遺跡馬鹿のイベント潜入記

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トリノ・エジプト展

【イタリアが愛した美の遺産】
トリノ・エジプト展-ANCIENT EGYPT in TORINO

東京都美術館 2009年8月1日~10月4日


★トリノ博物館の室内装飾までマネした、実は気合い入りまくりの展示会

この夏はエジプト展だらけで、少々食傷気味だったので、時間をおいて見に行く事にしました。
もう公開から一ヶ月経ったし、夏休みも終わったので空いているだろうと思っていたのですが、私の予想はハズれ、会場は多くのお客さんで混雑してました。
改めて日本人のエジプト好きを実感しました。

トリノ博物館は改装してから、その効果的な演出が評判になり、なんだかたくさん、お客が来るようになったそうです。
今回の展示ではその演出方法もマネて部屋を作っているので、とっても興味深かったです。
照明と鏡をうまく使うと、こんなに劇的な空間が出来るのかと、驚きました。
でもぶっちゃけ空間は確かにすごいけど、その感動が遺物を良く見せるとか、逆に曇らせる事もなく、淡々と見学してしまったのは、ちょっと残念だったかも。


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入り口

黒い壁に金の文字で美術展のタイトルが並んでいました。
奥の壁は灰色の格子柱が並ぶモダンな空間になってました。

あいさつパネルには、今回展示の目玉として、新王国時代時代に王墓造営に関わった職人さんたちが住んでいた「ディール・アル・マディーナ」から出土した道具類などを展示するよ~と書いてあり、入り口ですでに血圧上昇しました。

それとシャンポリオンが、トリノ博物館のエジプトコレクションを見て、こんな言葉を残したそうです。

   「メンフィスとテーベへの道は、トリノを通過している」(1842年トリノ)

当時からトリノ博物館のコレクションはすごかったみたいです。

購入品が多いので出土品ばかりの展示会より美麗な物が多いのも、この展示会の特徴だと思います。


良かったこと

解説板がガラスケースの遺物近くに一つと、ガラスケースの天井近くにもう一つ貼られていました。
そのお陰で解説を読もうと人々がガラスケースに顔を近づけて、押し合うなんてことがなく、とっても快適でした。
これは本当に気が利いていると思いました。
他の博物館もどんどんマネて欲しいです。

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1.トリノ・エジプト博物館

▼職人村(ディール・アル・マディーナ)から出土した道具類が展示されていました。
木槌と鑿(のみ)を描いてみました。

このコーナーで目を見張る美しさだったのは亜麻布です。
とっても保存状態が良く、これが数千年前の物とは信じられません。
表面もピッチリしていて、業者が売るとき、アイロンでもかけたのかもしれませんね。

▼部屋の中央には墓の模型が展示してありました。
墓が地上からずっと下に作られていることが分かります。
その様子はアリンコの世界です。


2.彫像ギャラリー

本家トリノ博物館の雰囲気を再現した展示室。
暗い室内、そして各所に配置された鏡の効果で、まるで星空の下で彫像を見ているような気分になれました。
部屋が暗いため、案内板は光るようになっていて、これも幻想的な雰囲気でした。
といっても、この部屋の彫像たちは、どれもガッシリだったり、お茶目だったりするので、ちょっとバランスが悪いかなと思いました。
どうせ暗いなら、ミイラとか棺とか、そういった物の方がさらに雰囲気が出たかもしれません。

絵は羊の石像です。
巨大な頭だけが展示してありました。
後ろから見ると、耳の丸い象さんみたいなのに、横に回ると鼻の長い羊になるのが騙し絵みたいで面白かったです。






彫刻ギャラリーに目玉は、チケットにもなっている、『アメン神とツタンカーメン』の像です。
アメン神の隣に可愛くよりそうツタンカーメンがとても愛らしく見える彫像なのですが、面白いのはツタンカーメン王が神の肩に手を回しているところです。
裏側に回ると、確かにちょこっと手が出ているのですが、見ているうちに不気味に感じて来て、少し背筋がぞーっとしました。

台座に彫られていたツタンカーメン王の名前をホルエムヘブ王が削り取って、その上から自分の名を刻んだという説明を読んで、ホルエムヘブの姑息な性格に笑いが出ました。


3.祈りの軌跡

動物の像が一杯ありました。


4.死者の旅立ち

焼けただれた棺が展示してありました。
こういうのを見ると、棺って本当に大きくて厚い木を削って作られているんだな~と思いました。
ちょっと消し炭の香りを嗅いでみたかったのですが、ガラスケースの中に入っていたので、嗅ぐことは残念ながら出来ませんでした。


