遺跡馬鹿の普通感想

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義経感想-第44回 「静よさらば」

亡霊となった知盛殿があまりにセクシーで、ちょっとドキドキしました。
特に顔のアップがエロかったです。
そもそも海に沈んだ人なのだから、頭から昆布とか尻をサメに囓られているとか、そんな汚れた姿を想像していたのですが、予想に反して美しかったです。
生気のない肌が印象的でした。

生気のない肌…といえば、久々に登場の三輪天狗!!
まっちろ白塗りなのに妙になまめかしく(笑)、目が釘付けっつーか、よそ見したら画面から怒鳴られそうな感じでした。
修験者の衣装がパンパンだったのが気になりましたが、あの存在感はさすがでした。
でも登場の仕方が唐突で、「???」というマークが頭を駆けめぐりました。
あれは伝記などに残っているモノなの? それともこの番組独自の演出なの?
もしスタッフが考え出したシーンだとしたら、ちょっと興醒めですね。
絶体絶命の危機を超常現象が救う! なんてのは、ファンタジーの世界です。
でもこれはドラマだから、なんでもアリということで納得しておきます。

なんでもアリと言えば、船上で念仏を唱えて知盛を調伏した弁慶には驚きました!
「お前さんにそんな法力があったのか!!!」と、100万回くらい言いました。
ちょっと弁慶を見直しました。

頼朝と会った知康@草刈さんは、頼朝さんの言葉攻めにタジタジで、彼らしくない姿にちょっと泣きました。
もっと対等に、いやそれ以上に頼朝を手玉にとって欲しかったのに、なにあれ~言われっぱなし。
法皇サマの立場が弱いのは分かるけど、それを言葉一つで有利に導くのが彼の仕事なのにね…。

義経と静の別れのシーン。
毅然とした態度の静が個人的には気に入っています。
あそこでワーワー泣くのは彼女らしくない。
別の女優さんだったら派手に泣いても良いけど、彼女だとダメでしょうね。
彼女の個性に合わせた演出に見えました。

今回はリアルタイムで観られなかったので、ちょっと残念でした。

義経感想-第43回「堀河夜討」

『凋落』という言葉がピッタリな回でした…。・(*ノД`*)・。。
それもこれも、バカ兄・頼朝さんのせいかと思うと悔しいやら腹立たしいやらでゴザイマス。

義経さんを飢えさせるために「伊予」を取り上げる…。
それを知って、いきなり「頼朝」と 呼び 捨 て !
ビクっとした表情の弁慶が印象的でした。
やはりこの時代、領地こそ大事。
特に郎党を抱える義経にとって、「飯の確保」は大きな問題だし、そもそも法皇サマから頂いた所領を頼朝さんが地頭を置いて横取りするというケチ臭い手段が、義経さんの我慢の限界を超えさせてしまったんでしょうね。

しかし義経の決起にあたり、誰も手を貸そうというモノが現れないなんて…。
その絶望感に義経は打ちのめされるんじゃないかと思ったんですが、予想に反して本人があっさりとそれを認めていたのが気になりました。
やはり義経の胸の中には京を戦場にすることだけは避けたいという想いがあったんですね。
もし一人でも武将が参加を表明していたら、義経は平泉には行かなかったかもしれない。
で、気の進まぬ京での戦をしていたかもしれない。
そう思うと、この孤立も義経の気持ちを察した天の温情なのかもしれません。
でも誰も味方になってくれないなんて…普通の人だったら立ち直れないほどのショックでしょう。
そういった意味では義経は本当に孤独で、自分のコトになるとグッと引きこもる性質なんだと思いました。
まったく寂しいヤツです。

今回の見どころは刺客が襲ってきた時に、なぎなたを持って現れた静と萌さんでしょうか(笑)
どれほどの使い手かは分かりませんが、「勇ましいこった!」と思いました。
特に萌さんは「深窓の令嬢」というイメージがあったので、特にビックリしました。
義経は愛されているな~と思いました。
もちろんタッキー義経の殺陣もカッコ良かったです。
キビキビと刀を振るう義経は惚れ惚れします。
今回は寂しげな表情が多かったので、刺客たちを相手に立ち回り、興奮気味な義経さんにドキドキしました。

土佐坊のお母さん話にもらい泣き~(つД`)
あの顔で優しいコトを言うから同情しちゃった。

来週は死んだアノ人が出るみたいですね。
お化けキライの私ですが、ワクワクしながら来週を待ちたいと思います。

義経感想-第42回 「鎌倉の陰謀」

ファイル 4-1.gif政子、恐ぇぇぇぇ。。゛(ノ>_<)ノ ヒィ

鬼嫁を飛び越え、悪魔ですよ、あれは!!
ジットリと頼朝さんを見つめる顔が恐かった~。
「私にまかせろ」って、つまりは「暗殺をまかせろ」ってコトでしょう!?
そんなおっそろしいコトを笑顔まじりで言い寄る政子は、マジ恐いです。

