遺跡馬鹿のイベント潜入記

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【特別展】 日本国宝展-祈り、信じる力

【特別展】 日本国宝展-祈り、信じる力

2014年10月15日(水)~2014年12月7日(日)
東京国立博物館(東京・上野公園)

数年ぶりの『国宝展』
お目当ては、土偶、玉虫の厨子、正倉院関係。
展示品が時期によって変わるので、とりあえずこの3点が見たくて早々に行ってきました。


土偶
2009年の「国宝-土偶展」で見た土偶と再会。
(感想を書いているので、興味のある方は右の見出しで見つけてください)

やっぱり何度見ても土偶は良いです。
今回気がついたのは、”イレズミ”と”まげ”です。
「海の民」というイメージそのもので、日本にはこんなイレズミ文化があったんだな~としみじみ思いました。
「祈りのポーズ」という説もありますが、昔の人は股を開いて、体育座りみたいな格好で祈りを捧げていたんですね。


『玉虫厨子』
ネットで玉虫の羽が残っている場所を調べ、しっかり確認することが出来ました。
今でも羽の輝きが残っていて驚きました。
実は何度も見ている厨子ですが、改めてじっくりみると、意外と線が軽くて漫画みたいだなとか、王子を食べる虎の親子の姿がちょっと怖いなとか、色々と発見がありました。


『地獄草子』と『餓鬼草子』
一番混んでいた場所です。
やはり生の絵は迫力がありました。
餓鬼というと漫画「暗黒神話」ですが、本家の餓鬼はもっと太っていて、ふてぶてしい顔をしていました。
地獄草子は体の中から虫とか、火に燃やされたり…。
アニメ「鬼灯の冷徹」のイメージしかない私にとって、昔の人が考えた地獄は恐ろしい世界でした。
特に獄卒が怖すぎ。


知恩院-阿弥陀二十五菩薩来迎図(鎌倉時代)
今回、妙に気になったのが、「来迎図」です。
人間長く生きていると、こういう物に自然と惹かれるようになるのかなと…。
見ているだけで清らかな音楽が聞こえてきそうでした。
昔の人は目の前が真っ暗になって終わりというような考え方をしていなかったんですね。
美しい顔をした仏様が音楽と共に自分を迎えに来る!
いろんな来迎図があるので、色々と観てみたいです。


【みやげコーナー】
土偶のぬいぐるみ! 土偶の抱き枕!! 土偶のクッキー!!!
土偶が愛されてる!

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