遺跡馬鹿の普通感想

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義経感想 第47回「安宅の関」

画面を見ているだけで涙ボロボロでした…。・(つд`)・。
まさかこんなに泣ける話に仕上がっていたとは…油断していました。

小屋の中で弁慶が義経に一目惚れした経緯を話しているところがありました。
義経への愛をまわりから冷やかされつつも淡々と語る弁慶が印象的でした。
「一目見た時から家来になりたい」って…まるでプロポーズのようなセリフ(´ω`*)
そんな言葉を聞いた後だったので、よけいに今回の殴打事件は弁慶のつらさが伝わってきました。
義経もそんな弁慶の気持ちを感じ、なされるままになっている姿にまた涙が…。
そしてそんな主従のやりとりを見て、心がどんどん切なさで一杯になっていく富樫の気持ちを蓮司さんは好演していました。

それにしても、まさか笛を見とがめられるとは…。
酔っぱらっているとはいえ富樫の眼力のスゴサに「おおおぉ!」と思いました。
そして勧進を読み上げる弁慶@マツケンさんの貫禄にシビれました。
歌舞伎だと、勧進帳をのぞき込もうとする富樫とそれをすんでのところで阻止する弁慶の見得があるんですが、それをドラマでは省略されていたのは、ちょっと残念。
すんなりと勧進を読み上げてしまったのが、もったいないような気もしました。

巴御前が子供をおんぶして再登場したのには驚きました。
オープニングに名前があるのを見て「え????」と思っていたのですが、まさか普通の村人の奥さんになっていたとは。
この人も世の栄華に身を置いたこともあったのに…。
でも落ちぶれたとは思えなかったです。
それはきっとあの笑顔のせいかな~。
なんだか母になってたくましさが増して、さらにカッコ良い女性になったと思います。

冬山をわらぞうりだけで歩いていく義経一行…。
背嚢にぶらさがった予備のぞうりがよけいに惨めさを演出していました。
薄汚れた衣服、蓬髪、そしてやつれた顔…ついこの間までは都で華やかな暮らしをしていたのに…。
そう思うとさらに胸が締め付けられましたが、来週はどうやら平泉到着ですね。
こざっぱりと着替えて、綺麗な着物の義経はやはり目の保養です。

御館サマの登場で、やっと義経たちに光が当たるのかとおもいきや…すぐに暗雲が迫っているみたいです。
たとえ無理だと分かっていても、彼らが夢見た「新しき国」が現実になることを願ってしまいます。