遺跡馬鹿の普通感想

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太王四神記 第1話「神の子 ファヌン」感想

太王四神記 第1話「神の子 ファヌン」感想

見た!! 
いきなり凄かった!! 
ヨン様白髪三千丈! 
怪獣大バトル!! 
白虎の体毛はどこ行っちゃったの?
黒朱雀暴れすぎ!

ファイル 23-1.gif第一回目からこんなに濃厚な話が見られるなんて予想外でした。
虎族と熊族、どっちも女が村の王というのが面白かったです。
その二人が同時にヨン様(ファヌン)を愛してしまうという流れ、気持ち分かりますね~。
土グモのような村人ばかり見ていた目には光輝く美青年は毒以外、何者でもないです。

韓国の建国神話を知っていると、この虎と熊の争いの元ネタが分かり、さらに楽しめるようになっています。

テレビの写りが暗くて定かではないのですが、虎族のカジンが持っていた武器は黒曜石で作られた無骨な短剣で、熊族のセオが持っていた武器は刀身の長い青銅製の剣でした。
さりげなく両族の文化レベルの違いを見せていて面白いなと思いました。

火天会の楼閣が建つ前、大きな巨石が古木の中から出てきましたが、形が「高句麗好太王碑」の石碑そのものでした。
ヨン様は好太王と関係があるらしいので、それを暗示させるために仕込まれたシーンなんだと思いますが、立てられた時はもっとキリっと表面が削られていたと思うので、今の形のまま出さず、「風化」を感じさせるような演出があっても良かったかな…と思いました。

それにしてもヨン様(ファヌン)の気まぐれが原因で、女が二人も死んでしまったことは残念でした。
もっとうまく立ち回ってくれたら、みんな幸せになれたかもしれないのに…。
日本の神様も人間と結婚しましたが、韓国の神様も同じなんですね。
こんなところに共通点があるとは思いませんでした。

最初に出た玄武が化身して出来上がった杖がちょっと気になります。
あれも後半、何かの役に立つのかな~。

それにしてもCGがキレイでした。
火の表現が特に美しかったです。
四神たちの闘いも迫力がありましたが、白虎は体毛が少なくて、ぬるっとした感じに見えたのはイマイチでした。

来週も楽しみです!