5.再生への扉

エジプト展示の中で一番インパクトがあるのは、やはりミイラとか美しく描かれた棺だと思うのですが、今回はたっぷり美麗で、それもデカイ棺がたくさん展示されていて、みんなビックリしていたようです。
その中で一番、お客さんをギョッとさせていたのは、№105の「ハルワの棺とミイラ」だと思います。
このコーナーで一番大きなガラスケースが使われているので確かに目立つのですが、でも皆の興味は、包帯巻きされたミイラから染み出た「黒いシミ」に集まっていました。
私も最初見たとき、驚きました。何が漏れているんだ?とちょっと考えてしまいました。
真っ黒いので樹脂かな?と思ったんですが、他のお客さんは血が黒く固まった物かと思ったらしく、ミイラを前にあれこれ囁いていたのが興味深かったです。
この黒いシミ、よく見るとガラスの粉がまぶしてあるかのようにキラキラ光ります。


オミヤゲ

とってもニギヤカ! レジも大忙し! 
いつもは閑古鳥のアクセサリーカウンターも人が群れ、高めのグッズもバンバン売れているみたいで、私はビックリでした。
あとはイタリアから持ってきた、ジャム?とかチョコレートとか、もう~何でも売っちゃえ! みたいな感じで、まさにエジプトのスーク(市場)のようでした。

最近は綺麗な写真が印刷された缶ケースにクッキーを入れて、来場記念にどーぞ!と販売されていることが多いです。
今回も同じような物が売っていたのですが、値段表のところに「空き缶はCDケースとしても使えます」と書いてあり、「クッキーを食べ終わった後の缶ケースの使い方まで教えてくれるかぁ!」と、そのサービスぶりに笑ってしまいました。

レストランではイアリア料理を提供していたみたいですが、この日は国立西洋美術館の「すいれん」でランチしてしまったので食べませんでした。
行列の出来るレストラン「すいれん」のランチは安くてうまかったです。

中国国家博物館名品展-悠久の美

ファイル 3-1.jpg PRIZED TREASURES OF CHINESE ART FROM THE NATIONAL MUSEUM OF CHINA

中国国家博物館名品展

悠久の美

東京国立博物館で開催 2007年1月2日~2月25日まで


▼2007年最初の展覧会です。(行ったのは1月2日)

「博物館で初詣」という宣伝文句が効いたのか、多くの人が訪れていて、いつも以上に活気を感じました。
入口広場では和太鼓や獅子舞、お神楽も出ていたので、正月気分を満喫しました。
これで甘酒やら雑煮のテント販売などもあったら、さらに良かったと思います。
常設展示の方では新春企画として「一富士、二鷹、三茄子」展をやっていたり、国宝の「松林図屏風」が展示されていたりと、お年玉企画も楽しかったです。
ちなみに『松林図屏風』は素晴らしいです。水墨画がよく分からない私にもこれには感動しました。


▼今回のオススメ

オススメは中国文物の最高作品が集まっているので、手っ取り早く「良い物」を観たい人にはちょうどよい企画だと思います。
ただ展示品が通常の特別展より半分位しかないので、物足りなさは残るかも。
まぁ元気を本館やアジア館へ振り分けるのも良いかと思います。


入り口


何もなし。
飾り気なし
やる気ないのかな~と思った。

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★新石器時代 前1万年頃~前2000年頃

古い焼き物が並んでいました。
入口正面に展示されていた『彩陶罐』が見事な美しさでした。
前3100年頃のモノですが磨かれた表面の照りが古さを感じさせません。
黒々と引かれた線の全てがリズムを持っていて、空気までも渦を巻きながら壺を取り囲んでいるようです。

『黒陶罐』という黒い壺も可愛らしいです。
龍山文化は「黒陶文化」と呼ばれたほど、黒い陶器の産地だったそうです。
この壺もシンプルながら文化の高さが感じられます。

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ファイル 3-2.gif ★二里頭文化・商時代 前19世紀頃~前11世紀

動物を題材にした文物が多かったです。
絵は商王に矢を4本も打ち込まれた、あわれなスッポンです。
題材としては中国的で面白いですね。王がスッポンに矢を射るなんて牧歌的な空気を感じます。
これは前13世紀のモノです。背中に文字が彫り込まれています。

『石牛』のお尻が必見です。
『えつ』…人の首を切るための道具。大きな斧で描かれた顔がなぜか不気味に笑ってます。
『四羊尊』の細かい意匠が素晴らしいです。
これだけ線の細い模様をガッチリ残してくれる粘土はどこから手に入れたんでしょうね。
職人の根気と粘土の粘りがこの芸術作品を生みだしたわけで、まさに奇跡です。


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★西周・春秋・戦国時代 前11世紀~前3世紀

デカイ青銅器が多かったです。
床が抜けそうなくらいの大きな甕が面白かったです。


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ファイル 3-3.gif ★秦・漢時代 前3世紀~後3世紀

祭祀に関するモノが多かったです。
絵は馬に乗る兵士です。
陜西省咸陽で出土した焼き物ですが、馬の表情がとても写実的で、口開いて、歯をむいて笑っているのが可愛いです。

