遺跡馬鹿の普通感想

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義経感想-第43回「堀河夜討」

『凋落』という言葉がピッタリな回でした…。・(*ノД`*)・。。
それもこれも、バカ兄・頼朝さんのせいかと思うと悔しいやら腹立たしいやらでゴザイマス。

義経さんを飢えさせるために「伊予」を取り上げる…。
それを知って、いきなり「頼朝」と 呼び 捨 て !
ビクっとした表情の弁慶が印象的でした。
やはりこの時代、領地こそ大事。
特に郎党を抱える義経にとって、「飯の確保」は大きな問題だし、そもそも法皇サマから頂いた所領を頼朝さんが地頭を置いて横取りするというケチ臭い手段が、義経さんの我慢の限界を超えさせてしまったんでしょうね。

しかし義経の決起にあたり、誰も手を貸そうというモノが現れないなんて…。
その絶望感に義経は打ちのめされるんじゃないかと思ったんですが、予想に反して本人があっさりとそれを認めていたのが気になりました。
やはり義経の胸の中には京を戦場にすることだけは避けたいという想いがあったんですね。
もし一人でも武将が参加を表明していたら、義経は平泉には行かなかったかもしれない。
で、気の進まぬ京での戦をしていたかもしれない。
そう思うと、この孤立も義経の気持ちを察した天の温情なのかもしれません。
でも誰も味方になってくれないなんて…普通の人だったら立ち直れないほどのショックでしょう。
そういった意味では義経は本当に孤独で、自分のコトになるとグッと引きこもる性質なんだと思いました。
まったく寂しいヤツです。

今回の見どころは刺客が襲ってきた時に、なぎなたを持って現れた静と萌さんでしょうか(笑)
どれほどの使い手かは分かりませんが、「勇ましいこった!」と思いました。
特に萌さんは「深窓の令嬢」というイメージがあったので、特にビックリしました。
義経は愛されているな~と思いました。
もちろんタッキー義経の殺陣もカッコ良かったです。
キビキビと刀を振るう義経は惚れ惚れします。
今回は寂しげな表情が多かったので、刺客たちを相手に立ち回り、興奮気味な義経さんにドキドキしました。

土佐坊のお母さん話にもらい泣き~(つД`)
あの顔で優しいコトを言うから同情しちゃった。

来週は死んだアノ人が出るみたいですね。
お化けキライの私ですが、ワクワクしながら来週を待ちたいと思います。