【金GOLD-黄金の国ジパングとエル・ドラード展】
KIN ☆ ZIPANGU and EL DORADO Land of GOLD
日本・コロンビア外交関係樹立100周年記念
国立科学博物館 2008年7月12日~9月21日
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■金だらけ
金を中心に繰り広げられる展示会ということで、さっそく初日に突撃してきました。
なじみのある貴金属 「金」 が人類の歴史でどんな風に発見され、どんな風に加工され、人間を魅了してきたかが分かりやすくまとめられていて、大人も子供もワクワクの内容になっていました。
今回はコロンビア国との外交樹立が100周年を迎えたということで、ボゴダにある黄金博物館からの展示品が海を渡ってやってきてました。
■いりぐち
正面ゲートに掲げられたスクリーンでは、「シルクロードを旅したマルコポーロが出会った黄金の国 ”ジパング” 」のイメージフィルムが流れていました。
日本人なのに、そこに出てくるジパングはまるで日本じゃないような感じで、「あぁ…日本を旅したい」と思わず思ってしまう内容でした。
■金の素顔! オレは輝くだけじゃないんだぜ!(゚∀゚)ノ
最初のフロアで金の特性を紹介していました。
金に酸をかけると変色するよ!とか、金糸にすると、こんなに伸びるとか金箔にするとこんなに薄くなる!…とか。
そんな金の色んな顔の中で、最高にカッコ良いのは「重いこと」
同じサイズの「アルミニウム」→「銅」→「銀」→「金」と並べ、それぞれ直に触って持ち上げることができました!
いやぁ~ホントに金って重いんですね! 笑っちゃうほどビクともしませんでした!
その中で大サービスだったのが、デカイ金塊をナデナデできるコーナーがあったこと!
金のなめらかな肌に触って、みんなウットリしてました。
■天然金の世界
世界で発見された「金」の展示が面白かったです。
すでに溶かされてしまった伝説の巨金「ウェルカムストレンジャー」はなんと重さが75kgもあったとか。
そんな金がゴロっと土の中から顔を出したら、ビックリするでしょうね。
巨金には面白い名前が付けられていることを知りました。
+バニヤップナゲット
+ライオンハート
+ゴールダサウルス
+ニューモント・ノルマンディ・ナゲット
日本産の自然金が展示されていました。
金の結晶が羽のように生えていて、美しいものでした。
■山吹色のお菓子
大判小判がザクザク…という程ではないですが、展示されていました。
なんで小判って横線が入っているんだろう? と不思議に思って調べてみました。
あれって「ゴザ目」って言うんですね。
海外だと神や為政者の顔をコインに入れるのに、日本には顔付き小判がないのが不思議でした。
向かいには秀吉が作ったという黄金の茶室のレプリカが展示されていました。
もう目にまぶしいっていうか、スゴイというか、道具も金でビックリでした。
説明によると1万5000枚の金箔が貼られているそうです。
■コロンビアの黄金たち
コロンビア各地の遺跡から黄金たちが集まってきてました。
私の注目は南コロンビアの「タイロナ遺跡」出土の黄金たちです。
訪問したかったけど断念した遺跡だったので、こうやって会えて嬉しかったです。
図は鳥や人型の黄金。下はシヌー遺跡から出土したアリクイの黄金です。
この他、いろんなジャングルの動物たちが展示されていて見ているだけでも楽しかったです。
残念だったのは、オーパーツと言われる「黄金のジェット機」がなかったこと!
やっぱアレは展示して欲しかったです。
本物を見たかった人もぜったいいると思います。
■オミヤゲチェック
コロンビア黄金博物館で売っているモノ?なのか、高価な装飾品がたくさん売ってました。
Tシャツの絵柄はイマイチな感じでした。
最近は携帯ストラップの種類も増えて見るには楽しいですが、もうちょっと造りがハッキリしてくれると良いな~と思いました。
なぜか金の飾り物コーナーもありました。
のぞいてみたら金でできたティラノサウルスなど、レアな商品が並んでいました。
その中でおおぉ! と思ったのは、「黄金のトランプ」 1セットで45万円!
じっと見ていたら、売り場のお姉さんが「普通のトランプと同じように遊べます」と…。
庶民なんで、それは無理だよ…と思いながら退散しました。
■レストラン
コロンビアということで、なぜか金箔入りのコーヒーが用意されていました。
コロンビアのコーヒーは美味しいから嬉しかったです。500円。
科博の美味しいモノといえば、「オムライス」
限定100食につられて注文しましたが、タマゴがフワトロで美味しかったです!