チラシに写っている「犀尊」は目玉がガラスで出来ているので、とても瞳チャーミングです。
もちろんお尻も可愛いです。
この犀は前3世紀のモノですが、その頃の中国に「犀」を見たことのある職人がいたことに驚きです。


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★西南中国の「てん」文化 前3世紀~前1世紀

エキゾチックな品々が多かったです。
皆の注目を集めていたのは『祭祀場面貯貝器』でした。
小さな壺の蓋に120人くらいの人物が乗っていて、各自がいろんなポーズを取っています。
酒宴の横に板にくくりつけられた男が…。解説を読むとどうやら「いけにえ」らしいです。
楽しそうに準備を進めている人たちを見ていると複雑な心境になりました。

牛を使った器物も2点ほど展示されていました。
どの牛もコブ付きで、大きく緩やかに湾曲した角のラインが美しいです。

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★三国時代-五代 3世紀~10世紀

焼き物系が多かったです。
この時代くらいから一気に陶芸の技術が上がって、さまざまなモノが作られるようになったと感じました。
青磁、唐三彩などは、まさにこの時代を象徴する焼き物ですが、展示されていたモノは、なんか釉薬が濃すぎて個人的にはあまりキレイとは思わなかったけど、「黒彩三彩馬」は見事な美しさでした。
やっぱ馬は良いよね! 引き締まったボディが最高です。

金製の宝珠首飾りは欧州の王族がしていたと言われても信じてしまうほどの美しさ。
宝石を取り囲む金の小さな玉の細工が素晴らしく、これが6世紀に作られたとは信じられません。

個人的ベスト
このコーナーで展示されていた『白玉杯』
白い玉を削って杯を作りだし、縁に金の板をかぶせ優美な気品を醸し出しています。
よく見ると白い肌に浮かぶ薄黄色い線が山の峰のようで、これに赤い葡萄酒などをいれたら、さぞ美しく山が染まるのではないかと想像しました。

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★★おみやげチェック★★


いつもと変わらずです。
仏像、拓本、色石で作った小物など。

大英博物館-ミイラと古代エジプト展

ファイル 4-1.jpg Mummy the inside story
大英博物館

ミイラと古代エジプト展

国立科学博物館 2006年10月7日~2月18日まで


初の『日時指定制』チケット導入で、どうなることやら~と思いましたが、初日は空いてました。
チケット制にしたのは「3D映画」の座席配分のためだと思うのですが、どうせなら見たい人だけが改めて並ぶようなシステムでも良かったんじゃないかなと思います。
主催側はどうしても3D映画を見せたかったらしく、前売りにはミイラ・フィギュアを付けるサービスまで導入してました。
そのせいか前売りを買っている人が多くてビックリでした。


■今回の入り口は…


入り口は映画上映を待つ人の列がずらりと出来て、なんとも騒々しい限りでした。
チケットもぎのお姉さんたちの横に主催の「ごあいさつ」のパネルがあり、ゆっくりと読むことが出来なかったのが心残りでした。
他にもエジプトの写真なども展示してあったけど、それも列に阻まれ見ることが出来ませんでした。
もうちょっとどうにかならないのかと思いました。

■総評

「エジプトのミイラのコトを知ってもらおう!」というテーマで絞り込んであるせいか展示物は少量ながら、分かりやすくまとまっていたと思います。
ただ通路取りが悪く、変なところに観客の血栓が出来てウンザリしました。
主催の思うよりずっと観客の足は遅いってことを理解してくれないと、文字の多いショーケースの前にはすぐに人だかりが出来てしまいます。


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ファイル 4-2.gif ★3D映画

青いメガネをかけて映画を見ます。
昔の”飛び出る映画”って感じですが、思ったより迫力があり楽しめました。
次の世代に完全なミイラを残すため、ミイラの包帯を取らない画期的な調査法ということで、CTスキャンで細部までミイラを調査していくんですが、その映像は本当にすごいです。
特に頭蓋骨の内側とか胴体の中に入って心臓がどんな風になっているか…、今まで無理だと思われていた映像が次から次へと出てくるので驚嘆します。
科学の進歩ってすごいと思いました。

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Ⅰ.古代エジプトの世界へ

復元されたロゼッタストーンが展示されていました。
思っていた以上に壊される前のロゼッタストーンって大きかったみたいです。
複製を恭しくガラスケースに入れて展示してあったのですが、どうせ復元なんだから触れるようにしてくれてもいいんじゃないかな~と思いました。


