最初に浮かんだ言葉は、「美味しそう~」でした。・(ノ∀`)・。ゴメンナサイ。
アニメの影響なのか、どうもマンモスって「遺物」というより「食材」として認識してしまうらしい…。
そんな肉に飢えた私が観たマンモーは、電子レンジの中で「チン」を待つ状態でした。
マンモーのケースはそれ自体が冷凍コンテナのようになっていて、銀色の壁が鈍く光るだけの寒々しい印象でした。
パンフレットで見た「洞窟の中に置き忘れられたような頭部」を期待していたので、その気持ちをあっさりと裏切られたのは悔しかったです。
解説によると、マイナス18度に保たないとダメということで展示になど凝っていられないということなんでしょうね。
そのかわり、入口ホールには等身大に復元したマンモー(毛だらけ)が展示してありました。
おっきぃぃぃ~。そして毛が長い! 牙も大きい!!
イメージ通りのマンモーに会えて私も感激だったし、まわりのお客さんも喜んでました。
第1展示室では当時の動物たちの絵とか名前、マンモーが発掘された現場のビデオ映像など、基礎編の展示。
第2展示室では、復元マンモーと歯(さわれる)や牙の展示。
そしてユカギルマンモーが出土した「サハ共和国」の紹介ビデオが上映されていました。
今回、冷凍マンモーも面白かったけど、この「サハ共和国」の紹介ビデオがメチャクチャ興味深かったです。
普通の自然ビデオなんだけど、これが「永久凍土を持つ国の自然!? こんなに豊か? こんなに美しいの???」と思わずつぶやいて、見入ってしまいました。
永久凍土のイメージは「固く締まった大地、草木も生えず、荒野が広がるばかり~」
ところが解説によると、凍土の下には地下水の川が流れ、それが大地を豊かに潤しているんだそうです。
凍土の方が普通の土より水分の保有率が高いとも書いてありました。
多くの渡り鳥の故郷がこのサハ共和国だということも知りました。
映像に出てくる自然の豊かさ!この私もつい「行ってみたい」とつぶやいてしまうほどでした。
マンモーは今から、4000年前まではシベリアの小さな島にまだ生息していたそうです。
でも身体も最盛期より小ぶりになってしまったとか…。
マンモーが絶滅した理由は分かっていないそうですが、気候の変化、人間の乱獲等々、それらが重なったのではないかとも言われているそうです。
マンモーの毛も展示されていました。
金髪で、マネキンの髪の毛のようでした。
マンモーの毛は人間の6倍もあるそうです。
上と下の2層構造で、上は固く、下は柔らかく長めの毛が生えていたそうです。
■冷凍マンモス
鼻がない。ちょっと残念。でも牙がすごい。
頭の上に残った毛がしっかり残っているのがスゴイ。
--------------------------------------------------------------------------------
★お土産レポ!
なぁ~んと、マンモスの牙で作った「ミニ牙」がついた、「首から提げるキーホルダー」が売ってました。
牙は貴重な遺物と思っていたので、ビックリ。
マンモスの牙で彫ったマンモス人形はなんと、1万円超の値段が!!
クッキーやケーキもありましたが缶や箱のデザインが暗めでした。
そういえば、絵葉書は売ってませんでした。めずらしい~!