリストが誕生する。

        日本代表4人と開催国の選手と、前世界王者のコメント
        (周りで様々な国の人が、食べたり写真を撮ったりしている)

        ・乗浜 健
        「作戦はあんまり考えてないです。キラ(?)カードを使って勝ちたいので。」

        ・川口 貴裕
        「全然大丈夫です。今年は日本優勝です。」

        ・柏木 隆嘉
        「日本はレベル高いと思います。」

        ・六岡 一輝
        「言語が違うので、審判の人につきっきりでいてもらうぐらいの感覚で、やろうと思います。」

        ・デビット・ドゥルサン(ドイツ)
        「私はドイツから参加しているデビットです。18歳です。
        地元だし勝ちたいけど、ゲームを楽しむことが一番だと思います。」

        ・パトリシオ・アンドレ・トロバレンシアラ(チリ・前世界王者)
        「私はチリのパトリシオです。
        去年も優勝しているので、今年も頑張ります。」



      ついに開始の時を迎えた、「遊戯王WCS」!
      ベルリンにある会場には、世界から最高峰の「デュエル」を見るために、ヨーロッパ中から人が集まってきた。
      世界大会では、最初にベスト8を決定するために、予選が行われる。

      字幕:予選 22人→8人
        ・1マッチを5人の対戦相手と行う
        ・総合ポイントの上位8名が準決勝のトーナメント進出』

        デュエルを3回行う1マッチを、5人の対戦相手と戦い、その結果ポイントで上位の8名が決定する。
        対戦相手は1マッチ毎に抽選で決まり、予選で同じ相手とデュエルすることはないため、入念に考えたデッキを信じ、戦うのであった。
        個性的な戦略のデッキと向き合い、ハードなデュエルに挑んでいく挑戦者たち。
        日本から参加した4人も、なかなかポイントが獲得できず、悪戦苦闘する。
        ベスト8への不安がよぎる。
        そして、運命の結果が発表される。

        ベスト8
        ・乗浜 健

        ・川口 貴裕

        ・六岡 一輝
         「3人日本人は嬉しいですね。本当に泣きそうです。」

        誰が勝ち残ってもおかしくはない、激戦。

        想像を絶するハイレベルなデュエルの応酬の末、選ばれし8人のデュエリストたち。
        ここから、更なる激闘が始まる。ベスト8からは1マッチ勝負のトーナメント戦。
        残ったのは日本人の他、韓国、台湾、ニュージーランド、アメリカ、オーストリアからの参加者だ。
        その中で六岡君、川口君の日本人対決となった。その結果、六岡君が勝利。
        乗浜君の相手は、韓国のアン君。アン君は予選で1位を取った強豪。
        だが、渾身の戦略がきまり、ベスト4に名乗りを上げた。

        ついに決勝に進出した4人が決定。

        運命の悪戯か、この準決勝でも、六岡君、乗浜君の日本勢が激突することに。
        優秀な効果を持つ「ライトロード」を中心にしたデッキを組んだ乗浜君に対し、闘うことで様々なモンスターを召喚し、効果を発動する「剣闘獣」を中心にしたデッキを組んだ六岡君。
        お互いに一歩も譲らず、一進一退の攻防を見せ、2回目のデュエルを終えた時点で、一勝一敗。
        運命の3セット目では、六岡君の戦略がはまり、決勝進出を決めた。

        もう一つの準決勝。
        アメリカのロバート君と、オーストリアのクラウディオ君が激突。
        この戦いも3セット目までもつれるが、ロバート君が激戦を制し、決勝へと駒を進める。

      字幕:遊戯王WCS世界の頂点に立つのは!?

        ついに世界の頂点まであと一歩と迫った2人のデュエリスト。
        世界1を勝ち取るのは、どちらなのか!?

        ・ロバート君のコメント
        「ここまで来るのは、とても大変だった。色々な国の人がいて、デッキも違っているからね。
        日本人は世界のトップクラスだから難しい闘いになるだろうね。でもがんばるよ。」

        ついに始まる!頂点を決めるデュエル。
        勝利の女神が微笑むのは、はたして六岡君か、ロバート君か。運命の決勝戦が始まる!
        「剣闘獣」デッキ同士の対決は、いかに!

        ロバート君の先攻で始まった、1セット目。
        攻撃を仕掛けるロバート君をしのぎきり、六岡君が手札を一枚捨てることで、「魔法カード」、「罠カード」の効果を無効にできる「剣闘獣ヘラクレイノス」を召喚。
        六岡君が幸先良く、1勝目をものにする。
        六岡1−0ロバート

        後がないロバート君は、2セット目も先攻。
        このセットでは、「魔法カード」や「罠カード」を巧みに使い、ロバート君が勝利。
        これで一勝一敗。
        ここで気を落としてはいけない。六岡君にとってここが勝負どころだ。
        六岡1−1ロバート

        六岡君。(ここで、社長が遊戯を励ます、あの名シーンが映る)
        勝負を諦めるな。倒せない敵が現れたなら、その敵を凌駕する戦略で闘うんだ!
        カードを信じ、全力でぶつかるんだ!!!