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Ⅱ.神に仕える

神官たちが日々の儀式に使っていた品々が展示されていました。
特にめずらしい物はありませんでした。


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ファイル 4-3.gif Ⅲ.神官ネスペルエンネブウ

ミイラ映画の主役が彼です。
彼のミイラと棺が広いスペースに展示してありました。
映画で見るより木製の棺はずっと美しく艶やかなのに驚きです。

見どころはずばり「働くアンク」です。

今までこんなアンクを見たことがありませんでした。
っつーか見ていたのかもしれませんが、気がつくことはなかったのですが、このアンクだけは「一目惚れ」でした。
意外となまめかしい腕をしています。そしてこの細い腕で牛を一匹支えているのがスゴイです。
是非実物を見て欲しいです。なんとも不思議な魅力があります。

説明板には、「生命の象徴アンクが雄牛の乗る標章を支えている」と書いてありました。
場所は棺の膝頭あたりです。注意して見つけてください。

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Ⅳ.復活への願い

ここには神々の神像やミイラと共に埋葬されていた護符などが展示されていました。

見どころは、「ミイラの包帯」です。
包帯にヒエログリフで「死者の書」が書かれています。
包帯自体の質はさほど良い物ではありませんが、どんな香りがするのか、ちょっと鼻を近づけたくなります。

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Ⅴ.来世への旅立ち

意外と見どころの多いコーナーでした。

1.アクエンアテン王の印鑑指輪
新王国時代を象徴するアクエンアテン王の指輪がひっそりと展示されていました。
小さいので印鑑部分に何が描かれているのかハッキリしないのですが、王のファンには嬉しい展示物でした。

2.シャブティ像
いろんな時代のシャブティ像たちが並んでいるのですが、各時代の流行も感じ取れます。
昔は王の副葬品に入っていなかったそうです。
いつからか王もあの世で労働しなければならないという考えが広まり、シャブティが入れられるようになったとか。
今で言う派遣労働者って感じですね。

3.動物のミイラたち
魚のミイラにはビックリです。
動物のミイラは「包帯の巻き方が命」なんだそうです。
美しく巻かれていないと価値が下がるんだそうです。
猫のミイラのキッチリ巻かれた包帯を見ると、「なるほどねぇ~」と思いました。


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★おみやげ★

今回は大英博物館からの展示なので、ミヤゲも大英博物館直売所のような雰囲気でした。
驚いたことが一つ!
なんと「ロゼッタストーン・マウスパッド(2800円)」がデザイン一新されてました。
ぶっちゃけ以前の方が良かったです。
以前のは文字がちゃんと読めるんですが、今度のはボヤけていて、盤面にメリハリがないです。
文字好きには残念なリニューアル…どうしてこんなことになったのか不思議です。
それ以外にビックリしたのは、「ロゼッタストーン・リュックサック(4800円)」!
こんなモノを作ったのかぁぁぁ!!と驚きましたが、小学生(女の子)がパパにおねだりしていたので、子供は欲しがるんでしょうね、こういうの。
大人が持つには恥ずかしいです。

Tシャツも売れてたな~。
なんかみんな色々買ってました。
会場限定のミイラフィギュア(5000円位)もありました
私は手ぶらで帰りました。

ルーブル美術館所蔵古代エジプト展

ファイル 10-1.jpg L'HOMME EGYPTIEN D'APRES LES CHEPS D'CEUVRE DU LOUVRE
ルーヴルのエジプトコレクション、日本初上陸!

ルーブル美術館所蔵古代エジプト展

東京都美術館で開催 2005年8月2日~10月2日まで


▼夏休み真っ盛り! きっと過酷な展示会になるかと戦々恐々でしたが意外と空いてました。
やはり昨今のエジプト展ラッシュにお客もそろそろ食傷気味になってきたのでは…と思いつつ、老若男女が歩き回る会場を見ていると、相変わらずエジプト人気は健在だと思うし、やはり魅せるモノが多いので、満足な顔をして会場を後にする人が多かったです。

フランスは未到地なので、今回の展示はワクワクしていたのですが、いやぁ~主催はガンバってくれました。
大きな石像物がドカドカと展示されていて、「運送費は大丈夫なのか!?」と心配になるほどでした。
この遺物の巨大感、圧迫感は近頃の展示会にはなかったので、拍手喝采でした。


大絶賛したいのは、展示の方法です。
望み続けた「案内板のサイズと掲示位置」が理想通りの形だったので感動しました。
案内板の文字数も適量で、大きさも見やすく、とにかく展示品の上にきちんと掲示してあるので、人の頭ごしでも充分に読むことができました。
今まで展示物の下に置かれた、小さな文字で書かれた案内板を読もうとお客どうしが頭突きしあっていた現状を見てきただけに、このスタイルを今後も他の展示会で使ってくれるといいなぁ~と心から思いました。


■今回の入り口は…


チケットに印刷されているルーヴル屋敷の写真が正面に飾られていました。
で、その前にガラスのピラミッドを配置。見た目はチケットと同じ構図になるようにデザイン。
ピラミッドの中にはスフィンクスとピラミッドのスケッチ絵(作:ヴィヴァン・ドゥノン)を挿入。
現代と過去がミックスした面白いデザインでした。
地味ながらもセンス良くまとまっていたと思います。


