遺跡馬鹿のイベント潜入記

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マンモス「YUKA」

【特別展】 マンモス「YUKA」 シベリアの永久凍土から現れた少女マンモス
2013年7月13日(土)~9月16日(日・祝)
パシフィコ横浜(みなとみらい)

マンモスのミイラがやってくるというので、初日に駆けつけました。
この日は午前中に上野で「深海」を見て、午後に横浜へと移動しましたが、思ったより楽に移動出来て助かりました。
大きい会場の利点をいかして象の全身骨格をドカドカと展示していたので、ゆっくりじっくり象の骨を学ぶことが出来ました。
マンモス以外にも同時代に生きた動物たちの骨格標本と毛サイのミイラも来ていました。
ホラアナライオンの展示もありましたが、ホラアナ熊の展示がなかったのは個人的にガッカリでした。

写真撮影OKでしたが、ミイラの写真は撮影禁止でした。


入り口の様子
大きなモニターで日清カップヌードルが作った「古代編CM」を流していました。
あの大勢の原始人がマンモスやサイを追いかけるやつです。
懐かしくてずっと見てしまいました。

マンモス象の顔
マンモスを知ってもらうために、アフリカ象、アジア象、ナウマン象と比較しながら展示が進んでいきます。
普段見ることがないナウマン象の骨格標本にウハウハしてしまいましたが、よく見ると、象って目と目の間に骨がなく、つながっていることに気が付きました。
天才バカボンに目のつながったお回りさんが登場しますが、まさに同じです。


今回展示されているマンモスは『毛マンモス』と呼ばれています。
その名の通り、体に毛が生えています。
寒さから体を保護するために毛が生えたんだと思いますが、展示されていた毛は短くて、あの引きずるようなモップ毛じゃなかったのが意外でした。


さわれるコーナー

マンモスお楽しみがこの「さわれるコーナー」です。
骨、牙、毛が用意されていました。
何度もさわってしまい、ちょっと怪しい人になってしまいました。

毛は油の抜けた人形の髪の毛と似ていて、固めでした。
手触りは良くないです。

マンモスのミイラ
今回展示されているYUKAは全身が残っているだけでも貴重ですが、もっと貴重なのは頭蓋骨の中に脳味噌が入っていたことです。
取り出す映像はちょっとイヤぁ~な感じでしたが、まさか丸ごと取り出すとは思わなかったので、そっちの方が衝撃的でした。
アイスマンの脳は耳掻きひと匙分だったので、マンモスも微量を掻き取るだけかと思っていたんですが…。
洗面器大の脳の大きさにビックリでしたが、切り取られた頭蓋骨の迫力も半端なかったです。
頭蓋骨は実物が展示されているので、じっくり観察することが出来ます。
で、ミイラですが、イイ具合に水分が抜けていて、観察しやすいです。
足の裏とかしっかり残っていて、この足で大地を歩き回っていたのかと思うと感動でした。
鼻先も残っているので、マンモスの鼻がどんな風になっていたかを知ることが出来ました。


オミヤゲコーナー
マンモスグッズが一杯でしたが、ぬいぐるみやクリアファイルなど、定番の文房具類が多かったです。
注目は、はじめ人間ギャートルズに出てくる、「あの肉」のオモチャです。
回りのお客さんの様子を見ると、意外と人気ありました。

リューバ展

ファイル 40-1.jpg奇跡のマンモス 世界初公開 ~3万7000年の時を越えて~

リューバ展

東京丸ビル1階 マルキューブ 2008年1月2日~2月3日

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▼東京丸ビル1階フロアの片隅で、展示が行われていました。
展示内容は簡単なパネルと、CTスキャンの動画を映すモニター数台が設置されているという小規模なモノでしたが、主役の「リューバ」がとにかく素晴らしすぎて、些末なことはあまり気になりませんでした。

マンモスの子供…本当に可愛かったです。
3万7000年前の遺体がこんなに完璧に残っていること、永久凍土から偶然発見されたこと、本当に奇跡だと思いました。
この奇跡がなんと「800円」で見られるのですから、とても安いと思いました。

ファイル 40-2.gif▼リューバと対面

尻尾がちょっと切れている以外、完全な姿で長い眠りについていたリューバ、その完璧なボディにビックリしました。
最初、目に飛び込んできたとき、「えぇぇぇ、小さい! あんなに小さいんだ!」と、心の中で大絶叫!
なにしろマンモスといえば見上げる程の巨体というイメージがあったので、たとえ子供であろうとビッグサイズの体を想像していました。
それが子牛ほどの小ささで、ちんまりとお行儀良く眠っている姿は本当に予想を裏切るものでした。

