今回の舞台は 『ガルダイヤ』 でした。
実はここへ行ったことがあるのです…(´ω`*)
だから、とても懐かしかったです。
この辺りが「ムザブの谷」と呼ばれていることを始めて知りました。
だからタイトルを見たときは、まさか『ガルダイヤ』が紹介されるとは予想もしませんでした。
ナレーションで、この谷には5つの集落があると言っていましたが、私はそのうちの2つを訪ねました。
私が訪問した頃のアルジェリアは外国人排斥運動が激しくて、ドコへ行ってもツーリストは見かけませんでした。
観光客のいない状況で『ガルダイヤ』は、たった一人の旅行客を受け入れてくれるのか心配だったのですが、やさしいおじさんガイドが案内してくれることになり、私はこの神秘の街を見学することができました。
番組でも言っていましたが『ガルダイヤ』はガイドなしで観光することはできません。
入口のツーリストオフィスで名前を登録し、ガイドをお願いすることになります。
おじさんは英語が堪能で、外国にも出掛けていくと言っていました。
番組の中では紹介されていませんでしたが、この街の男性は、ユルユルズボン(ニッカボッカ風)を穿いていて、これは正装として国際会議であろうと着ていくと言っていました。
街にはチリひとつ落ちていないし、静かで、おじさん自身がこの街を愛しているという気持ちが言葉の中から伝わってきました。
裏路地、市場、名物のミナレットを見た後、街を見下ろせる高い建物の上まで案内してくれて、いろいろとお話を聞きました。
といってもこちらはヘッポコ英語なので、深い話までできなかったのは残念でした。
7世紀にイラクから逃げ出し、この地にたどり着いたという話にはビックリしました。
セドラタの遺跡は土台だけでした。
この街から貴重ななつめやしの木材を運び出し、モスクの天井として再利用したという話も心を打たれました。
質素だけれど豊かな心が街を支えていると思いました。
伊藤アナの水を探るポーズは爆笑でした。
水脈を見つけるダウンジングなども興味深かったです。
水を上手に使って砂漠になつめやしを育てる技術は知恵の積み重ねだと思いました。
番組を観ていると、甘いなつめやしを食べたくなりました。