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★第一章 ルーヴルとエジプト学

入り口を入ってすぐに『ナポレオン』の胸像が展示されていました。
「う~ん、さすがルーヴル」と不意打ちにニヤニヤしつつ、胸像の背後に置かれた絵のトンデモ・デザインに苦笑しました。
狭い砂漠に古代の建物だの、農民だのがゴチャゴチャと描かれている絵…実際のエジプトを知らない人がイメージだけで描き上げたようなイラストですが、これはこれで時代を感じさせます。

シャンポリオンの年表が興味深かったです。
彼もエジプトに行っているんですね。自分が解読した文字を読みにエジプトへ。
本物の文字を見た時、彼はどう思ったのかな~なんて思いました。

★石のシャブティ(紅花崗岩)
こんなデカイの初めて見た!
シャブティというと、木製の小さな人形ばかりだと思っていたので意外でした。
面白かったのは、ヴィヴァン・ドゥノンのスケッチが一緒に展示されていたこと。
実物とスケッチを見比べながら改めて見てみると、画家の目が細かい点を逃さず描きこんでいることを発見し驚きました。

★テディアのステラ(会場中央に展示)
珍しい親子揃い踏みの石像。
ホルス・オシリス・イシスの順で並んでいますが、やはりオシリスは左足を出さず両脇の神はそっと出していました。
神に対して服従している”証”、たとえ親子でもハッキリしているんだなぁ~と感心しました。


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ファイル 10-2.gif ★第二章 エジプト人の素顔に迫る

彫刻の練習に使われた板などが展示されていました。

★パイのピラミディオン(新王国第18王朝末1550-1295)
三角錐の石灰岩に彫られた彫刻達…見た目はどうってことはないんですが、衣装のプリーツがとても繊細で感動しました。

★イウイの座像(中王国第13王朝1766-1650)
ルーヴル美術館が2000年に買った物だそうです。
中王国時代末の特徴が出ているそうです。
なんとその特徴は「無愛想」
この像、よく見ると口角は上がっていて優しげな笑いをしているんですが、パッと目の印象は確かに無愛想かも。
言われてみれば他の石像も中王国時代のモノは無愛想ばかり。
私はその方が好きです。


ファイル 10-3.gif ★ジェドホルの石棺のふた(王朝末期 前4C頃)

巨大なフタです。厚さも高さもあり、誰もが「おぉぉぉぉ~」と口に出していました。
表面の色は渋い紫色、でも少し削られた岩肌は薄灰色で、そのコントラストが石棺に上品な印象を与えています。
女神の柔らかな体の線がそっと強調されるのは、ナナメ横に立った時なので、必ずその立ち位置から女神を見てみてください。
印影の付け方、肌面の処理の仕方に驚くはずです。

裏側のヒエログリフも見事です。キッチリと彫られた線。
この石材はグレーワッケ(砂岩の一種)だそうです。

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ファイル 10-4.gif ★第三章 人生を謳歌するエジプト人

エジプト人って貧しいながらも楽しい人生を送っていたようです。

★青銅製の鏡(中王国時代前2033-1710)今も信じられないほどピカピカと光り輝いていました!
どうやって腐食を免れたのか、とても不思議!
砂漠だから錆びなかったのかな…。
4000年も前の鏡に自分の顔が映るという事が面白くて、何度も列に並んで鏡に顔を映しニヤニヤしました。
柄は黒檀、持ち手はアカシアだそうです。

ファイル 10-5.gif ★かみそり(新王国1550-1295)
当時は毛を剃りまくりだったので、かみそりも活躍しました。
こちらは錆びているので、刃先がどれくらい鋭いかは分からないのですが、ちょっと使いづらい形だと思います。

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★第四章 働くエジプト人

牛とか農民とか…色々。


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★第五章 ファラオ:半神半身

王の像や王が描かれた壁画などが展示されていました。

チケットに印刷されている王の像はここにありました。
『センウセルト3世座像』(中王国時代第12王朝1862-1843)
説明板には「王家の図像学の歴史の中で最も感動をよぶもの」とありました。
確かに均整の取れた肉体、細部に到るまで丁寧に彫刻され、彫像としての美しさも素晴らしいです。
でも私は”なで肩”が気になるので、それほど感動はしなかったです。人それぞれですね。

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★第六章 エジプト人神々

カバや猫の像が多数。
ルーヴルの青カバはムラがなく、美しいモノでした。
お尻が可愛いので、必見です!


