【特別展】 生命大躍進展
2015年7月7日(火)~2015年10月4日(日)
国立科学博物館(東京・上野公園)
人類の遠い遠い遠い、ものすご~く遠いご先祖様に会いに行ってきました。
会場のディスプレイがすべて「4K」になっていて、美麗画面で古代生物を堪能出来ます。
中央展示の柱に「進化年表」が貼ってあるんですが、これが地味に役立ちました。
見学していると年代とかゴチャゴチャになるんですよね。
今回は触れる化石も3つ展示してあります。
三葉虫のお尻をナデナデしてきました。
■「ピカイア」と「アノマロカリス」

この聞き慣れない『バージェス頁岩』はカナダにあり、カンブリア紀の化石がドンドコ出てくる場所で、今回の目玉でもある『ピカイア』も発見されました。
「ピカイア」を見た第一印象は「キレイでツヤツヤ」。
実物は見る角度によって微妙に輝くのです。
これは写真では分からないことなので、実物で確認して欲しいです。
「脊索動物」とは聞き慣れぬ言葉ですが、早い話が棒状の形をした動物ということらしいです。
これがウネウネしているうちに進化し、『脊椎』を持つ動物が誕生したのかもしれないとかなんとか…。
そのカンブリア紀で猛威を振るっていたのが、「アノマロカリス」です。
巨大模型も展示されていて、その愛らしい姿をお客さんも喜んで見ていました。
展示化石のヤツは意外と大きく、頭はこぶし大くらいあります。
数億年経っているのに今も肉食の迫力を見せています。
■ウミサソリ
- ミヤゲコーナーに「30万円」の値札をつけて横たわっていたぬいぐるみ。
その元となる姿がバッチリ化石に残っていました。
手が長く、エビみたいな印象を受けましたが、大きさは桁外れです。
会場ではそのウミサソリを狙う「ダンクルオステウス」の模型が展示されていました。
背後から狙うところが卑怯ですが、会場に設置されているビデオで流れているウミサソリと「ダンクルオステウス」の闘いは真っ向正面勝負となっていて、こちらの方が興味深かったです。
ウミサソリって目が悪いのかな?
この巨体に向かって「こっち来いやぁ~」のドヤ顔ポーズしている姿が面白かったです!
まぁ…あっという間に喰われちゃうんですが…(´;ω;`)

- テレビで発見のエピソードを観てから実物が見たくて仕方ありませんでした。
今回、まさか東京に来てくれるとは思わなかったので感動しっぱなしでした。
他のお客さんはあんまり興味ないようでしたが、私もエピソードを知らなかったら興味も薄かったかもしれません。
お腹の中に入っていた植物まで化石化しているのが凄い。
そして綺麗な全身骨格。
本当に素晴らしい化石です。
■化石人類頭骨ずらり
私は大歓喜でしたが、小さい子たちはイマイチ面白くなかったようです。
隣の子が「つまんない」とか言っていたのが気になりました。
「いや、面白いんだよ、どこが面白いか解説してやろうか?」…と、声を掛けたくなりました。
まぁズラッとならんだガイコツを説明板だけで楽しめと言われても無理かもしれませんね。
私的には、復元図のネアンデルタール人の肌が黒く鼻が巨大でペッチャンコだったのに、横で展示されていた蝋人形は金髪で肌も白く鼻筋が通っていたのが気になりました。
(このおっさんは常設展で展示されているネアンデルタール人の双子の弟だと思う)
ヨーロッパの復元ネアンデルタール人はだいたい金髪色白なので、それが一般的なのかと思っていました。
あえて浅黒い肌のネアンデルタール人の復元図を選んだ理由がちょっと知りたいと思いました。
その他、足跡の模型展示も気に入りました。
ガラス板の上を歩けるようになっていて、2回くらい歩いちゃいました。
★ミヤゲと料理
- 上にも書いたように30万円の値札がついた「ウミサソリのヌイグルミ」が凄かった!
後は図録が厚い!
三葉虫のハイチュとか、目新しい物もありました。
レストラン「ムーセイオン」では企画展に合わせて「サメ肉」の焼いた物を出していました。
身がしまっていて美味しかったです。
メインの鶏肉も量があって大満足です。