奇跡のマンモス 世界初公開 ~3万7000年の時を越えて~
リューバ展
東京丸ビル1階 マルキューブ 2008年1月2日~2月3日
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▼東京丸ビル1階フロアの片隅で、展示が行われていました。
展示内容は簡単なパネルと、CTスキャンの動画を映すモニター数台が設置されているという小規模なモノでしたが、主役の「リューバ」がとにかく素晴らしすぎて、些末なことはあまり気になりませんでした。
マンモスの子供…本当に可愛かったです。
3万7000年前の遺体がこんなに完璧に残っていること、永久凍土から偶然発見されたこと、本当に奇跡だと思いました。
この奇跡がなんと「800円」で見られるのですから、とても安いと思いました。
▼リューバと対面
尻尾がちょっと切れている以外、完全な姿で長い眠りについていたリューバ、その完璧なボディにビックリしました。
最初、目に飛び込んできたとき、「えぇぇぇ、小さい! あんなに小さいんだ!」と、心の中で大絶叫!
なにしろマンモスといえば見上げる程の巨体というイメージがあったので、たとえ子供であろうとビッグサイズの体を想像していました。
それが子牛ほどの小ささで、ちんまりとお行儀良く眠っている姿は本当に予想を裏切るものでした。
見学はガラス一枚隔てただけで、すごく近くで見ることができました。
私が真っ先に注目したのは、「毛」と「足の裏」でした。
象は意外と毛深くて、固い毛がたわしのように間隔をおいてモッソリと生えています。
リューバの毛はどんな感じかな~と探してみると、ヒザの辺りにまとまって毛が残っていました。
茶色くて分厚い毛でした。
これが全身をおおっていたんですね。
足の裏はもっちりと白くて、まだ歩き初めて間もないことが分かります。
ケガもないみたいで、本当に柔らかそうな足の裏でした。
マンモスの足の裏を見られるなんて本当に感動的でした。
あと、絵でも描きましたが、「耳」が小さいです。
耳というより、皮膚がささくれたような感じでした。
寒冷地適応なんでしょうね。
▼CTスキャン
今回、リューバが来た理由はCTスキャンの検査を受けるためでした。
ユカギルマンモス(頭だけのマンモス)が来た時に使用した検査機器をパワーアップさせ、満を持してリューバの調査をしたそうです。
腸も残っていたので、食べたものなども分かったそうです。
リューバは病気で死んだのではなく、元気に生きていたのだけれど、どうやら水に落ちて死んだのではないかということです。
ママン・マンモスの気持ちを考えると、ちょっと泣けてきます。
▼オミヤゲとか、何もなかった…
本当に展示だけだったので、グッズも何も売ってませんでした。
ユカギルマンモス(フジテレビ本社で展示した)の時はグッズや「マンモスの毛」まで売っていたので、今回も期待していたのですが…残念でした。