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★第七章 エジプト人と死

来世に生まれ変わる事を願ったエジプト人が考えた延命作は以下の通りだそうです。


■ミイラ化による遺体の保存
■生前の姿を伝える彫像や図像の製作
■葬式儀式の実行(開口の儀式や供物奉納儀式)

とうわけで、ミイラ登場!?と思ったら、ミイラはなく棺だけ来日。
でもビューティーな装飾にドキドキです。
お気に入りは『歌い手タアネトミイト』の棺。
カルトナージュ製(しっくいであま布を固めたモノ)
これは地の白色も美しいのですが、覆い被さるように広げられた赤と黒のツバサの色合いが絶妙で、今までの棺にはない斬新なデザインで目を魅ひきました。


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★★おみやげチェック★★


久々に買い物しました(゚∀゚)ノ
絵はがきはダメだったけど、クリアファイルが気に入りました。
A5サイズのクリアファイルは以前から欲しかったのですが、今回、青カバの絵が印刷されたモノがあったので速攻でゲット!
あと他にバステト神(クロネコ)もあったので、これもゲットしました。
他にもピンやハンカチ、Tシャツなどなど…。
売り場も大混雑でした。

気になったのは、メガネ拭き(850円)がなぜか完売。
ヒエログリフ模様が先に売れ、それ以外(カバ)は在庫あり。
「なんでこんなモノが完売に…」ちょっと不思議でしたが、珍しいと言えば珍しいので、お客も目ざとい人が多いみたいです。やはり実用的で、それでいてエジプトデザインの物は欲しくなるよね。

ベルリンの至宝展

ファイル 14-1.jpg Masterpieces of the Museum Island, Berlin - Visions of the Divine in the Sanctuary of Art
よみがえる美の聖域-世界遺産・博物館島

ベルリンの至宝展

東京国立博物館で開催 2005年4月5日~6月12日まで


▼桜を目指して多くの人が上野に集まっていましたが、東博はいつものようにマッタリとした人の流れでした。

今回の展示会は入口の場所がエスカレートを上がったトコロから出発するのではなく、後ろの方が入口になっていて、その分よけいに歩かされるのが不満でした。
何のためにそんなレイアウトにしたのかな? と疑問も残ります。


▼今回はなるべく博物館の全貌を見せたいという主催側の意図が明確に出ていて、扱う地域は広いけれど、展示の内容は浅かったです。

ベルリンの所蔵品はすごいと聞いていたので、前知識もなく展示品を見ましたが、まぁ…確かに美品ではあるが、「これは!」という品がなかったので、やっぱり全体の印象としては薄さを感じました。
まぁ…本当のお宝は本国にあるんでしょうが、せっかくの日本展示なのだし気合いを見せて欲しかったです。

■今回の入り口は…


あまりにシンプル過ぎて、ちょっと悲しくなりました。
入り口正面には博物館島の写真がヒソリと飾ってあり、その脇に一本のギリシャ風の柱が立っていて、これが唯一、趣を添えていましたが、もうちょっとどうにか装飾つけても良かったんじゃないでしょうか。
私はベルリン博物館が一つの島をなしていたなんてことを知らなかったので、写真自体には強烈なインパクトを受けましたが、やっぱり入口で「おぉぉぉぉ」と驚きたいんです。
展示会に対する主催の意気込みを感じたいんです。
それが写真一枚ですからね…まぁ…ふ~んって感じでした(-_-;)


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★古代への憧れ

入口を入ってすぐの円形ホールに数体の彫像が飾ってありました。
どうもこれは旧博物館の円形大広間を模しているらしい。
でも誰もその空間を楽しんでいないのがちょっともったいないと思いました。


ファイル 14-2.gif ★先史美術

『ベルリンの黄金帽』
ドイツ南部出土(紀元前10-8世紀)
「時の君主 road of time」が被ったと言われる帽子ですが、金製だし、頭に当たる部分は固いしで、被り心地は悪そうです。
でも、魔法使いの帽子みたいで可愛いなぁ~と思いました。

★エジプト美術

■ベルリン博物館の収蔵品におけるエジプト文物の中では、新王国時代-第18王朝の華! テル・エル・アマルナ(アケトアトン)からの出土品が有名ということで、日本にも数点が来ました。

エジプトコーナーに点在する18王朝モノは巨大な「セクメト像」や巨大なヒツジ像などもありますが、やっぱりアマルナ時代の展示品が群を抜いて素晴らしかったです。
特にチケットにも顔が載っている、『ティイ王妃の頭部』は凄みのある表情をしていて、とても印象的でした。
この像を見た時、「ティィ王妃ってアフリカ系?」という印象を持ちました。
このティィ王妃像とネフェルティティ王妃像を比べると、当時の王宮にはいろんな顔をした人たちがいたんだな~と思いました。
ネフェルテイティの頭部は完璧な美を形にしていて、やっぱりこの女王は美人だな~と感動しました。

ちょこんと展示されていた、『ヒヒ』の像はエジプト最古の石彫の一つで、その台座には古い象形文字が描かれているらしいのですが、線が浅く、確認出来ませんでした。
ちょっと残念です。