しかし頼朝さんもすでに正気を失っているとしか思えないです。
自分の目の前で可愛い弟を討伐するだの、なんだのの会話をじっと聞いているなんて…。
異常な事態に陥っていることがわからなくなっているんですね。
それもこれも、「肉親の情」というトラウマに縛られている自分の業の深さに気づかず、自分の考えは正しいという狂気にはまっているように見えます。
まわりもなぁ~。
大江さん辺りがこの異常事態を収めてくれるんじゃないかと期待していたんですが、この人も日和見だからな…。

行家さんが出ました。
綺麗な着物を着ていましたが、今はどうやって生活しているのかな?
でも中身は変わらないですね~。
相変わらずツバを飛ばす勢いでしゃべりまくる姿に笑いました。
常に嵐を呼ぶ男!

今日は静、萌、うつぼ、お徳と義経を囲む4人の女が出ましたね。
それぞれの未来がちょこっと語られていて面白かったです。
お徳さんは本当に組み紐一筋なんですね…。
裏でもっとすごい商売でもしているのかと思っていたのに、意外と地味な人なんだと思いました。
うつぼはセリフも良く分からないし、一人で生きていくからどうとか…。
ダンナが死んでも未亡人っぽくないのはちょっと変ですね。
萌タンと静はどうなるのかな~。
特に萌タンは義経に「そのままで良い」と言われても嬉しそうじゃなかったのが気になりました。
内心では「鎌倉に帰れ」と言って欲しかったのかな…と思ったりしました。

■今日の法皇サマ
頼朝さんが義経の所領を取り上げたと聞くやいなや、すぐに「伊予守」というご褒美で義経の歓心を買おうというテクニック!
さすがでございます。
こういう機転が利くところは、「亀の甲より年の功」ですね。
相変わらず鎌倉殿に伺いも立てずに受けてしまったことをアレコレと悩む家来たちでしたが、頼朝さんはすでに義経から所領を取り上げて居るんだから、いまさら義理立てすることもないだろうな…と思いつつ、でもこの事が口実となって、「義経討つべし」となるのは避けたいところです。
でも予告を見ると、なにやら不穏な動きもあるようだし…。
義経さんが「頼朝」と呼び捨てにしただけでも心臓がバクバクでした。
来週もドキドキしながら待ちたいです。

義経感想-第41回「兄弟絶縁]

あぁ、宗タン…。・(つд`)・。
最後の最後まで自分に正直な人でした。

屏風に石を投げつけたエピソードがこんなトコロで登場するとは思いませんでした。
あの時は「このクソガキが~」くらいにしか思わなかったけど、こうやって大人になった宗タンがシミジミと語ってくれたりすると、子供の嫉妬も奥が深いなぁ~と思いました。
確かにあの頃の清盛さんは牛若にゾッコンだったもんな…。
嫉妬してしまう気持ちも良く分かります。

最後に息子の命乞いをするシーンも感動したけど、息子・清宗の「いまさら無理でしょう…」発言にもハッとしました。
頼朝さんが何を恐れているか…この若者はちゃんと理解していて、父より人の機微を感じ取るのが優れているみたい。
彼がもっと早く成長し、無能な父を補佐していたらと思いました。

そしてついに義経は頼朝さんと決別しましたね。
でも、そうは言っても、まだ心は未練でいっぱいなんだろうな。
けれど宗盛親子の斬首の件で頼朝さんが自分を疑っていることを悟ってしまう…。
普段はボーっと検討違いのコトばかりしているのに、この時だけは状況判断が的確で、スゴっ!とか思ってしまいました。
しかし頼朝さんは義経が宗タンと手を組んで自分に反旗を翻すかも…なんて本当に考えたのだろうか?
あんなに濃ゆいラブレターを送ってきた可愛い弟が自分を討つと?
あまりに突然の事態に不自然さを感じました。

重衡さんと奥さんの別れのシーン…泣いたけど、髪を噛みちぎったコトに驚きました。
あんなコトできるの!? よっぽどチカラを入れないと無理だよね。
それだけ想いの強さが分かりますね。
しかし、奥様(輔子)綺麗すぎ! あんな麗しい瞳で見つめられては重衡さんもこの世に未練が残っちゃうでしょう。
でも最後まで素敵な夫婦でした。


都で義経の帰りを待っている法皇さま…。もう~あの目は何!
丹後局も知康もふくんだような笑いをするし~!!
ちょっとしか登場しないのに、毎回、インパクトが デ・カ・す・ぎ です!!

来週はこの妖魔殿に義経さんが向かうらしい。
何も起きないことを願いつつ、来週まで寝て待つ!!

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