      字幕:運命の3セット目スタート!

        いよいよ勝負を決定づける3セット目。ここで六岡君が勝負に出る。
        その見事な戦略は、会場からどよめきが起こり、ロバート君を慌てさせるものだった!(ロバート君が椅子から身を乗り出し、キョロキョロする)

      字幕:世界1の戦略

        まず、相手のカードをコントロールできる魔法カード、「精神操作」と「洗脳ーブレインコントロールー」でロバート君の2体の「剣闘獣」(ホプロムスとガイザレス)を奪って攻撃!
        更に、うち1体の「モンスター効果」をチェーンさせて、自分のデッキと墓地から2体の「剣闘獣」(ラクエル、ダリウス)を召喚。
        その2体とロバート君から奪った、残りの1体を融合させ、1セット目でも効果があった、「剣闘獣ヘラクレイノス」を召喚した。

      字幕:ヘラクレイノスの効果

        この、「ヘラクレイノス」の召喚で、デュエルの勝敗は決した!
        全世界のデュエリストたちが憧れ、参加者1万5千人以上が目指してきた、世界の頂点。
        激闘の末、その栄光の座についたのは、 (ここで闘っていた2人が静かに握手をした。握手し終えたところで、勝者が思いっきりガッツポーズをして席を立ち、カメラがその周りを素早く囲む。)
        日本からのデュエリスト、六岡君だ!!

        ・六岡君のコメント
        「1セット目は、相手が何もできないうちに勝ったかんじ。
        相手の選択ミスもあって、自分の反応(戦略)がはまった。
        もし、相手が3体融合をしてきていたら勝てなかった。」

        −優勝決まった瞬間ってどんな気持ちでした?(インタビュアー)
        「感無量ですね。本当に、この時を待っていました。」

        ・乗浜 健
        「1位はとれなかったけど、(世界)3位は嬉しい。
        色々なデッキが世界にはあるなあと思った。
        世界の人たちがすごく良いデッキを組んでたので、またやりたい。
        今日の夜とかに、戦いたい人に声をかけてまたやりたい。」

        ・川口 裕
        「今年で最後にしようと思ったけど、また来年(世界一)を狙います。」

        ・柏木 隆嘉
        「強い人がそろっていると思ってたけど、勝てる試合を落としたのが痛かった。」


        デュエルを通じて、世界中のデュエリストたちと心を通わせた挑戦者たち。
        「真のデュエリスト」とは、勝負だけにこだわるのではなく、相手との「絆」を高め合う「心」をもつ者だけが、到達できる領域だ。
        君たちも、そんな「真のデュエリスト」を目指して、「ライバル」となる友達と「デュエル」を楽しんでほしい。次の世界チャンピオンは、これを見ている「キミ」かもしれない!!

        (「俺たちのバトル・シティは終わらない」のシーンが映る)

        デュエルを楽しむデュエリストたちに、最新情報。
        「遊戯王5D’sOCG」に、新たなラインナップが加わった。
        好評発売中の「クリムゾン・クライシス」!!
        「シンクロ・モンスター」を更にパワー・アップさせる、「新コンセプトカード」。
        アニメの放送に登場した新キャラクター「クロウ」のカードも入っている!
        そして、TVシリーズ最新作、「遊戯王5D’s」も絶賛放送中!!
        「不動遊星」の前に現れた新たな敵、「ダーク・シグナー」」。
        「シグナー」と「ダーク・シグナー」の運命の闘いの行方は。
        熱き魂のデュエルを見逃すな!!

        ジャンプの人気キャラが大集合する夢のイベント、「ジャンプフェスタ」が今年も再開される。
        「遊戯王」は勿論、最新ゲームや、豪華「ステージ・イベント」が体験できる、夢の祭典。
        絶対遊びに来てくれ。

        そして、番組を最後まで見てくれた、キミにプレゼントだ。
        「遊戯王5D’s」最新カードの他、豪華な賞品をプレゼント。
        ご希望の方は、アニマックスウェブサイト、又は必要事項を明記の上、御覧の宛先まで応募するんだ。
        たくさんの応募を待ってるぞ。




      【所感】
      ドイツ・ベルリンで行われた世界大会の様子をテレビ番組として放送したのは、長い遊戯王の歴史の中でも初めての事です。
      激闘の末に勝ち残ったのは日本人デュエリストということもあって、レポートを読むのにも気合いが入りました。

      なかなか聞くことのできないチャンピオンや挑戦者達の声が聞いていると、緊張感や意気込みがこちらにも伝わってきて、まるで自分がその会場にいるかのようでした。

      放送時間が長く、文章に起こすのも大変だったと思います。
      レポートを提供してくださったみあさんに感謝します。


和希の素・語録