腰羽目石板の浮彫::鳥頭の精霊(前950年頃)
トルコ、サマアル出土 ★古代西アジア美術

ファイル 14-3.gif←ここのコーナーで一番、綺麗だな~と思ったのが石版に彫られた精霊です。
頭の形が「鳥」になっているらしいですが、ちょっと輪郭が定かではないのが残念。
でも腰から伸びた羽に愛嬌があって、私はこういう像が好きです。


★ギリシャ・ローマ美術

ここでの目玉は大理石で出来た『カラカラ帝の胸像』です。
カラカラ帝っていうのは、私の中では神経質そうな男という感じなんですが、逞しい胸像から受ける印象は理知的で思慮深く、尊敬される皇帝にしか見えないです。
まぁ…胸像なんてものは依頼主を喜ばせるために作るわけだから、それももっともなんだけど。

★イスラム美術

コーランが書かれた『コーラン:第一章-開扉』と祈祷用の絨毯が、素晴らしかったです。
絨毯を劣化させないように照明を暗くしていたため、地味なコーナーになっていましたが、それがむしろ心をリラックスさせる効果が生まれていたような気がします。


★コイン・コレクション

なんだか多くの人が真剣にガラスケースを覗いていました。
私はあまり興味がないので、ざっと見ただけですが、やっぱりお金にみんな興味があるのかねぇ~なんて失礼な事を考えてしまいました。
硬貨の図章は神様を中心に展示してありました。好きな人にはたまらない企画かもしれません。

★ビザンチン美術

あまりめぼしいモノはなかったです。


★中世ヨーロッパ彫刻

ここでの目玉は、1150年頃作の『磔刑』かな。
生気のないキリスト様ですが、昔っぽくて味があります。

★ヨーロッパ古典絵画

多くの観客がボッティチェリの『ヴィーナス』に足を止めていました。
確かに繊細に描かれた金髪がとっても美しいですが、これだけポンと見せられてもあんまり感動しませんでした。
ボッティチェリは背景の美しさもお楽しみのひとつなので、どんな美人さんでも単体では自分的にはふ~んでした。


★ヨーロッパ近代美術

若いカップルが、沼地に一本だけ生えている木の絵に感動しまくってました。


■その他、注目

エジプトコーナーに展示されていたマスクに民衆文字(デモティック)で書かれた文字がありました。
死者のマスクには「ヒエログリフ」と思っていたので意外でした。


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★★おみやげチェック★★


高い。絵はがきも地味。
キーホルダーに心が動きましたが高い。
クリアファイルは種類が多かったです。
宝石コーナーは5000円からの品揃えで、女性客に人気でした。
パピルスも売ってましたが、小さくても高い。
絵もヘッポコ。複製というより我流で勝手に描いているモノが多かったです。

大英博物館の至宝展

ファイル 20-1.jpg Treasures from the World's Cultures : The British Museum after 250 Years
創立250周年記念-世界一周1万年の旅

大英博物館の至宝展


東京都美術館で開催 2003年10月18日~12月14日まで


▼今回は初日にガツンと行ってきました(^_^)v

やはり大英帝国の人気はスゴイですね~。朝から大混雑!
観覧者が次から次へと入場してきて、もうワッショイワッショイなお祭り状態でした。

▼今回の注目は…特になかったです。

どれもそれなりに素晴らしいので甲乙つけ難い。
おまけに展示方法も『博覧会』的だったので、取り立てて書くこともなし。
という訳で、今回の感想はあっさりです。
でも個人的に気になるモノもあったので、それは後でご紹介します。

■入り口のほぉぉぉ~


入り口正面にシンプルな丸い円盤があって、その飾りっ気なさにむしろセンスの良さを感じたりしたんですが、横に目をそらすとトンデモないモノが目に飛び込んできました。
一見するとド派手な門!でもよく見ると「ヨーロッパにありそうなインチキ古物商の店先」を撮したようなパネル!
「なにこれ~悪趣味~(^_^;)」と思ったのですが、目録によると「古代からフィディアスに至るまでの彫刻と絵画作品のアサンブラージュ」という長いタイトルのついた絵画であることが判明。
これはこれでおもしろいぁ~と思いました。
まさに全展示作品の胡散臭さを象徴する絵だと思いました(^-^)。

■『人面有翼ライオン像の到着』と題されたニュース記事がおもしろかった。
なんと正面玄関からあのデカイ像を搬入したんですねぇ~。
裏口って当時はなかったのかな…(^_^;)


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■最初の部屋

シュメールの石板、ガンダーラ仏の石板、キリスト聖遺物、アフリカ・ベニ族の銅版なんかをパッと展示して、「これからこんなモノを見てもらいますよぉ~」な工夫は面白かったです。

★今回は多地域&多時代なので、適当に見学して目に入ったモノを順番に料理しようと思いますのでよろしく。


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ファイル 20-2.gif ★古代オリエント世界

アニメのページを作成するため、バビロニア神話もちょっと調べたことがあったお陰で、以前より面白く観察することができました(^_^)v。

新アッシリアの「血を吐くライオン」のレリーフや「印章」が面白かったです。
印章に『イシュタール女神』が刻印されているものがあり、チョット感動!