見学はガラス一枚隔てただけで、すごく近くで見ることができました。
私が真っ先に注目したのは、「毛」と「足の裏」でした。
象は意外と毛深くて、固い毛がたわしのように間隔をおいてモッソリと生えています。
リューバの毛はどんな感じかな~と探してみると、ヒザの辺りにまとまって毛が残っていました。
茶色くて分厚い毛でした。
これが全身をおおっていたんですね。

足の裏はもっちりと白くて、まだ歩き初めて間もないことが分かります。
ケガもないみたいで、本当に柔らかそうな足の裏でした。
マンモスの足の裏を見られるなんて本当に感動的でした。

あと、絵でも描きましたが、「耳」が小さいです。
耳というより、皮膚がささくれたような感じでした。
寒冷地適応なんでしょうね。


▼CTスキャン
今回、リューバが来た理由はCTスキャンの検査を受けるためでした。
ユカギルマンモス(頭だけのマンモス)が来た時に使用した検査機器をパワーアップさせ、満を持してリューバの調査をしたそうです。
腸も残っていたので、食べたものなども分かったそうです。
リューバは病気で死んだのではなく、元気に生きていたのだけれど、どうやら水に落ちて死んだのではないかということです。
ママン・マンモスの気持ちを考えると、ちょっと泣けてきます。


▼オミヤゲとか、何もなかった…
本当に展示だけだったので、グッズも何も売ってませんでした。
ユカギルマンモス(フジテレビ本社で展示した)の時はグッズや「マンモスの毛」まで売っていたので、今回も期待していたのですが…残念でした。

「ユカギルマンモス ミュージアム」でマンモーを観てきた!

ファイル 41-1.jpg 最初に浮かんだ言葉は、「美味しそう~」でした。・(ノ∀`)・。ゴメンナサイ。

アニメの影響なのか、どうもマンモスって「遺物」というより「食材」として認識してしまうらしい…。
そんな肉に飢えた私が観たマンモーは、電子レンジの中で「チン」を待つ状態でした。

マンモーのケースはそれ自体が冷凍コンテナのようになっていて、銀色の壁が鈍く光るだけの寒々しい印象でした。
パンフレットで見た「洞窟の中に置き忘れられたような頭部」を期待していたので、その気持ちをあっさりと裏切られたのは悔しかったです。

解説によると、マイナス18度に保たないとダメということで展示になど凝っていられないということなんでしょうね。
そのかわり、入口ホールには等身大に復元したマンモー(毛だらけ)が展示してありました。
おっきぃぃぃ~。そして毛が長い! 牙も大きい!!
イメージ通りのマンモーに会えて私も感激だったし、まわりのお客さんも喜んでました。

第1展示室では当時の動物たちの絵とか名前、マンモーが発掘された現場のビデオ映像など、基礎編の展示。
第2展示室では、復元マンモーと歯(さわれる)や牙の展示。
そしてユカギルマンモーが出土した「サハ共和国」の紹介ビデオが上映されていました。

今回、冷凍マンモーも面白かったけど、この「サハ共和国」の紹介ビデオがメチャクチャ興味深かったです。
普通の自然ビデオなんだけど、これが「永久凍土を持つ国の自然!? こんなに豊か? こんなに美しいの???」と思わずつぶやいて、見入ってしまいました。
永久凍土のイメージは「固く締まった大地、草木も生えず、荒野が広がるばかり~」
ところが解説によると、凍土の下には地下水の川が流れ、それが大地を豊かに潤しているんだそうです。
凍土の方が普通の土より水分の保有率が高いとも書いてありました。
多くの渡り鳥の故郷がこのサハ共和国だということも知りました。
映像に出てくる自然の豊かさ!この私もつい「行ってみたい」とつぶやいてしまうほどでした。

マンモーは今から、4000年前まではシベリアの小さな島にまだ生息していたそうです。
でも身体も最盛期より小ぶりになってしまったとか…。
マンモーが絶滅した理由は分かっていないそうですが、気候の変化、人間の乱獲等々、それらが重なったのではないかとも言われているそうです。

マンモーの毛も展示されていました。
金髪で、マネキンの髪の毛のようでした。
マンモーの毛は人間の6倍もあるそうです。
上と下の2層構造で、上は固く、下は柔らかく長めの毛が生えていたそうです。

ファイル 41-2.gif■冷凍マンモス
鼻がない。ちょっと残念。でも牙がすごい。
頭の上に残った毛がしっかり残っているのがスゴイ。

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★お土産レポ!
なぁ~んと、マンモスの牙で作った「ミニ牙」がついた、「首から提げるキーホルダー」が売ってました。
牙は貴重な遺物と思っていたので、ビックリ。
マンモスの牙で彫ったマンモス人形はなんと、1万円超の値段が!!
クッキーやケーキもありましたが缶や箱のデザインが暗めでした。
そういえば、絵葉書は売ってませんでした。めずらしい~!

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