ココでの特筆はもちろん中央に展示されているリュート(竪琴)ですが、頭部の黄金やヒゲのラピスラズリより見て欲しいのは喉元に象眼された神話の世界。
特に怪鳥「アンズー」の姿を生で見るのは初めてだったので少々興奮気味にガラスに張り付いてしまった。怪しい行動でした(^_^;)。

↑牛頭のある女王のリラ(シュメール/ウル/2600~2400)

ファイル 20-3.gif ←アン・ズーについて

バビロニア神話の中に「アン・ズー」という名を持つ、雷神の性質をもつ邪悪な巨鳥がいます。
この怪鳥は鷲の体にライオンの頭を持つという、なんとも恐ろしい姿をしていました。

もともと神々の神殿を守護するとされた霊鳥だったのですが、生意気にも 『神々の王として君臨したい』 という邪念を持ち、主神エンリルが、身体を水で清めている隙に全てを統率する力を授けると云われている「天命の書板」を盗みだし、聖なる山に隠れてしまったそうです。

最後は「七つの戦の風」を支配する戦いの神ニヌルタとの闘いになり、書板を奪い返されてしまったそうです。

参考:遊戯王の謎


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地中海域の諸文化


ファイル 20-4.gif■ 日本ではなかなか見ることができないチュニジアの『ターニットの碑』が目玉かな…(^-^)
チュニジアで見た時は神秘的に思えましたが、こうやって冷静に一個だけを見てみると、彫りが雑だな~と思いましたが、この彫りの雑さがまた怖さを増すなぁ~と思ったり…。
そういえば碑を紹介する説明板には「生贄」の言葉がなかったなぁ~。
最近は生け贄否定説が主流なのかもしれないな…と思いました。


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◆古代エジプトとスーダン


■ 見所


エジプトの展示は『21王朝中心』となっていましたが、18王朝の宝飾品などもこっそり展示されていました。

★ヌビアのケルスの壺
エジプトの土器とよく似ている。全体は赤焦げ茶。でも上部が黒く焦げていて、エジプトでよく見られる土器のタイプと似ていました。

★疲れ切った表情のラメセス4世(前1750~1500)に王様家業の辛さを見た。

★古代エジプト人の襟元を飾った『18王朝の首飾り』はその精巧さ、美しさ…本当に素晴らしい名品です。

★ミイラは21王朝のモノ。包帯グルグル巻きで見ているこちらが息苦しさを感じるほどでした。
できれば匂いとか嗅いでみたかったのですが、スキマがなく(当たり前だけど…)、ちょっと残念でした。

★ミイラ棺の蓋
3点ならんだ蓋の真ん中にあるのが、タイタニックで話題になった「アンラッキーミイラ」の蓋みたいです。っていうか私はその情報を知らなかったので、帰宅してから「そうだったのか…!!」と…(^_^;)
実物は「綺麗な蓋だねぇ~」という感想しかないですが、そんなオカルト話を知っていたら、もっと注目したかも。
でも回りのお客さんもあまり反応していませんでしたね。

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ヨーロッパとかいろんな国


■ 見所

★ハドリアヌス帝とその愛人アンティノゥス
二階に上がって最初に展示されている品がこの二人の胸像です。

ハドリアヌス帝の見た目は思慮深いお顔。まさに皇帝の威厳が漂ってきています。
そしてその寵愛を受けたという美青年アンティノゥス…。もう惚れ惚れするほどの美形(笑)。
その可愛らしいクチビルのなんと妖艶なこと!!

是非、天下の美青年をその目で確かめていただきたい(^-^)


■その他、注目

◎1万2500年前の石刻→ひっかきキズと似ている。馬などが刻まれているそうです。
◎アトス山のイコン→心惹かれ、食い入るように見つめる女性を多数目撃!!
◎日本の銅鐸→こんなモノも英国に!?
◎ハワイの巨像→デカすぎ!

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★★おみやげチェック★★


現地でも高いと感じましたが、日本で見ても高いねぇ~。
でもマニアの心をくすぐる一品ばかりなので、微妙です(*^_^*)

★ロゼッタストーン関係

スカーフ=13,000円(たぶんシルクだと思う)
ハンカチ=1000円(手を拭くだけなのに…)

マウスパッド=3,000円(私も持ってます(^_^)v)ちょっと大きいけどマニアにお勧め。毎日使っているけれど、キズも付かないし、丈夫ですよ。

★その他

アンク十字ネックレス=4,000円(銀製だと思う)
クリアファイル=350円
絵はがき=100円(竪琴もあるよ!!!)

■ハリーポッターの影響か、『ルイス島のチェス』をモチーフにした商品も多かったです。

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